悪役令嬢登場! ~伝説の召喚士は転生して最強を目指すそうです~

ノベルバユーザー313607

5  契約手続きは慎重に!!

[前回のあらすじ]
グロッグと魔法と魔力コントロール
を駆使し、計画通りに相手を倒せた主人公
しかし、彼は......
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....ドロン
え!?
何故かは知らないが、お父さんが低い爆発音を出して消えてしまった


「ワハハハハ! 倒しおった! 武器強化状態の我を負かしおった!」


は!? 二人...居るのか!?


「分身程度で戸惑う所は改善が必要だがな!!」








ぶんしん? ってことは最初から俺は分身と戦っていたのか?


「だが、我を倒したのは事実!! よろしい! 今日1日、貴様を泊めてやろう!」


「あ...はい、ありがとうございます」


つかみどころのない人だ。
だけどすっごい優しそう。


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家の中はやはりデカかった
それだけではなく、シャンデリアや、お父さんらしき人物の銅像
とにかく凄かった。


そして今、俺らはディナーである


「今日はごめんね? 父上にあなたのことを話したら
どうしても戦いたいって言い出して
ちょうど今日あなたが魔力コントロールの練習してたから
一石二鳥かと思って。」


「ワハハハハ! もうひとつ貴様にメリットがあるぞ!
 本をよく見てみろ!!」


おや、本の様子が
どうやら、今日の決闘だけでレベルが5になったらしい


俺は新魔法
[火竜炎弾]かりゅうえんだん [火災粉 ]かさいこ [ウォーターディフェーザ]


と、専用魔法
[召喚魔方陣] [魔物召喚]


を一気に手にいれることができた。


「しかし父上、後半完全に斬りかかってましたよね?
危うく和也が死ぬとこでしたよ?」


「ワハハハハ! それはすまん!
次からは気を付ける!!」


声が大き過ぎるのと、笑ってるのが合わさって
反省してるように見えないのですが...


まぁいいや、
新しい魔法解放してくれたし一応感謝しておこう


--------十分後-------


俺らがバクバクご飯を食っていたときに彼はとても真剣な眼差しで
こう言ってきた。


「時に召喚士よ!、 貴様、我の弟子になるつもりはないか?
弟子入りするなら衣食住はいつも提供しよう、君を育ててみたいんだ」


突然、そんな事を言い出した。


「な..父上! それでは和也のご両親が不安に...」


「いえ.........ぜひ、お願いします」


何せ俺は一人だし、この人の期待に答えられるよう努力する生き方は
とても楽しそうだ。あと..ただ飯。


「よし、では君は今日から我らの家族であり、我の弟子だ!!」






「え!?」
と、ヴァーナが言った無理はない。
これが普通の反応だろう


でも俺は嬉しかった。家族が初めてできたから
これからがすごく楽しみだから






「では、今から平等契約びょうどうけいやくを開始する」


「ちょ!!本気なの?」


何か俺だけ話しについていけてない


「そうか! 分からないのだな!! やり方は簡単だ!
入学初日にあった天職の儀てんしょくのぎと同じような感じだ! そこに手を置け!」


師匠はすごくはしゃいでいる。そんなに俺を弟子に出来たのが嬉しかったのだろうか
言われた通り、本の左のページに手を置いた
師匠は右のページに置いた


「今から我が質問するから貴様は全てYesと答えろ」


「和也よ。お前は我 カブス-ドラキュ と師弟関係を結ぶ。良いな?」


「Yes」


「その代わりに我の力を少し与える、良いな?」


「Yes」


「この契約は和也が我より強くなった場合、無効とする良いな?」


「Yes」


「...よし、終了だ!!」


「これで契約は完全に成立した!」


俺の黄色い手形と
カブス師匠の赤い手形が
本に刻まれた。







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