作曲家異世界で無双?

Ren

5話神との会話Ⅲ

扉を開けたその先に居たのは三人の女の人だった。
「あらもう来たのね。私は生活の女神リヴよ。よろしく。」
「私は料理の女神リアよ。よろしく。」
「妾は大地の女神アスよ。精霊の親だ。」
勇利・奏歌「よろしく。」
リヴ「私は生活魔法と生活の知識と寵愛の加護をあげる。」
勇利「ありがとうございます。」
奏歌「ありがとうございます。」
リア「奏歌君、貴方に料理の知識と寵愛を。」
奏歌「俺だけですか?」
リア「そうよ。勇利君は貴方の作る料理の虜になってしまって力上げれなさそうなのよ。」
奏歌「何故です?」
リア「私の加護は料理を楽しむものにあげるので勇利君のような誰かの料理に虜になった者は上げれないのよ。一応生活の女神の力があるからある程度の物は作れると思うけど。多分作る事さえ余りないかもね。時より君が作るのを手伝ってって言ったら手伝うくらいなんじゃないかな?」
奏歌「そうです。一時期は一人暮らしだからたまに作っていたみたいだけど。今じゃ俺の作るもの以外は美味しくないって言って誰かからプレゼントされても断ったりするんですよ。食べても吐きそうとか言うしどうしてでしょうか?」
リア「そうね。それはもう貴方の料理しか食べれないっていう精神的問題ね。私のを食べて貰おうかしら?」
奏歌「お願いします。」
なんて2人でこそこそと話してる間リヴが時間を稼いでくれていた。そして勇利にリアの料理を食べさせるとこうなった。
勇利「なにこれ?」
奏歌「いいから食べて」
勇利「?わかった。」
食べた瞬間嫌そうな顔をして嫌だと頭を横に振る。緊急対応として俺に口移しをした。これはどうしても危ない時最後の手段としてそうしている。もう慣れたが初めてされた時は驚き硬直した事を懐かしく思う。あれはルームシェアを初めてから俺の料理を食べ始めて1週間もしない頃女の子からお菓子を貰ったといって家のソファで二人並んで座り俺はテレビを見ていた。勇利は早速と言った感じでお菓子を食べた時それが起きた。いつもは美味しいとか感想を言ってるのに声さえしなくて気になり横を見た時びっくりしたいつも美味しいと表情からも出ている勇利が美味しくないという顔をしているまずそんな顔を見たことも無いがそんなこと思ってると勇利は閃いたように俺に顔を近づけ口移ししだした俺はされるがままだったがその後どうしてこうしたのか聞いたら不味くて耐えられなかった。キスしちゃってごめんとそして一度俺が食べてみたら不味くはなくて勇利にもう一個食べさせて見た口移ししても構わないという条件でまた不味いって顔をするからまた口移しをした。その後市販のお菓子と俺の手作りのお菓子を食べさせて見ると答えは市販を我慢してなら大丈夫俺の手作りは喜んで食べて居たこれで俺は理解した勇利にはなるべくお菓子を貰わないようにと勇利はもう不味いのは食べたくなかったようで誰にもお菓子を貰わないようにすると決意していた。食べたくなったら奏歌が作るのを条件にされたがしょうがないと思うことにした。おっと思い出話をするのは終わりで勇利に謝らな怒るからな。
奏歌「美味しくなかったのか?」
勇利「あぁ、あれは誰が作ったの?」
と少々切れているようだ。
奏歌「リアだよ。二人で勇利のその俺以外の作るものを食べれない体質をどうしようかという意味で料理の女神のリアならと思ったがダメだったか?」
勇利「あぁ、俺はやっぱり奏歌の作る奴がいいみたいだ。普通は美味しいって思うんだろうけどやっぱり俺は奏歌の作るものはいい。」
リア「あ、あのさ。」
奏歌「何?」
リア「その口移しって良くしてるの?」
奏歌「最近はないけど、昔は良くしてたね。」
勇利「あぁ、なるべくそうならないようにしてたけどな。」
