ドラゴンテイマーになった僕は鶏を育てて暮らす。
11話 僕と結婚
鶏の事が気になるが今日から2日間王都で会議があるのでそれに出席するためお城へ来ていた。
「ここに来るのも久しぶりね」 
「そうですね、4ヶ月ぶりです」
「行きますよ」
今回はお城に直接転移した。侯爵なのに徒歩でお城まで行くというのが不味いらしい。かといって馬車を手配するのも面倒だったのでこうしたわけだ。
「今日はもうすぐ謁見だから準備して」
今日は新年の挨拶で改めて王帝陛下に忠誠を捧げる為の言葉を述べたりする。公爵から順に侯爵、伯爵、子爵、男爵、騎士爵の順で行われる。
「北條様お願いいたします」
騎士の一人が扉越しに告げる。
「行きますか」
貴族は正妻、側室を連れて謁見するのが恒例だが、僕にはまだどちらもいないので正式的に二人に付き合って貰うのだ。
「新年明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします」
「うむ、今年も我と我がクルシェン王帝国のため励むように」
「はっ」
ここまでは形式どおりだ、ここから公爵は少し言葉を交わすのだが・・・
「ところで司君、妻を誰にするか決めたか」
やはり来た。
「いえ、まだです」
「なるほど、君もいい歳だマヤはどうなんだ?」
「そうですね、いい人だとは思います」
実際今の生活は楽しい。
「なら妻にすれば良いではないか」
「――――――マヤがいいのであれば」
「と、言うことだが」
「最初から私の心は固まっております」
「と、言うことだ」
そうだな、そろそろ身を固めるも大切だろう。恋がどうのとかは僕にはよくわからなかったけど、マヤとなら楽しめそうだ。
「そうゆうことでしたら、妻に頂きたいと思います」
そういうと王帝陛下がニヤっとした。
「ここに我、クルシェン王帝国8代王帝サウラン・エイ・クルシェンの名のもと侯爵北條司と王帝女マヤ・クルシェンの結婚を認める。ここに偉大なる英雄と我が王帝家の繋がりができた事を嬉しく思う」
「ありがたきお言葉」
「またこの場で侯爵北條司を公爵へ昇爵とする。これからもより一層我と我がクルシェン王帝国の為に励むように」
やられた、これがこの人の狙いか。これで今回だけでなくこれからも新年の会議に参加しなければならなくなった。面倒な事だ。これ以上面倒な事になる前にこの部屋を出よう。お辞儀をすると謁見の間を出た。
「やっと決心したわね」
「まぁ、そのはい」
「今夜は楽しみだわ」
そういたずらに笑う。それ以上は言わないでほしい。隣で不機嫌な人がいるのだ。
「私は・・・」
「あの、暑いですね!」
そう言って手でパタパタしながら暑い暑いと窓を開けて外をみる。
「誤魔化すな!」
「はいぃぃ!!」
「私を側室してください」
「あの――――――――時間を下さい」
「わかりました。では私は友達の家に行くので」
「わかりました」
ココナがいなくなった部屋に沈黙が落ちた。何も喋れない。身動きすら取れずひたすらに時間が流れる。小鳥の鳴き声が遠くに聞こえる。
「失礼します」
この声は確かワルドさんだ。その声のおかげで意識が現実に表層にやってくる。
「いいですよ」
黒いスーツのようなものに身を包んでやって来た。
「新年明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします」
「此方こそよろしくお願いいたします」
「昇爵おめでとうございます」
「ありがとうございます。名誉公爵だった筈なのに不思議ですよね」
「確かにそうですが公爵は一代限り、ご子息様は侯爵になりますので」
「そうなんですか?」
「はい、公爵は妻か夫が王族ということが条件ですから」
「なるほど」
それでも世襲貴族となったわけだ。つまりは今まで通り適当にやっていればいいわけではない。子孫のためにも安定して収入を得られるようにしなければならない。
「そうだ、お知らせしなければならない事があります」
さっきまでの空気が一瞬にして変わる。
「そうだ、お茶も出さないですみません」
「いえ、すぐすみますから。
明日の会議を持って王帝陛下が退位します。そこで大奉際を行うのです。そこで大神の役をやってほしいのです」
「え!?色々と聞きたいことはありますがまずは退位するんですか?」
