悪役令嬢登場! ~伝説の召喚士は転生して最強を目指すそうです~

ノベルバユーザー313607

9 ヒーローは遅れてやってくる

[前回のあらすじ]
オグルゾリターのリーダーと戦闘が始まった
彼はエネルギーを集めて 鬼の咆哮オーガ ハディール
を発動し、俺らを吹き飛ばそうとしたが、 
俺の活躍により、何とか防いで
ヴァーナの必殺技で何とか倒した..と思っていた
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::


「負けるはずがなかろう!」


まだそんな力を..
もうこっちは魔力ほとんど使ってしまったのに


「..まだ諦める時じゃないわ。
よく見てみて。彼は相当疲れきっているわよ」


ほんとだ...。さっきまでは見せなかった荒い呼吸
例え、謎のエネルギーを取り込んだとしても損失部分の回復は
相当、体にきたらしい。


「私は残りの魔力を使ってお父さんにSOS信号を送るから
それまで耐えて!」


「了解。どれくらいで送れる?」


「七分は掛かるわ」


420秒か..よし


「スライム、グロッグ行くぞ!」
...ニュル
「オーケー!」


俺はグロッグを握りしめ、スライムを肩に乗せ、
敵に一直線に向かう


::::::::::::::::::::::::::::::::::::


「...何だ? さっきの強大な魔力は。
例え、召喚士と言えどいきなりこんな魔力をコントロールできるはずが無い。
おかしい。様子を見に..」
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::


..ガキーン
グロッグと敵の金棒がぶつかり合う。


「今だ!! [流し]」


敵の武器がぶっ飛ぶ。
「スライム!!」
..ニュ。 敵の武器をスライムが体を伸ばし回収する。


よし、ナイスコンビネーション。
これで敵の戦闘力が大幅に下がった。


「よくも..チビが..」
いや、お前もチビだろ


奴は今度は拳に魔力を溜めたようだ。
..バキ
筋肉が盛り上がる。


「ウォォォー!!!」
こちらに向かってジャンプしながらパンチを繰り出した。
その衝撃は凄まじく、地面が深くえぐれる。これが直撃したらまずいな


「ククク、さっきまでの威勢はどうした? オラァ!」
..ニュニュ スライムが動きを止めようとしたが
力任せに引きちぎられてしまった


「スライム!!」
と、心配したが直ちに二つに別れた体が融合した
生命力に関しては恐らくこの星一の化け物だ。


奴が驚いてスライムを見た瞬間、俺は思いっきり斬る。
あいつは、直前に殺気に気づいたが、かわしきれず
腕を一つ切り落とすことに成功。これでまた、回復に体力を使わなければならない






そして...
「送信が完了したわ!」
ようやく俺らに勝機が見えてきた。


「大丈夫か!!!! 二人とも!!」
あぁ、このうるさい声も今となっては神様の声に聞こえる!


「助っ人か? どれ、」
ゴブリンが思いっきり殴り込むが....なんと人差し指だけで止めた!


「貴様、よくも娘と弟子を...」
瞬間、彼は目にも止まらぬ早さで敵の急所に殴り込む。
敵はもの凄い速さでぶっ飛び、見るも無惨な姿になった


「よし、怪我はないか」
か..カッコいい。
この人と師弟関係を結んでよかったと俺は思った。


::::::::::::翌日::::::::::::::::::::::::::::


俺とヴァーナは登校した。この3日間、いろいろありすぎて
学校に来るのが凄く久しぶりに感じた。


今日もHRが終わり、いつもの生活がまた始まると思ったが..


「おい..おい!! てめぇ、いっつょまえに武器なんか装備しやがって
調子乗ってんのか...?」


イキリ不良の登場である

「悪役令嬢登場! ~伝説の召喚士は転生して最強を目指すそうです~」を読んでいる人はこの作品も読んでいます

「ファンタジー」の人気作品

コメント

コメントを書く