リア「別に付き合ってるとかじゃないよね?奏歌も男だよね?あれ?女の子だったっけ?」
勇利「付き合ってないぞ。まあ別に奏歌がいいなら付き合うけどね。」
奏歌「俺は男だよ。」
リア「どうせなら創造神様に女の子にして貰う?」
奏歌「しなくていいよ。それと勇利俺を好きならまだしも軽い気持ちで言ったのならぶん殴るよ。あと俺が女なのか男なのか知る必要があるの?4人とも。それに神眼があるでしょ。」
リア「はっ!そうだった。」
リヴ「そう言えばそうね。」
アス「そうだった。」
勇利「軽い気持ちじゃないからね。だって奏歌が他の人に取られたら俺生きていけない。」
奏歌「それは食事でしょ!」
勇利「だって嫌なんだ奏歌が他の人と結婚したら。だから軽い気持ちじゃない。」
奏歌「それは同感だね。俺も安心したからな。お前が俺以外の作ったものが食べれないっていうことに。まずルームシェアなんて簡単にOKしないからね。で僕は男?女?どっち?」
リヴ「なにこれ?」
リア「どういうこと?」
奏歌「どうしたの?」
アス「性別が書かれてない。」
勇利「は?じゃあ嘘か本当か言葉で調べれば。」
リア「それで分かるなら。」
奏歌「俺は男です。どうだ?」
リヴ「灰色だよ。」
奏歌「私は女です。どう?」
リア「灰色だよ。」
奏歌「僕は両性です。どう?」
アス「…白です。」
勇利「つまり?」
奏歌「俺は女でもあり男という事だ。」
リア「奏歌は子を成すことも可能という事。つまりこの容姿だと男と女両方からの色目に耐えることになる。」
勇利「ところで。俺の告白OKでいいよね。遠回しにいいよと言われた気がするんだけど。」
奏歌「言ったよ。俺も勇利さん好きだから付き合うって。」
そう赤面したまま答えると後ろから抱きつかれた。
勇利「初めての告白が成功した。奏歌は可愛いね。」
奏歌「可愛いは余計だ。」
アス「さていろいろあったけど私からも加護の寵愛をあげる。私から加護を貰ったのだから精霊も見えるし精霊に愛されし者の称号を持つことになる。自然の声が聞こえるかもね。あと精霊楽器もプレゼントするね。精霊と仲がいい程いい音色が聞こえるのだから音楽の分野から外れちゃうんだ。」
リア「私は奏歌に料理道具をプレゼントするね。」
リヴ「私は野営に必要な物をプレゼントするね。」
勇利・奏歌「ありがとう」
アス「あとはそうね。勇利君」
勇利「はい」
アス「奏歌はもう親が居ないから変わりに言うけど、奏歌を幸せにしなさい。」
勇利「もちろんです。」
リア「奏歌貴方にも、勇利も親が居ないのだから私が変わりに勇利を支え続けなさい。」
奏歌「はい、勿論」
と笑顔で言うと急に勇利が抱き着いて来た。
奏歌「ど、どうした?」
勇利「可愛すぎる…絶対誰にもやらない。」
奏歌「可愛いは余計だが…俺も勇利を誰にもやらないよ。」
と微笑むと次は女神の三人に
リア「凛々しいわね。」
リヴ「これじゃあ男も女も堕ちるわね」
アス「勇利頑張れ!」
勇利「はいですがこんな笑顔俺以外見たことないですよ。家でたまにこんな風に笑顔になるから男でもいいとか思うんですよ。学校では全く笑わないんです。それが唯一救いです。」
リア「そうならないかもよ?」
勇利「何故です。」
奏歌「そりゃ好きな人の近くに居たら自然となるよ。」
勇利「まさか。家でのあれは」
アス「そう好きな人が同じ生活空間に居るから。」
勇利「可愛いすぎる。」
と言いながら抱きしめられる。
奏歌「早く離せ。」
勇利「えっ?!」
奏歌「…恥ずかしい。」
と顔を背けると
勇利「何この可愛い生物は?!」
リヴ「可愛いわね。」
リア「もう話はここまで次の部屋に行っておいで。」
奏歌「はい」
勇利「…はい」
そして次の部屋には…

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