腐女子観察日記
8月17日公園で
結局俺は待つことにした。座って茶を飲む。テレビをみて・・・茶を飲む。宿題をして・・・茶を飲む。
「おいっ!なんでここにいんだよ」
「えっ?」
「えっ?じゃねぇよ。なんで追いかけねぇんだ」
「だって追いかけてすれ違いになったらやでしょ?」
「ちっ!なんでユリはこいつを━━━あぁもう、早く追いかけろよ!!」
なかば俺は無理矢理追い出されると。大原さんを追いかける。
外は夜ということもあって寒かった。走って走って走る。
スーパー、━━━いない。
コンビニ、━━━いない。
コンビニ、━━━いない。
どこだよ!食料品を売っているお店は全部まわった。俺はすれ違いになったかと思って家に向かって走った。
目の前に公園がある。
「こんな所にこんな広い公園があったんだ」
なんとなく横目にみる。ジャングルジムに滑り台。子供の頃よく遊んだなと思いながら眺める。シーソー、鉄棒、ブランコ━━いた!
「おい、こんなところでなにやってんだよ」
「?」
「さすがに夏でも風邪引くぞ」
そういって俺はパーカーをかける。
なんだよこのベタな展開は。
「なんで」
「なんでって、あいつに━━━━お前を探しに来たに決まってんだろ。なんで急に行くんだよ」
「だって・・・」
「ほら帰るぞ」
俺は置いてあったスーパーの袋を持ち戻ろうとする。
「・・・いかない・・・で」
「ん」
「少しだけここにいて」
嫌な感じだ。このふいんきどうも落ち着かなくて苦手だ。
暫く沈黙が続く。聞こえるのは車の通る音と風にのって聞こえてくる電車の音、鳥の鳴き声だけだ。
「そのさっきはごめんね」
「ああ俺もすまなかった。でもああいうのはその、やめてくれ」
「・・・ん」
「それで、あのときの言葉だが━━━」
「うん、私。仲西君が好きみたい」
「おいっ!なんでここにいんだよ」
「えっ?」
「えっ?じゃねぇよ。なんで追いかけねぇんだ」
「だって追いかけてすれ違いになったらやでしょ?」
「ちっ!なんでユリはこいつを━━━あぁもう、早く追いかけろよ!!」
なかば俺は無理矢理追い出されると。大原さんを追いかける。
外は夜ということもあって寒かった。走って走って走る。
スーパー、━━━いない。
コンビニ、━━━いない。
コンビニ、━━━いない。
どこだよ!食料品を売っているお店は全部まわった。俺はすれ違いになったかと思って家に向かって走った。
目の前に公園がある。
「こんな所にこんな広い公園があったんだ」
なんとなく横目にみる。ジャングルジムに滑り台。子供の頃よく遊んだなと思いながら眺める。シーソー、鉄棒、ブランコ━━いた!
「おい、こんなところでなにやってんだよ」
「?」
「さすがに夏でも風邪引くぞ」
そういって俺はパーカーをかける。
なんだよこのベタな展開は。
「なんで」
「なんでって、あいつに━━━━お前を探しに来たに決まってんだろ。なんで急に行くんだよ」
「だって・・・」
「ほら帰るぞ」
俺は置いてあったスーパーの袋を持ち戻ろうとする。
「・・・いかない・・・で」
「ん」
「少しだけここにいて」
嫌な感じだ。このふいんきどうも落ち着かなくて苦手だ。
暫く沈黙が続く。聞こえるのは車の通る音と風にのって聞こえてくる電車の音、鳥の鳴き声だけだ。
「そのさっきはごめんね」
「ああ俺もすまなかった。でもああいうのはその、やめてくれ」
「・・・ん」
「それで、あのときの言葉だが━━━」
「うん、私。仲西君が好きみたい」
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