ドラゴンテイマーになった僕は鶏を育てて暮らす。
8話 僕とノース
「ふぁ~疲れたな」
「そうですね、はやくお風呂に入りたいです」
「確かに」
午後の授業を終えて帰宅する。これから夜までは少し時間がある。今のうちにマヤを探さないと、これは想像以上にハードだメイド達にも希望者を募ってみるのもいいかもしれない
「あ、丁度いいところに」
「お帰りなさい、どうしたの?」
「マヤにお願いがあるんだ」
「どうせ学校で魔法を教えて欲しいって言うんでしょいいわ
よ」
エスパーか!?
「いつから行けばいいの」
「その、明後日からお願いできる?」
「わかったわ、ほらこれ」
そう言って差し出された籠を受け取る。何が詰まってるのかズッシリと重い
「これは?」
「お弁当よ、この後も謁見があるから時間無いと思って作ったのよ」
中をみるとサンドイッチが沢山入っている。どれも美味しそうだ
「ありがとう」
「陛下」
「はい、マヤありがとう。ココナも夕食でも食べて少し休んでて」
そう言うとヤルタさんといつの間にか表れたスカイについて謁見の間に行く
「お久しぶりです。クルシェント王帝国より王帝陛下の命で参りましたセディア・ノースです」
そう言って頭を下げる彼女は確か会議のとき同じテーブルにいた人だ。つまり公爵ということになる
「今回はどういった用向きで来られたのですか」
「はい、王帝陛下よりの手紙をお渡ししたく」
そう言ってヤルタさんは手紙を受け取ると封を切って渡してくる。今読めということだろう
内容はお茶会のお誘いと書いてあるが・・・
「お茶会ですか」 
「はい。返事を頂けないでしょうか」
「そうですね、この一年後と言うのは?」
そう、余裕をもって誘っていたのだとしてももっと短くていい筈だ
「それはデティンティア神国も招待しているからだと思われます。デティンティア神国は遥か極東に位置しており船と陸路を通りどんなに速くても一年はかかるのです」
なるほど、そういうことなら
「わかりました。是非よろしくお願いしますとお伝えください」
「かしこまりました。では私は失礼させていただきます」
そう言って出ていこうとするノースさんを呼び止める
「お疲れでしょう、今夜は泊まっていってはどうでしょうか」
「お心遣い感謝いたします」
そう言うとノースさんは出ていった。僕はヤルタさんに今日の授業を中止することを伝え夕食の準備をしてもらうように伝える
「ノースさんはマヤの叔母に当たるのですよね?それにしては随分若いですよね」
僕達は今ノートさんと夕食を食べている。達というのは左にマヤ、右にココナもいるからだ。まあ一応二人とも王妃なのだから何ら不思議なことはないのだけど
「そんな事ないですよ、私なんてもう40過ぎてますから」
「そうなんですか?私てっきり20代前半だと思ってました」
「僕もそれぐらいに見えていたからおかしいと思ってたんだけど。まさかそんなにいってるなんて」
「羨ましいです。なにか秘訣はあるんですか」
「そんな、私は特にこれといって特別な事はしてませんよ」
マジですか、たまにいるけど老けないタイプか
「それにしてもマヤが幸せそうで良かったです。この子男の子みたいな性格だったし。大変じゃなかったですか」
確かに、最初の頃はもっと言葉遣いとか男みたいだったかも。それに良く誘惑してきた
「そんな事ないですよ。確かに最初の頃は女性と言うより男友達みたいでしたけど。今は可愛いですし」
「ほんとですか?やはり好きな人ができると変わるのですね」
そう言ってセディアさんはマヤをみてニヤリと笑う
「なんですかセディアお姉様」
「もつお姉様って歳でもないんだけど、あとでマヤの部屋に行ってもいいですか」
「・・・」
マヤが目で確認してくる。そういえば今日はマヤの日だった、まあ別の日でも問題ないだろうし、久しぶりに会ったんだから好きにするといいと思う
「大丈夫ですよ」
「良かった。北條様ありがとうございます」
そう言って手を合わせて喜んでいる姿はとても40過ぎにわ見えないが、マヤもなんだかんだで嬉しそうなので良かった
僕もシュトロフさんやコンポさんには久しぶりに会いたいし今度家に招待してみるのもいいかもしれない
