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ドラゴンテイマーになった僕は鶏を育てて暮らす。

ノベルバユーザー313493

4話 僕とプレゼント

 目が覚める。ココナはまだぐっすりだ。頭をひとなでしてそっとベッドから出る


 「おはよ」


 「おはよ、今朝は早いんだね」


 「ええ、まぁね。――――――隣だし」


 「――――――そっか」


 そんなに薄くない筈だけど。まぁ確かに事情のときのココナの声は大きいからな


 「その―――――私のときとは大違いね、私もあれくらいした方がいいかしら?」


 「いや、マヤはマヤのままでいいから」


 「――――――そう。けして私がやりたいというわけではないけど、その私もあれくらいしてくれてもいいから」


 なるほど、同じようにしろと


 「わかった。今度お願いしようかな」


 「今日でもいいのよ」


 「じゃあお願いするよ」


 やりたいならやりたいと言えばいいのに、まぁ女の人から言うのはその憚られるのかもしれないけど


 「わかったわ」


 そう言うとスキップして進む。そして少し行ってから立ち止まりくるっと回ってニコッと笑ってどっか行ってしまった


 「可愛い顔させやがって」


 ティアのところに行き森の監視に行く。そういえば夕食を食べ終わった頃に牧場で働いていた竜達が帰って来た。彼らは今使用人用の家で暮らしてもらっている


 「今日も問題なしだな」


 「そうだねーたまに狩ってるからそんなにいない筈だし」


 それは初耳だ


 「狩った奴はどうしてるんだ?」


 「マヤ様に換金してもらって僕の家にあるよー」


 「そうか、それはありがとう」


 「どういたしましてー」


 まさかティアが金を稼いでいたとは
 屋敷に戻り朝食を食べる


 「マヤ今日は王都の外の森に飛んで欲しいんだ」


 「わかったわ」


 盛へつくと視界一杯にピンク色の、桜が咲いていた


 「綺麗ね」


 「あぁ」


 本来日本庭園に桜はあったかどうかわからないけど僕はあの庭で季節の移ろいを表現したいのだ。今あるのは松、梅、桜、あとは西から紅葉とさざんかを持ってきて、北から紫陽花を持ってきたいと思っている


 「よろしく」


 「はぁ、仕方ないわね」


 パンパンと移動してどんどん集めていく。マヤの魔法のおかげもあって日が昇りきる前には集めることができた
 昨日デートに誘ったこともあるしなるべく早く仕上げなければ


 「さてやりますか」


 そういえば今では5メートルくらいの樹であれば身体強化なしでも持てるようになった。日本にいた頃とは大違いだ、てかもはや人間ではない。ステータスとはよく分からない、これだけできて見た目は全く変わってないのだから
 イメージしていた場所にポンポンと植えていく。さらに形を整える。入り口から夏、秋、冬、春といった順で並んでいる配置した。屋敷からは綺麗な花が門からは立派な松の樹がみられるようにした。川には大小様々な鯉が悠々と泳いでいる


 「形はできたね」


 「いいかんじだ」


 最後に芝の種を蒔いていく。これで来月には芝が辺りを埋め尽くすだろう。うん、なかなかにいい感じに仕上がった。これは楽しみだ


 「こういうとなんだけど貴族っぽくないわよね、それも公爵なんて・・・」


 「そりゃ僕は貴族だなんて殆ど思ってないし。正直貴族なんて辞めたいくらいだし」


 「まぁそれは同感だけど」


 「でしょ、ならいいじゃん」


 「でも庭いじりをしてやりきった感出している英雄って―――――」


 「それも成り行きだし」


 ほんと、めんどくさい役職を貰ってしまったものだ。辞退とかできないものだろうか


 「なにはともあれこれで無事庭づくりも完成だ」


 「これは管理するの大変そうね」


 たしかにな、サブウェさんに週一でやってもらおうかと思ったけどこれは一人じゃとてもじゃないけど無理そうだな。メイドを増員するか?それに庭師も一人は必要だろうな。いやいっそのことマリアさんをこっちにつけて新しい人を家に連れてこれば・・・うん、それがいいな


 「次は使用人組合だな、募集人数を増やして庭師いれなきゃいけなそうだし」


 「それがいいわね。そうだいっそのことどこかアパートみたいなところ買ってしまえば?」


 「それもいいかもな」


 ある程度条件を考えながら街を歩く


 「そういうことでしたらかしこまりました。メイドですが直ぐにでもご覧になれますがどういたしますか?」


 「それは庭師と一緒にやりたいのでまた今度、そうですね一週間後のこの時間でお願いします」


 「かしこまりました」


 これで完了だ、元のメイド5人に加えて2人のメイドと2人の庭師を募集した


 「さて、これで殆どやることは片付いたな」


 「そう・・・ね」
  
 「ちょっとみてきたいものがあるんだけど付き合ってもらえる?」


 「いいわよ」


 商業区をぶらぶらする。何かいいものはないだろうか?昨日はプレゼントを渡せなかったから今日こそはと思い探しているのだがこれといったものが見当たらないのだ


 「ねぇ、向こうの通りで骨董市やってるみたいよ」


 「ほんと?」


 言われた方に行くとたしかに骨董市がやっていた。これは掘り出し物を探さなきゃかな、ちょっと辛いけどやるか


 【鑑定】


 本来は一瞬だけ使うものを常時沢山の物に発動させる。一気に沢山の膨大な情報が目を通して頭に流れ込んでくる。面白いのがいくつかあったので購入していくが、肝心のプレゼントになりそうなのが一つもない 


 「う~んいまいちだな」


 「そう?私なんかはいいのみつけたけど」


 そういって可愛い帽子を見せてきた。いつの間に買ったのやら。そう視線を戻そうとしたとき


 「あ、」


 「何かあったの?」


 「うん、ちょっと行ってくるからどこかで時間潰しといて後で噴水前で待ち合わせしよう」


 「わかったわ」


 マヤと別れてさらに路地裏に入っていく。あった、小さいが確かに看板が見えていたのだ


 『アクセサリー作り体験やってます』


 店にはいると20歳くらいの女性が出迎えてくれた


 「いらっしゃいませ、プレゼントですか?」


 「はい」


 「ではどうぞこちらへ」


 勧められた席に座り幾つかの材料が入ったところ箱が前に置かれていく


 「ネックレスとイヤリング、ブレスレットなににいたしますか?」


 「ネックレスでお願いします」


 「かしこまりました」


 そう言うと奥から見本を持ってきてくれた


 「先ずはこの中から一つづつ材料を選んでください」


 そういわれて出されたかごから貝殻とビーズを取る


 「では次にその選んでいただいた貝殻にこれをちょんとつけて下さい」


 そういわれて木べらでのりのような物を着けた


 「そしたらその上にこの玉をのせてください」


 そういわれて玉をのせる


 「では次にこの貝殻の割れ目にもこれを塗ってください」


 そういわれてまたのりをぬる


 「ではここにこの金具を取り付けてください」


 そういわれて先端に丸い穴が開いた金具を貝につける


 「あとは乾いたら紐を通して完成です」


 「ありがとうございました」


 とりあえず2つ作って温風を送り乾かす


 「いくら?」


 「一つ500クルシェンなので1000クルシェンになります」


 1000クルシェンを払うと店をでた、お辞儀の仕方なのどが妙に懐かしい感じだったがなぜだろう





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