「はい、2日後会議の会議終了後国民にも伝えます。第9代王帝はコルビス・ナイ・クルシェンが即位することになる予定です」
「なるほど」
「大奉際とは新しく即位した王帝陛下が最初にやる公務で、先代王帝陛下から祝辞を贈るのですが、その前に大神から宝剣を授けるという儀式を行うのですがその役をやってほしいのです」
「なるほど」
さっきから成る程しか言葉が出てこない。
「何か言葉を行った方が良いのですか?」
「はい、"この剣をもってよき国を造れ"と言って欲しいのです」
「わかりました」
「他にわからないことはありますか」
「今のところは大丈夫だと思います」
「では私は失礼させていただきます」
そういうと部屋を出ていった。さっきから驚きの連発だ。
「コルビナス様はどんな人なの?」
「そうね、正直武術も魔法も上手くはない。正直下手といっていいほどね、でも優しいてという点ではいいかもしれない。たまに街で子供にお菓子をあげたりしてるから人気もある。皆から好かれる王様にはなると思う」
優しいのはいいけど王様には向いているかといわれると微妙なところかもしれない。まぁそれだけでは判断できないけど。
「なるほど。はぁ~」
「そんなため息ついて幸せが逃げるわよ」
「マヤが?」
「私は逃げないけど」
「なら問題ない。はぁ~。少し寝るよ」
ベッドにダイブした。
「やっと起きた」
目を開けると目の前にマヤがいた。
「夕食できたって」
「わかった」
体をお越し夕食を食べに行く。きょうの料理はやたらと味が濃かった気がする。まぁ美味しかったが。
「お風呂に行ってくるわ」
そう言って行ってしまう。なんか頭がふわふわする。風呂から上がってくるまでベッドに転がる事にした。
「お待たせ」
そういってやってきたマヤは黒い色の少し透けかんのあるネグリジェを来ていた。 
やばい、なんだろう凄くムラムラする。マヤが目の前にやって来ると有無も言わさずに押し倒した。
「ちょ、まって」
「なに?」
「その―――――私はじめてだから」
そういうマヤはいつものような人をからかったような口調ではなく恥ずかしさに耳まで真っ赤にさせて目を反らしていた。
可愛い
なんともいえない支配欲が心の奥から沸き上がってくる。それからは二人初夜を愛し合って過ごした。
「ここに来るのも久しぶりね」 
「そうですね、4ヶ月ぶりです」
「行きますよ」
今回はお城に直接転移した。侯爵なのに徒歩でお城まで行くというのが不味いらしい。かといって馬車を手配するのも面倒だったのでこうしたわけだ。
「今日はもうすぐ謁見だから準備して」
今日は新年の挨拶で改めて王帝陛下に忠誠を捧げる為の言葉を述べたりする。公爵から順に侯爵、伯爵、子爵、男爵、騎士爵の順で行われる。
「北條様お願いいたします」
騎士の一人が扉越しに告げる。
「行きますか」
貴族は正妻、側室を連れて謁見するのが恒例だが、僕にはまだどちらもいないので正式的に二人に付き合って貰うのだ。
「新年明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします」
「うむ、今年も我と我がクルシェン王帝国のため励むように」
「はっ」
ここまでは形式どおりだ、ここから公爵は少し言葉を交わすのだが・・・
「ところで司君、妻を誰にするか決めたか」
やはり来た。
「いえ、まだです」
「なるほど、君もいい歳だマヤはどうなんだ?」
「そうですね、いい人だとは思います」
実際今の生活は楽しい。
「なら妻にすれば良いではないか」
「――――――マヤがいいのであれば」
「と、言うことだが」
「最初から私の心は固まっております」
「と、言うことだ」
そうだな、そろそろ身を固めるも大切だろう。恋がどうのとかは僕にはよくわからなかったけど、マヤとなら楽しめそうだ。
「そうゆうことでしたら、妻に頂きたいと思います」
そういうと王帝陛下がニヤっとした。
「ここに我、クルシェン王帝国8代王帝サウラン・エイ・クルシェンの名のもと侯爵北條司と王帝女マヤ・クルシェンの結婚を認める。ここに偉大なる英雄と我が王帝家の繋がりができた事を嬉しく思う」
「ありがたきお言葉」
「またこの場で侯爵北條司を公爵へ昇爵とする。これからもより一層我と我がクルシェン王帝国の為に励むように」