それからさらに1つ2つ雑談をするとお開きにした。マヤ達はこれからお風呂に行くそうだ
次の日、今日はノースさんに街を案内することになっている。学校は休校にしようかとも思ったけど学校も見てみたいと言うことなので午前中は学校を見てもらって午後はマヤの案内で街をみてまわることになっている
「さて、今日はお客さんが来ています」
「クルシェント王帝国セディア・ノース公爵です」
「「「うぉぉぉ!」」」
「あまり受かれないようにしてくださいね、では先ずは国語からです」
黒板に昨日の続きで「か」「き」「く」「け」「こ」と大きく書いていく。書き終えると教室の中をみてまわる
「すみません」
「なんですか?」
「これは子ども達が持っているのはなんですか」
「ああ、そうですね子ども達が見てるあの本は教科書と言って勉強をするときの道具です。今は国語の時間なのであの教科書には文字の手本が書いてあります。他には紙に字をかく鉛筆に紙の束、ノートです。他にも統一した鞄も配っています。因みにこれらは全て無償で提供しいます。もしよければノースさんの分も用意しますがいかがしますか」
「宜しいのですか!?是非よろしくお願いいたします」
「わかりました。皆さん先生は少し出ますけどノースさんはいますから確りやっていてくださいね」
「「「はーい!」」」
僕は職員室に行くと教科書一式ノートに鉛筆、鞄を持って教室に行った
「どうぞ」
「ありがとうございます!」
「結構な量ですが大丈夫ですか?」
「はい、凄い量ですね・・・」
それはそうだろう。国語にクルシェント語、算数、体育、家庭科、図工、音楽、魔法、公民と入っているからな本当は理科があるのだが流石にこれは公にするのはまだ不味いと思うので渡させない
「そうですね、でもこれから国を運営していくためにはこれくらいの勉強はしてもらわなくては困るので」
「なるほど、確か議会というものを開くのですよね?そのため準備ということですか?」
「はい、沢山の人が集まればそれだけ良い案が生まれると僕は考えているのです。ですが国は国民の能力以上の政治はできません。そもそも会議をする人達がバカでは意味がない。そこでこうして今知識をつけさせているのです」
「素晴らしい考えです。ええほんとに素晴らしい――――」
「ありがとうございます」
時計をみると時間になったので合図をしておしまいにする。僕は教室を移動してココナと交代する。ノースさんはこのままこの教室でココナの授業を聞くそうだ
そして2時間目が終わる。次は2クラス合同の体育だ。今日はドッジボールをしようと思う
「みんな準備できましたか?」
  「「「はーい!」」」
二クラス合同だとかなりの人数になるな
「今日はドッジボールをします。ルールはボールを当てられたら陣地から出ます。先に相手の陣地の人を全員倒した方が勝ちです。ただしボールをキャッチしたら出る必要はありません。陣地から出た人は外から相手を攻撃することが出来ます。顔に当てるのは禁止です。ではクラスに別れてやってみましょう」
そう言うとみんなそれぞれのコートに別れる。最初のボールなじゃんけんで決める。結果1組から攻撃だ
「行くぞ~」
そう言って投げるも玉はあらぬ方向へフワフワと飛んで行く。それを取った2組の子がやっぱりフワフワとしたボールを投げる
暫くそうしたフワフワ玉の投げ合いが続いたが少ししてコツを掴んだのか速い球が飛ぶようになりどんどんと人が減ってきた
「「「フェイ頑張れー!!」」」
「「「グリィ負けんな!」」」
応援合戦が始まるそして―――――――――――――
「よっしゃー!!」
「勝ったー!!!」
長い戦いの末勝ったのは1組だった。しかし負けた2組も晴れ晴れとした楽しそうな表情だった
「そうですね、はやくお風呂に入りたいです」
「確かに」
午後の授業を終えて帰宅する。これから夜までは少し時間がある。今のうちにマヤを探さないと、これは想像以上にハードだメイド達にも希望者を募ってみるのもいいかもしれない
「あ、丁度いいところに」
「お帰りなさい、どうしたの?」
「マヤにお願いがあるんだ」
「どうせ学校で魔法を教えて欲しいって言うんでしょいいわ
よ」
エスパーか!?
