作曲家異世界で無双?

Ren

2話プロローグⅢ

それは…今話題の異世界系勇者召喚の話と同じそう教室の床には魔法陣が埋め尽くしそしてこれまたテンプレの外に出られないということにそしてクラスは混乱そこに先生は居ずまたまた大慌てそこに響くはみんなの人気者の藤堂ふじどう勇利ゆうりの声である。
「みんな落ち着け。」
と声をかける。
藤堂ふじどう勇利ゆうり
彼は容姿端麗で文武両道である。つまりは完璧なのだ。だがそう思っているのは俺以外のみんなだけ1年の頃勇利は歌が苦手だっただから休むことがたまにあるまあ考えて休んでたらしく音楽の授業の前日に熱を出し当日風邪なので歌うことが出来ないやら当日休むやらみんなは気にせずただ勇利を気遣うだけつまりは誰もが勇利を完璧だと言いそうだと思っていた。だが、俺は違い不思議に思い先生に頼みと言っても簡単ではない女子がいるからだ。だから俺は「藤堂くんは優しいから風邪が伝染ったと知ったら悲しむよ。」とそしたら女子はすぐに身を引いた。最後まで気にしてた人には挨拶ぐらいならいいのではないかなということで話をつけたそしてお見舞いに行き女子は様子を見たらすぐに帰り俺は先生から預かったものの説明の為に家に上がった。とは言えず勇利は本当に体調が悪く女子が居なくなった途端倒れそうになり俺にもたれかかったのだその為部屋にあがり勇利を運んだ。その時勇利は小さな声で「すまない」と言い家の事情を話してくれた。勇利の家の親は4年前事故で亡くなったそうだ。以来親戚のところに住んでいたが世話になるのが悪いと思い高校からは一人暮らしを始めたみたいだ。そんな話を聞いてるうちに部屋につき勇利を寝かせた。そこからはまず看病をすることにした。そんな事をしていたら夕方になっていたのでお粥を作ることにした。そしてお粥ができ勇利の所に運ぶと起きていたみたいだ熱はまだ微熱だが大丈夫だろうと思っていると勇利は目が覚めたらしく少し慌てていた。
勇利「何故こんな時間まで?というより帰らなくていいのか?」
と時計を見ながら聞くので俺は
奏歌「俺も一人暮らしだから。まだ時間は平気だ。どうやら家も近いみたいだしな。」というと安心したのか勇利の腹の虫がなる。勇利は恥ずかしそうにしてたがお粥があるのに気づき食べていいか尋ねてきた。
勇利「これは食べていいのか?」
と当然勇利の為に用意したので
奏歌「あぁ口に合うかは分からないが」と答えると勇利は「いただきます」と言ってお粥を口に運んだ。部屋に沈黙が響く。そして勇利はまたお粥を口に運びを繰り返し完食して俺は
奏歌「味はどうだった?」
と口にあったのか聞くと目を輝かせて
勇利「美味しかった。」
と言って笑顔を見せたその笑顔はクラスで見る作り物の笑顔ではなかった。だから自然とこんなことをぼやいた。
奏歌「なんだ…しっかり笑えるじゃん。」
と勇利は聞こえてたみたいでだけど驚いたように
勇利「俺笑ってたのか?!」
と言って聞き返してきたなので正直に「笑ってた」というと
勇利「ちゃんと笑ったの久しぶりだな」と言ってまた昔話をした勇利は両親が亡くなってからはちゃんと笑うことが出来なかったらしいだがある日聞いた曲で少し気分が明るくなっただからあまり曲は聞かないがその人の作った曲だけは聞くらしいその曲を作った人があおなんだそうだ。それを聞いて俺はものすごく驚いた。だが俺がその人だとは話さない。まあそんな昔話をしたあと先生から預かった資料を説明してあとは個人的に話したい事を話すだけになった。
奏歌「さて、提出物の説明は終わりだけど」
勇利「?どうした?」
奏歌「藤堂てさ歌うの苦手だよね?」
そう話を切り出すと勇利は驚いたようだった。恐らく誰も気づいてないと思ったのだろう。
勇利「どうしてわかった?」
奏歌「最初は偶然だと思ったけど何となくそうなんだと思ったんだ。」
勇利「で?君は何を求める?」
奏歌「別に誰にも言う気はないよ。」
そう言うと勇利は安心したようだだが
奏歌「ただ、その内気づく人も居ると思うからなんとかした方がいいよ。」
そう俺が言うと薄々気づいていたのだろう納得の表情だった。そして俺があとに言った言葉で驚愕の表情に変わるだろう。
奏歌「ひとつ提案として言うなら俺が教えようか?」
とするとやっぱり驚愕していた。そしてやっぱり信じられないのだろう
勇利「何故君が教えることになる?」
奏歌「言ったろ俺も一人暮らしだってそして俺は一軒家に住んでるだから練習にはいいだろうそして俺の家はこの近くだだからだ。まあどうするかは自分で決めろ。」
勇利「わかった。ひとつ提案してもいいか?」
奏歌「いいよ」
勇利「ありがとう。実はこのマンション今月いっぱいで取り壊しになるんだ。だからルームシェアできないか?」
と一瞬驚いたがいいと思った。
奏歌「いいよ。じゃあ詳しいことはまた今度でいいか?」
勇利「あぁ。何かあったのか?」
電話番号とライルのIDを紙に書き渡しながら答える。
奏歌「あぁ。さっき仕事の連絡があったからな」
勇利「仕事?」
奏歌「その内分かるよ。」
勇利「?あぁわかった。」
奏歌「君にとって喜べるものかそれとも落胆することか。いい方向に行くと俺は嬉しいよ。」
勇利「どういうことだ?」
奏歌「じゃあお邪魔しました。連絡先そこにあるから何かあったら連絡して」
勇利「わかった。」
そして勇利は真実を知り驚愕しショックを受けたが時が経つにつれて答えを出しそしてルームシェアをする事になったそれ以来お互いを下の名前で呼びお互いがピンチになった時助けあうようになった。ちなみに勇利は俺の料理の虜になってしまったらしく外食が少なくなり健康的になった。たまにあった風邪も今ではないのだ。
おっとここらで昔話を終えるか。

「ファンタジー」の人気作品

コメント

コメントを書く