やられた、これがこの人の狙いか。これで今回だけでなくこれからも新年の会議に参加しなければならなくなった。面倒な事だ。これ以上面倒な事になる前にこの部屋を出よう。お辞儀をすると謁見の間を出た。
「やっと決心したわね」
「まぁ、そのはい」
「今夜は楽しみだわ」
そういたずらに笑う。それ以上は言わないでほしい。隣で不機嫌な人がいるのだ。
「私は・・・」
「あの、暑いですね!」
そう言って手でパタパタしながら暑い暑いと窓を開けて外をみる。
「誤魔化すな!」
「はいぃぃ!!」
「私を側室してください」
「あの――――――――時間を下さい」
「わかりました。では私は友達の家に行くので」
「わかりました」
ココナがいなくなった部屋に沈黙が落ちた。何も喋れない。身動きすら取れずひたすらに時間が流れる。小鳥の鳴き声が遠くに聞こえる。
「失礼します」
この声は確かワルドさんだ。その声のおかげで意識が現実に表層にやってくる。
「いいですよ」
黒いスーツのようなものに身を包んでやって来た。
「新年明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします」
「此方こそよろしくお願いいたします」
「昇爵おめでとうございます」
「ありがとうございます。名誉公爵だった筈なのに不思議ですよね」
「確かにそうですが公爵は一代限り、ご子息様は侯爵になりますので」
「そうなんですか?」
「はい、公爵は妻か夫が王族ということが条件ですから」
「なるほど」
それでも世襲貴族となったわけだ。つまりは今まで通り適当にやっていればいいわけではない。子孫のためにも安定して収入を得られるようにしなければならない。
「そうだ、お知らせしなければならない事があります」
さっきまでの空気が一瞬にして変わる。
「そうだ、お茶も出さないですみません」
「いえ、すぐすみますから。
明日の会議を持って王帝陛下が退位します。そこで大奉際を行うのです。そこで大神の役をやってほしいのです」
「え!?色々と聞きたいことはありますがまずは退位するんですか?」
「はい、2日後会議の会議終了後国民にも伝えます。第9代王帝はコルビス・ナイ・クルシェンが即位することになる予定です」
「なるほど」
「大奉際とは新しく即位した王帝陛下が最初にやる公務で、先代王帝陛下から祝辞を贈るのですが、その前に大神から宝剣を授けるという儀式を行うのですがその役をやってほしいのです」
「なるほど」
さっきから成る程しか言葉が出てこない。
「何か言葉を行った方が良いのですか?」
「はい、"この剣をもってよき国を造れ"と言って欲しいのです」
「わかりました」
「他にわからないことはありますか」
「今のところは大丈夫だと思います」
「では私は失礼させていただきます」
そういうと部屋を出ていった。さっきから驚きの連発だ。
「コルビナス様はどんな人なの?」
「そうね、正直武術も魔法も上手くはない。正直下手といっていいほどね、でも優しいてという点ではいいかもしれない。たまに街で子供にお菓子をあげたりしてるから人気もある。皆から好かれる王様にはなると思う」
優しいのはいいけど王様には向いているかといわれると微妙なところかもしれない。まぁそれだけでは判断できないけど。
「なるほど。はぁ~」
「そんなため息ついて幸せが逃げるわよ」
「マヤが?」
「私は逃げないけど」
「なら問題ない。はぁ~。少し寝るよ」
ベッドにダイブした。
「やっと起きた」
目を開けると目の前にマヤがいた。
「夕食できたって」
「わかった」
体をお越し夕食を食べに行く。きょうの料理はやたらと味が濃かった気がする。まぁ美味しかったが。
「お風呂に行ってくるわ」
そう言って行ってしまう。なんか頭がふわふわする。風呂から上がってくるまでベッドに転がる事にした。
「お待たせ」
そういってやってきたマヤは黒い色の少し透けかんのあるネグリジェを来ていた。 
やばい、なんだろう凄くムラムラする。マヤが目の前にやって来ると有無も言わさずに押し倒した。
「ちょ、まって」
「なに?」
「その―――――私はじめてだから」
そういうマヤはいつものような人をからかったような口調ではなく恥ずかしさに耳まで真っ赤にさせて目を反らしていた。
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