「いつから行けばいいの」
「その、明後日からお願いできる?」
「わかったわ、ほらこれ」
そう言って差し出された籠を受け取る。何が詰まってるのかズッシリと重い
「これは?」
「お弁当よ、この後も謁見があるから時間無いと思って作ったのよ」
中をみるとサンドイッチが沢山入っている。どれも美味しそうだ
「ありがとう」
「陛下」
「はい、マヤありがとう。ココナも夕食でも食べて少し休んでて」
そう言うとヤルタさんといつの間にか表れたスカイについて謁見の間に行く
「お久しぶりです。クルシェント王帝国より王帝陛下の命で参りましたセディア・ノースです」
そう言って頭を下げる彼女は確か会議のとき同じテーブルにいた人だ。つまり公爵ということになる
「今回はどういった用向きで来られたのですか」
「はい、王帝陛下よりの手紙をお渡ししたく」
そう言ってヤルタさんは手紙を受け取ると封を切って渡してくる。今読めということだろう
内容はお茶会のお誘いと書いてあるが・・・
「お茶会ですか」 
「はい。返事を頂けないでしょうか」
「そうですね、この一年後と言うのは?」
そう、余裕をもって誘っていたのだとしてももっと短くていい筈だ
「それはデティンティア神国も招待しているからだと思われます。デティンティア神国は遥か極東に位置しており船と陸路を通りどんなに速くても一年はかかるのです」
なるほど、そういうことなら
「わかりました。是非よろしくお願いしますとお伝えください」
「かしこまりました。では私は失礼させていただきます」
そう言って出ていこうとするノースさんを呼び止める
「お疲れでしょう、今夜は泊まっていってはどうでしょうか」
「お心遣い感謝いたします」
そう言うとノースさんは出ていった。僕はヤルタさんに今日の授業を中止することを伝え夕食の準備をしてもらうように伝える
「ノースさんはマヤの叔母に当たるのですよね?それにしては随分若いですよね」
僕達は今ノートさんと夕食を食べている。達というのは左にマヤ、右にココナもいるからだ。まあ一応二人とも王妃なのだから何ら不思議なことはないのだけど
「そんな事ないですよ、私なんてもう40過ぎてますから」
「そうなんですか?私てっきり20代前半だと思ってました」
「僕もそれぐらいに見えていたからおかしいと思ってたんだけど。まさかそんなにいってるなんて」
「羨ましいです。なにか秘訣はあるんですか」
「そんな、私は特にこれといって特別な事はしてませんよ」
マジですか、たまにいるけど老けないタイプか
「それにしてもマヤが幸せそうで良かったです。この子男の子みたいな性格だったし。大変じゃなかったですか」
確かに、最初の頃はもっと言葉遣いとか男みたいだったかも。それに良く誘惑してきた
「そんな事ないですよ。確かに最初の頃は女性と言うより男友達みたいでしたけど。今は可愛いですし」
「ほんとですか?やはり好きな人ができると変わるのですね」
そう言ってセディアさんはマヤをみてニヤリと笑う
「なんですかセディアお姉様」
「もつお姉様って歳でもないんだけど、あとでマヤの部屋に行ってもいいですか」
「・・・」
マヤが目で確認してくる。そういえば今日はマヤの日だった、まあ別の日でも問題ないだろうし、久しぶりに会ったんだから好きにするといいと思う
「大丈夫ですよ」
「良かった。北條様ありがとうございます」
そう言って手を合わせて喜んでいる姿はとても40過ぎにわ見えないが、マヤもなんだかんだで嬉しそうなので良かった
僕もシュトロフさんやコンポさんには久しぶりに会いたいし今度家に招待してみるのもいいかもしれない
