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ドラゴンテイマーになった僕は鶏を育てて暮らす。

ノベルバユーザー313493

17話 僕と竜

 「「司殿、吾輩との一騎討ちを所望する」と、私の父が」


 は?


 「なぜ今さら」


 「「竜とは常に強き者を求めるもの。吾輩の娘を下したその力、みせてもらう」と。申し訳ありません」


 「いいさ」




 竜が勝負好きだということはここ最近十分理解した。諦めがついている。それに命までとろうというわけではないし


 「では」


 スカイの背中に乗って天井の穴から外へ出るとスカイの背中から降りる。いくらか酸素が薄いきがする雲が随分と下にみえる。空には一面青い海が広がっていた


 「主様」


 「あぁ、いつでもいいよ」


 「「吾輩は飛竜山脈が族長ポセイドンより族長の地位を受け継いだものである。わが牙に誓って誇りある戦いを!!」」


 おう、なんかすごい決闘みたいでカッコイイけどこの言葉が僕に向かって言われていると思うと洒落にならない


 「僕は北條ほうじょうつかさスカイ達の友として誇りある戦いを!」


 そう言うが早い、眼前にブレスが迫る。それを蔵に入り凌ぐと刀を取り出す。


 【身体強化】


 【身体強化】


 【雷雨ライトニングレイン


 雷が乱れ落ち岩が砕ける。その中を真っ直ぐ進むと刀を構え右切り上げを放つ。しかし二重の身体強化では速さも重さも足りず硬い鱗に弾かれて全く刃が通らない。切り上げたタイミングで連続で火球ファイアーボールが放たれる


 【風爆発エアバースト


 僕の正面で爆発を起こしその爆風で距離をとろうとする


 「ブルァァァ」


 竜が鳴くと爆風に向かうように体が引き付けられる。重力魔法だ。そして火球ファイアーボールが着弾する


 「ぐぁぁぁ!!」


 刀で重力を断ち、もう一度爆風で飛ぶ、そして自分に水を被せて消火する。胸が焼けただれて痛い


 「ブルゥァァァァァァン!!!」  


 そこへ追い討ちをかけるように岩の雨が降り注ぐ。横に走りながら避けお返しとばかりに天雷ライトニングを放つ。それを物凄い速さで避けるながら迫るとほぼゼロ距離からブレスを放つ


 「うぁぁぁぁ!!!」


 強い、一方的だそこで更に身体強化を重ね掛けして四重にする。地面を掴み突進する。ブレスが放たれるが刀を前に出し切り裂いて進む。胸に刺突を放つとさらにそこから逆袈裟を入れる


 「ブルァァン」


 攻撃がこない今、ここぞとばかりに乱れ切りする


 「ラスト!」


 竜の胸は傷だらけだ。所々血にまみれていていつ倒れても可笑しくない程だった。そこへ止めとばかりに刺突を放つ


 「ブルァン!」


 放った刀は空を突き、竜が消えた


 ズンッ


 「グヘッ!」


 背中にとんでもない衝撃が走り物凄い勢いで弾丸のように飛ばされる。岩にぶち当たるとようやく止まった。体が痛い。振り替えると特大の岩弾ロックブリッドが迫っていた。それを間一髪横に跳ぶことで避ける。するとさっきまで遠くにいた竜が眼前に現れた


 「は?」


 思わず間抜けな声が出る


 「ブルゥァァァァァァン」


 竜の牙が迫りそれを刀で受け止める。とんでもない力だ。更にまた竜の蹴りが鳩尾を捉える
 明らかにおかしい。さっきまでとは全くもって速さも威力も別だ


 負ける!?―――――――――


 嫌だ!


