作曲家異世界で無双?

Ren

3話神と会話Ⅰ

さてクラスメイトが落ち着いてきたな。やっぱり勇利の言葉はみんなに届いたか。まあプロの歌い手のようにしてしまったから声が届かないなんてことは無いだろう。おっとまた話が脱線してしまった。俺の性格だと自分の内側に入れたものに対しては甘い時と厳しい時の両方が8:2みたいな感じだからな。さて教室に閉じ込められて10分ぐらいだななんの進展も無しか。あれ?魔法陣が光りだしたな。なんて考えてるとその光は目を開けられないほどとなり次の瞬間浮遊したように感じたが急何処かに引っ張られるような感覚になったそこで俺の意識は失った。
その日謎の誘拐事件として迷宮入りした事件があった。その教室は危険と見なされ続けることとなった。



(ここは?)
周りを見渡すとクラスメイトが居る。そしてこの部屋?は白が一面広がっている。クラスメイト達は次々と起き上がって来ている。全員が起きた時声が響いた。
「ようこそ神界へフェトラに召喚されし者達よ」
(誰なんだ?あれ?声が出ない?)
周りの皆も声が出ず驚いている先ほどは状況がわからず声を上げなかったが今は目の前に人が居るそれだけで声を出す理由になったようだ。
「すまぬが人間がここで声を出すことは出来ぬ。」
(人間は声を出すことが出来ないのならあの人は誰なんだ?)
「我は時空の女神である。この空間を作りそなた達をここに呼んだものだ。」
(神様なのかならば納得出来る詐欺でないことを祈るだけだ)
「言っておくが詐欺では無い。心も読める。」
(まあ信じようか。)
「さてそなた達は魔法と剣の世界フェトラに召喚される。そこで君たちの為に能力をさずけようと思う。目の前にある扉に1人ずつ入れ最後また皆が集まった時最後の仕上げだ。扉を抜けるだけで能力を授かると思うが時には神が気に入って加護を与える事もある。加護があるから凄いという訳ではない向こうの世界ではほとんどの者が加護を持って居るからな。では1人ずつ扉を開け入って行くと良い。」
そうして我先にと皆入って行く。俺と勇利は列の最後の方にした。1番最後が俺でその前が勇利だ。そして勇利が入って行き俺も入って行く。
すると見えたのは1人の女の人と勇利そして俺は勇利の隣に居る。
奏歌「あれ?勇利なんでここに?って声が出る!?」
何故声が?
勇利「あれ?奏歌もここに?あっほんとだ声が出る!?」
「もういいかな?私は音楽の女神ニーナです。ニーナって呼んでね。」
勇利・奏歌「わかりました。ニーナ。」
奏歌「ところでニーナは何故俺達の前に姿を出したんですか?」
ニーナ「加護を与えるのと言って置きたいことがあってね。」
勇利「言って置きたいことですか?」
ニーナ「そう言って置きたいことが3つあるの。まず1つ目君たちが音楽に出会いそして歌い楽器を奏でてくれてありがとう。おかげで神々に争いがおきなかった。君たちの歌や楽器の奏でる音は私達の心も癒した。とても素敵だね。だから私から加護の寵愛を与えます。これが1つ目の話ね。何か質問は?」
勇利「ではひとついいですか?」
ニーナ「いいよ」
勇利「加護の寵愛とはなんですか?」
ニーナ「加護の寵愛は普通の加護とは違うのだからステータスには音楽の女神の寵愛ってなるね。」
奏歌「普通の加護とは違うとは?」
ニーナ「加護は護るで寵愛は愛つまり神に気に入られ愛されたってことね。まあ加護を貰えば気に入られたからまあ愛されてるって言っていいかもだけど寵愛の方が強力ね。質問は?もういい?」
勇利・奏歌「はい」
ニーナ「2つ目は君たちへのプレゼントねアイテムボックスに入ってるから楽しみにしてて。質問は?ある?」
奏歌「何故俺達にアイテムボックスと言うものがあるのですか?」
ニーナ「最初の扉の仕掛けだよ。最後の仕上げで創造神がその者にあった力を与える。それまでは加護を貰うことの出来る時間という訳ね。」
勇利「何となく理解出来ました。
ニーナ「じゃあ3つ目は召喚されたらすぐにその国から立ち去ること。理由は他の神が話すから安心して。貴方達は神々に愛された者になるのだからね」
奏歌「神々に愛された者?」
ニーナ「そうよ。その答えはすぐに分かるよ。じゃあ次はあの扉に入ってね次からは2人でね。」
勇利・奏歌「?わかりました。」
そして次の扉に入って行くとそこには…

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