それからさらに1つ2つ雑談をするとお開きにした。マヤ達はこれからお風呂に行くそうだ
次の日、今日はノースさんに街を案内することになっている。学校は休校にしようかとも思ったけど学校も見てみたいと言うことなので午前中は学校を見てもらって午後はマヤの案内で街をみてまわることになっている
「さて、今日はお客さんが来ています」
「クルシェント王帝国セディア・ノース公爵です」
「「「うぉぉぉ!」」」
「あまり受かれないようにしてくださいね、では先ずは国語からです」
黒板に昨日の続きで「か」「き」「く」「け」「こ」と大きく書いていく。書き終えると教室の中をみてまわる
「すみません」
「なんですか?」
「これは子ども達が持っているのはなんですか」
「ああ、そうですね子ども達が見てるあの本は教科書と言って勉強をするときの道具です。今は国語の時間なのであの教科書には文字の手本が書いてあります。他には紙に字をかく鉛筆に紙の束、ノートです。他にも統一した鞄も配っています。因みにこれらは全て無償で提供しいます。もしよければノースさんの分も用意しますがいかがしますか」
「宜しいのですか!?是非よろしくお願いいたします」
「わかりました。皆さん先生は少し出ますけどノースさんはいますから確りやっていてくださいね」
「「「はーい!」」」
僕は職員室に行くと教科書一式ノートに鉛筆、鞄を持って教室に行った
「どうぞ」
「ありがとうございます!」
「結構な量ですが大丈夫ですか?」
「はい、凄い量ですね・・・」
それはそうだろう。国語にクルシェント語、算数、体育、家庭科、図工、音楽、魔法、公民と入っているからな本当は理科があるのだが流石にこれは公にするのはまだ不味いと思うので渡させない
「そうですね、でもこれから国を運営していくためにはこれくらいの勉強はしてもらわなくては困るので」
「なるほど、確か議会というものを開くのですよね?そのため準備ということですか?」
「はい、沢山の人が集まればそれだけ良い案が生まれると僕は考えているのです。ですが国は国民の能力以上の政治はできません。そもそも会議をする人達がバカでは意味がない。そこでこうして今知識をつけさせているのです」
「素晴らしい考えです。ええほんとに素晴らしい――――」
「ありがとうございます」
時計をみると時間になったので合図をしておしまいにする。僕は教室を移動してココナと交代する。ノースさんはこのままこの教室でココナの授業を聞くそうだ
そして2時間目が終わる。次は2クラス合同の体育だ。今日はドッジボールをしようと思う
「みんな準備できましたか?」
  「「「はーい!」」」
二クラス合同だとかなりの人数になるな
「今日はドッジボールをします。ルールはボールを当てられたら陣地から出ます。先に相手の陣地の人を全員倒した方が勝ちです。ただしボールをキャッチしたら出る必要はありません。陣地から出た人は外から相手を攻撃することが出来ます。顔に当てるのは禁止です。ではクラスに別れてやってみましょう」
そう言うとみんなそれぞれのコートに別れる。最初のボールなじゃんけんで決める。結果1組から攻撃だ
「行くぞ~」
そう言って投げるも玉はあらぬ方向へフワフワと飛んで行く。それを取った2組の子がやっぱりフワフワとしたボールを投げる
暫くそうしたフワフワ玉の投げ合いが続いたが少ししてコツを掴んだのか速い球が飛ぶようになりどんどんと人が減ってきた
「「「フェイ頑張れー!!」」」
「「「グリィ負けんな!」」」
応援合戦が始まるそして―――――――――――――
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