 【身体強化】


 【身体強化】


 【身体強化】


 【身体強化】


 恐らく竜のこの異様なまでの能力の上昇は僕の身体強化と同じような効果の魔法かスキルだと思う。身体強化は自分の魔力以外のステータスを倍にするスキル。もしあの竜が身体強化を使っているとすれば元々高いステータスが更に倍に、もはや天災級の域までなっていると思っていいだろう。そしてそれに勝つには純粋に強くならなければならない。だから


 【限界突破】


 傷が癒える。胸にあった焼けただれた傷も一瞬にして消えた。さてこれで後には引けない。前回は30分くらいで限界になり倒れた。そして今回は前回よりも消耗してからの限界突破だ。時間が体力と関係あるのなら前回よりも短くなっていると考えた方がいいだろう


 【絶対零度領域ニブルヘイム


 身体強化とは違い限界突破は全てのステータスが10倍になる。絶対零度領域ニブルヘイムの威力が以前の10倍にはね上がり世界が凍りつく。魔力以外のステータスは身体強化も合わさって実に2560倍になっているこれはスルトと戦ったときの倍以上のステータスだ。これなら―――――――


 【天招神雷】


 雷に撃たれ竜が麻痺する。そしておもいっきり踏み込んで跳んだ。反動で地面が爆発しそして僕の刀が鱗の剥がれた胸、心臓の真上辺りでピタリと止まった


 「勝者、北條司!」


 「ありがとうございました」


 「司殿、ありがとうございました」


 かなりの傷だが竜は治癒魔法が使える。おかげですぐに傷が癒える。そして―――――


 「あっ」


 僕はまた倒れた


 「おはよう」


 「おはよ、また倒れてあんまり心配させないでよ」


 僕はまたあの部屋で目が覚めた。マヤの言葉が耳に痛い


 「で、これはいったいどういう状況?」


 僕が寝ていたベッドの横で見知らぬ人、いや竜だろう。が膝を付き頭を下げていた。一番前にいる竜はどことなくスカイににている気がする。そのスカイは僕のベッドの横で立っている。いつみても綺麗なスカイブールの髪の色に少しつり目でどことなくできる秘書を彷彿とさせる美女だ。胸は適度に目が行ってしまう大きさだ


 「司様、お目覚めそうそうに申し訳ありません」


 「いや、いいけど頭を上げて、それと―――――――誰?」


 てかその姿だと普通に会話出来るんだな


 「吾輩は娘、スカイの父であります」


 「あぁ、傷は大丈夫?」


 「はっ!この通りなんともございません」


 「それは良かった。それでこれは?」


 目の前には30もの竜達が膝を付いた状態でこちらをみているのだ


 「是非とも我らを司様の配下に入れていただきたくこのように参りましたしだいになります」


 はぁ、なるほど。強い者に従う。そうゆう気風の竜ならばこうなってもおかしくはないのかもしれない。ただ


 「あなた達は強い者に従うのでしょう?ならば僕ではなくポセイドンさんの配下になるべきでは?」


 そう、僕よりも明らかにつよいポセイドンさんに従うのが自然だと僕は思うのだ


 「ポセイドン様は神のようなお方であり、吾輩などが配下になど恐れ多い。そして神は信仰の対象であり主とはなり得ない。吾輩は司様を生涯唯一の主と定めた。我らの爪は主様を守るため、我らの牙は主様を正すため。例えどのような事があろうと我らの忠誠は揺らぐことなく主、北條司様を支えると誓う」


 なるほど、ってかこれって拒否権ない気がする。しかもしれっと我らとか言ってるし。つまりはここにいる竜全て、もしくは他にもいるかも知れないと竜もということだ


 「はぁ、わかった。ではこれからよろしく頼む」


 【テイム】


 「先ずは名前をやらなきゃな。話づらくて仕方がない」


 スカイの父はブレイ、その側近で地竜をヤルバーン、暗黒竜をグラフロスとした。他の竜は全てこの3竜の配下だったのでそれぞれブレイ隊、ヤルバーン隊、グラフロス隊と名付けた。結果―――――


 「その背中凄いわね」


 どうやら種族毎に印があるらしく背中が凄いことになっていた。しかもそれぞれが竜の体の一部となっていて、地竜、海竜、天竜、炎竜、水竜、鶏竜の印が刻まれ顔と胴体がない竜が画かれていたらしい。


 「あぁそれにこの印、何か意味がありそうな気がする」


 「確かにここまではパーツが揃っていると何か意味がありそうよね。ポセイドンさんなら何か知ってそうだけど」


 「確かにな、聞いてみるか」


 ポセイドンの元へ行くため僕たちはまた部屋を出た

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