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ドラゴンテイマーになった僕は鶏を育てて暮らす。

ノベルバユーザー313493

2話 僕と王様

 鎧を纏った騎士達がは何かを探すように辺りを見回すと、目当ての物を発見したのか近づいていく。


 「お初にお目にかかります、王国騎士団第二隊隊長デュークであります!王帝陛下のご命令のもと北條司様をお迎えに上がりまりました。王都まで御同行願います」


 あまりにも急な事にあっけにとられてるとシュトロフ様がやって来た。


 「申し訳ない、まだ前回には程遠いだろうからもう少し待って欲しいと言ったのだが王帝陛下が早く会いたいと急かしているらしくてな」


 「大丈夫です。ただ申し訳ないのですが留守にしている間もう暫く鳥達の世話をお願い出来ますか」


 本当は人目みてから行きたかったが仕方ないと王様の命令だし。


 「そんな事ならもちろん引き受けよう。安心してくれ」


 それだけ確認できれば充分だ。騎士につれられて組合を出ると女の人がいた。もしかして、


 「お初にお目にかかります。【転移の魔女】マヤです。この度私が王都までご案内させていただきます」


 「はじめまして、北條司です。よろしくお願いいたします」


 騎士二人に脇を固められマヤに前を先導されながら街の外へ行く。


 【遥か遥か遠き彼方へ我を導きたまえ、我が望むはクルシェン王帝国王都ティタノマキア。転移テレポーテーション


 一瞬の浮遊感の後景色は全く違うものに変わった。


 「うっ!」


 気持ち悪い。まるで日光のいろは坂をバスで登ったときのようなかんじだ。


 「大丈夫ですか?」


 「はい」


 目の前にはとても大きい。それこそこの前戦ったスルトのような大きさの壁があった。


 「馬車を用意してありますが少し休憩してからにされますか?」


 「いや、大丈夫です」


 豪華な装飾の施された馬車に乗っる。クッションが聞いて地て乗り心地はとても満足のいくものだった。
 王都に入ると凄かった。活気が違う。まるで東京の表参道よように道は人でごった返し建物はどれも三階建て以上、中央には空にも届くのではというほどに大きな西洋風のお城が佇んでいた。他にも大きなコロッセオのような物がみえる。そしてお城に近づくほど建物が大きくなっていく。


 「ほぇ~」


 「驚きましたか」


 マヤさんがドヤ顔で聞いてくる。最初に会ったときとは大違いだ。


 「はい、これ程の街とは想像もしてませんでした。初めて来ましたが流石この国の中心です」


 「そうでしょう、そうでしょう、先代の王が遷都する際に全ての建物を高層化させたのです。お陰でこの都は世界でも有数の人口を誇る大都市となりました」


 なるほど、確かにそうでもないとこんな高層住宅を建てることは出来ないだろう。
 窓から覗いているが早く王都を歩いてみたい。今からめぼしい店に目をつけておく。あいにくと今は懐が潤っているのでお財布の紐がゆるゆるだ。


 「着きました」


 そういわれて馬車を降りる。目の前には騎士、執事、メイドが整列している。


 「ようこそ、北條君」


 そう言って現れたのは見るからなに豪華な服を着、頭には王冠をのせた人だった。明らかにこの人が国王だろう。なんだろう、国王というより子供といったふいんきを纏った不思議な人だ。見た目は40後半から50前半程なだけに見た目と釣り合っていない。


 「お初にお目にかかります。北條司です。この度はお招き頂きありがとうございます。また王帝陛下直々にお出迎えいただけるとは、恐悦至極にございます」


 「そのような方便はよい。ワシは謁見の間で待ってるから早くこい」


 そう言うと護衛の騎士を連れて戻っていった。


 (後で会うのになぜ今会った?)


 後ろを振り替えるとマヤさんがあっちゃ~っと額を押さえていた。
 執事とメイドに案内され部屋で服を変えさせられた。ピシッとしすぎて肩がいたい。
 そして着替え終わると小太りのきの良さそうな人がやって来た。


