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ドラゴンテイマーになった僕は鶏を育てて暮らす。

ノベルバユーザー313493

5話 僕と快適な街のため

 次の日、今日からは使用人は通常業務に入る。庭師はマヤと一緒に庭木を購入に行った。すっかり忘れていたがこの城は周りを水に囲まれている。つまり橋がないと外へ行けないのだが、その肝心の橋をかけ忘れており、さっき急いで架けた


 「ティア、スカイ頼んだよ」


 「わかったー」


 「かしこまりました」


 そして僕達は今街を作る予定の場所、森の中に来てきた。樹を斬り倒すついでにティアとスカイに魔物の除去をお願いしたのだ


 「目指せ今日中に終了」


 気合いついでに身体強化を入れて手当たり次第樹を切り倒し蔵にしまう。木材は確実に必要になるそのときの為にも残しておかなければいけないのだ。ティアが早速魔物を背中に乗せて戻ってきた
 

 「もう持てないー」


 「ありがとう」


 「行ってくるー」


 魔物の死骸を蔵にしまっていく。どれも頭を殴られて一撃で死んでいる


 「凄いな」


 半分くらい切っただろうか、一旦休憩する。そして暫くするとまた切り始めた。その間にも何度かティアが魔物を運んでくる。未開の森だっただけあってかなりの数がいるようだ。この分だとスカイも凄いことになっていそうだ


 「終わったー!!」


 「お疲れー」


 なんとか全て切り終えた


 「ティア、スカイは?」


 「知らないよー?」


 何処へ行ったんだろう?全く帰ってこないのだが。いつか帰ってくるだろ、最悪召喚すればいいのだし。とりあえず樹を全て取り除いたが切り株なんかが残っているので焼く


 【炎津波フレアウェーブ


 炎の波が僕達を中心に広がっていき地面が燃える


 「これでよしっと」


 「消すよー」


 「ん?いいけどできるのか?」


 「もちろんー」


 「じゃあねお願い」


 そういうと僕達を中心に濁流のようにの水が四方八方へ流れていく


 「いつの間に魔法を覚えたんだ?」


 「ん~なんとなくできたー」


 なんとなくか、恐ろしいな。ひょっとして人化もできるのではないだろうか


 「主様ただいま戻りました」


 やっと帰って来たスカイの頭上には重力魔法であり得ない数の魔物が浮いておりさらに後ろには地竜がいた


 「どこまで行ってきたんだ」


 「感知に引っ掛かった魔物を追いかけていたら谷の方まで行ってしまって。すみません」


 谷?谷ってどこだよ


 「まあいいけど。次からは気を付けてよ」


 「はい」


 スカイから魔物を受けとり改めてみてみると異常な数がいる。これを全て市場に流せば価格破壊を起こすほどだ。慎重に売りに出さなければいけない
 そして地竜だが、ちょうど欲しかったところではあるのでありがたくテイムする。本来簡単にテイム出来ない筈なのだがスカイが頭を下げているのを見ているし恐らく僕を認めてくれたのだろう


 「帰ろうか」


 「はい!」


 「乗ってくー?」


 「お願いするよ」


 ティアに跨がり城へ帰る。こうして離れた場所からみると僕の城がバカみたいに大きいということがよくわかった。これは維持が大変そうだ
































 「行ってくるよ」


 「わかったわ」


 「行ってらっしゃい」


 ココナとマヤに見送られて街を作りに行く。今日するのは城から流れる川の補強工事と上下水道の設置だ。先ずは滝壺に行き隣に大きな建物を建てる。ここはこの滝壺から水を汲んで水道に流す役割がある。ちなみに城も上の滝壺から水をくみあげて使っている


 「見た目は只の箱だな」


 建物が出来上がると川の補強工事にはいる。先ずは城を作るときにでた岩をブロック状にして側面を補強する。さらに脇に土を盛って反乱しないようにし、それをひたすら作っていく。


 「ふぅ」


 後ろを振り返るとかなり進んだ事がわかるがまだまだ完成までは先が長い。これ、案外時間がかかるのだ、岩を置くのは手作業だから全く進まない。この様子だと3日4日はかかりそうだ


 「終わらない」


 身体強化を使っても全く終わらない。
 そして5日経ちようやく川の補強工事が終わった。次回からは手伝いを頼んだ方がいいかもしれない


 「やっと終わった~」


 無事川の補強工事が終わると次は上下水道の設置だ。先ずは建物の中に太い穴を堀りそこに鉄製のぶっといパイプを刺す。パイプの中に入ると更に穴を堀り、曲がった形の物と繋げる。外に出るとパイプがあるところまで溝を掘りパイプと繋げる


 「先に溝を掘った方がいいかな」


 大通りにする予定の場所に溝を堀り最後にそこにパイプを置いていく。合計して約5600キロもの長さになったそれを川に繋げる。


 「スカイ頼む」


 「わかりました」


 スカイの背中に乗り空高く昇るとスケッチをする。水道の位置を正確に記録するために上空からも記録する


 「見辛いな」
 

 なんとか書き終えると地上に戻り距離を測る。これでより正確に記録出来ただろう。パイプを埋めると下水道を通す為の道を掘る。中は岩をアーチ状に組む、こうすることで上からの圧力に強くなると何かで読んだのだ


 「あ、これ時間かかるやつだ」


 岩は一つづつ加工しながら、しかも手で乗せなければいけない。流石にこれは時間がかかりすぎる。かといってこれで手を抜くと後々街に悪臭が漂い不快な思いをするのは僕だから手を抜くわけにもいかない


 「ダメだ、援軍を呼ぼう」


 作業中の庭師の皆を呼んで説明する


 「わかりました」


 サブウェさんの指揮の下てきぱきと岩が積まれていく。流石、人が沢山いると早く進む


 「あと少しですね」


 「そうですね、おかげでなんとか終わりそうです。明日もお願いしますね」


 「もちろんです。俺達で出来ることでしたらなんでも言ってください!」


 そして工事は順調に進み3日で終えることが出来た。これであとは放射状に伸ばしたパイプからここに流し、濾過施設に運べばいい。濾過の仕組みは何度も浄水場を見学しているので直ぐに建設に取りかかる。これも川の近くにつくる予定だ。そうすることで綺麗にした水を川に流せる


 「これで最も重要なものは出来たな」


 これで次の段階に進める。屋敷に戻り紙を執事に渡す


 「この条件で呼べるだけ呼んでください」


 「かしこまりました」


 明日からはいよいよ街の家の建設が始まる


 次の日、僕と庭師の皆で街に来ていた。紙をみながら指示を出す。僕は大通り、下水道が埋まっているところの上にレールを敷いていく。この世界初の駅馬車をつくるのだ、いや駅馬車自体はあるのだが街の中を通す駅馬車をつくるのだ。場所は最も広い3つの道とそれを繋ぐ次に広い8つの道だ
 これで圧倒的に人と物の動きが速くなるだろう。いずれはこれをこの国全てに通す予定だ。因みに馬車とは名ばかりで実際に引くのは地竜だ。彼らは体力速さ共にかなりのものだ、けれども彼らに引かせると普通の馬車では数ヶ月運行するだけで壊れてしまう。そこで以前倒した不思議生物、アイアンゴーレムの鉄をふんだんに使った車体を作っる


 「よし」


 レールを敷くのは簡単で地面と固定すればいいだけなので直ぐに庭師の皆に合流して岩を敷いていく


 「終わったー!!」


 今回は岩を敷くだけなのでどんどん進んでいき1日で終わった。 

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