 「ようこそお越しくださいました。私、執政のワルド・グランティーユと申します」


 「はじめまして北條司です」


 「早速ですが謁見の段取りについて説明させて頂きます」


 一通り説明を受けると直ぐに謁見の間に案内された。騎士が声を張り上げ僕の名前を呼ぶ。僕は長いカーペットを下を見ながら歩き膝間付いた。


 「良く来た、表をあげよ」


 「はっ」


 ここまでは段取り通りだ、さてここからが問題だ。ワルドさんの言っていた通りにならなければいいが・・・


 「遅かったではないか、ワシを待たせるな。さて褒美は後にするとしてまずはパレードだ」


 そういい出した王様にワルドさんがよここらなにやら話しかけていた。


 「そうだった。そうだった。ワシはクルシェンド王帝国第8代王帝サウラン・エイ・クルシェンドだ。さてパレードに行くぞ」


 どうやらこの後の予定は全て変更らしい。諦めて部屋を出る。そのまま執事に案内されて外の屋根のないオープン馬車に乗った。


 「では行くか」


 そう言うと王様が馭者台に座って手綱を握った。


 「えっ!?」


 そのまま馬車は門を出る。門の外には沢山の人がいた。今朝ココナから僕の戦いが詩になってると聞いたがもしかしたから既に王都まで届いていたのかもしれない。
 子供達が憧れの眼差しを向けてくる。僕はそれに手を振り替えしながらサウラン様の御する馬車ですすんだ。
 実はサウラン様、めっちゃ操車が上手で僕は立っていたにもかかわらず全く揺れを感じさせないまさにプロ級の腕だ。


 「どうじゃ上手だろう」


 「はい、驚きました。まさか王帝陛下みずからが操車してくださるとは。それにとてもお上手で、ぜひ今度教えて頂きたいです」


 そう言うと気分が良くなったのか鼻唄を歌い出した。いいのかそれで?


 街を一周するとさっき見たコロッセオのような場所に来た。


 「ここで褒美を渡す。どうせなら民達皆がみれた方がいいだろう」


 そうゆうことだったのか、確かに娯楽の少ないこの世界ではこうゆうイベント一つでも大変な娯楽なのだろう。


 (ちゃんと考えてたんだな、いい王様だ)


 騎士達が両サイドに整列し剣を掲げる。その真ん中を歩き王帝陛下と共に中央に行くと執政のワルドさんがやって来た。


 「我が民よ良く来てくれた。皆も知っていると思うが先日東のテティーヌ領に天災級の魔物が現れた。しかし我が軍が応援に駆けつけてみると既にその魔物はいなくなっていた。
 誰が倒したのか。皆も予想はついていると思う。詩で聴いたも者もいるかもしれない。そのものの名前は北條司、ここにいる男だ!
 彼がいなければ我々の国は滅びていたかもしれない。つまり彼は我が国、救国の英雄である!!
 皆彼を称えよ!そして我は皆を代表しここに感謝を示したい」




 そう言うと騎士が一人近くにやって来た。


 「まずは先の報奨10,000,000,000,000クルシェンだ」


 10兆!?


 「次に名誉侯爵の地位を送る。彼はこれからは貴族だ!彼が望むのであれば領地も与えよう」


 侯爵!?


 正直政治なんてめんどくさくてやりたくないがこれは断れそうなふいんきではない。


 「次に我が娘を妻として送ろう。今日は幸い年に一度のクリスマスだ。二人でデートをするのもありだろう」


 そう言うと奥から青いドレスを来たマヤさんがやって来た。ってかこの世界にもクリスマスってあったんだ。


 「以上をもって救国の英雄への報いとしたい」


 「いいですか?」


 「なんでも言ってみるがいい」


 「では、結婚だけは辞退させていただいてもよろしいですか」


 「なに!?」


 あの子どものようなふいんきで話でいた王帝陛下の目の色が一瞬で変わった。


 「理由を言ってみるがいい」


 これは下手なことを言ったら一瞬で切り殺されそうな気配がある。いや、流石に殺しはしないだろうがいいことにはならないだろう。


 「まず王族との結婚など僕では釣り合いません。また僕は自由に恋愛をしたい」


 そう言うと王帝陛下の目の色がまた変わった。今度は友達をからかう少年の目だ。


 「なるほど、つまり思い人がいると」


 「そうゆうわけではないですが」


 「わかった。まぁいい、では結婚は好きになったらするといい」


 「ありがとうございます」


 そう言うと頭を下げた。正直今のはヒヤッとした。でも殆ど初対面の人と結婚するのは嫌なのだ。


 「よし!みな今日は祝いだ!飲んで騒げ!精一杯英雄の誕生を祝おうじゃないか!」


 そう言うと見ていた人たちが「おぉぉぉ!」と歓声を上げた。


 「では僕はクリスマスということなので少しばかり色を添えたいと思います」


 そう言うと魔法を使い雪を降らせる。


 「おぉ!これは素晴らしい」


 それからはお城から出された料理に舌鼓をうち次の日の朝まで飲み明かした。

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