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ドラゴンテイマーになった僕は鶏を育てて暮らす。

ノベルバユーザー313493

エピローグ 僕と快適な暮らしのために

 「お~可愛いやつだな」


 鶏をわさわさする。結構この羽も気持ちいいものだ。


 ツンツン


 「なんだ、お前も構えってか」


 わさわさしてやる。


 ツンツン


 「こら痛いって」


 笑いながらわさわさしてやる。


 ツンツン


 ツンツンツン


 ツンツンツンツン


 「痛い痛い、こらっ、やめっ」 


 どうやら甘えてるんじゃなくてただ嫌がってただけみたいだ。鶏舎を出ると森をぐるっと一周する。これは体力作りと森の監視という依頼の2つをこなすために行っている。
 この森かなり広くて一周7、80キロはある。僕はその距離を身体強化も使い一時間程度で走破する。前世では考えられない速さだ。時折ジャンプして異変や魔物の有無を確認する。少し危ない魔物や西にある村に近い魔物を駆除していく。こいつらは僕の大事な収入源でもある。こいつらを組合に持っていくと買い取って貰えるのだ。
 帰ってくると畑毛に水をやる。今はトマトに人参、ジャガイモ、カボチャ、きゅうり、なす、白菜、キャベツ、ほうれん草、みかん、リンゴ、アケビを育ててる。この前街に行った時に種を買ってかなり種類が増えた。さらに不思議なことにこの世界では作物は一年中とれるのだ。お陰で食料に困ることはない。
 さてこれらは日課だ。今日ら今までずっと考えてはいたが色々とあって出来なかったことをやる。
 手っ取り早く昨日作ったほうれん草のお浸しと卵かけご飯、カボチャサラダ、キャベツの塩揉みを食べる。この世界は調味料も豊富だ。


 「さて、始めますか」


 【蔵】


 蔵から大きな皮、糸、銅を取り出す。先ずは糸からだ。以前作った機織り機を使い布を作る。実はこの糸レッサーモスという魔物の糸からできている。だからこの糸は細さのわりにかなりの強度がある。そしてなんといったも肌触りが最高だ。以前日本で友人からもらったシルクのタオル並の肌触りだ。


 シュー


 カンカン


 シュー


 カンカン


 物凄い速さで織り上げていく。三時間ほどで十分な大きさの布が出来上がる。
 今度は銅だ。銅はこのままでは使えない。まずは砂状にする。そして空気中の炭素と銅を混ぜ合わせ高炭素銅をつくる。それを適当な太さに整形する。そしてそれをグルグルと巻いていく。バネを作ろうと思うのだ。


 「よし!」


 グニ


 ・・・


 「あれ?」


 もとの形に戻らない。曲がったままだ。どうしよう?


 とりあえず熱して形を戻す。そして水につけてみた。


 「こんどこそ!」


 グニ


 ブヨン


 ちょっとだけ戻った。


 もう一回やる。


 グニ


 ブヨーン


 「おぉ!!」


 こんどはバネっぽくなった。同じように幾つもバネを作る。ボロボロになったたらいにバネを置くと一斉に熱する。そして程よく色が変わったところに水をかける。


 よし!


 鉄塊を取りだし80センチ程度の長さでなかが空洞の丸い棒を4本作る。さらに同じように140センチの四角い棒を4本と250センチの棒を4本作った。80センチの棒の下から20センチ辺りと40センチに印をつける。そこに250センチの棒を当て熱して着ける。もう一本250センチの棒を今度は40センチの印の所に着ける。さらに250センチの棒の反対側に80センチの棒を印に合わせて二ヶ所着ける。


 よし、


 同じものをもう一つ作ると四角い箱形になるように余ってる140センチの棒を着ける。


 「やべ」


 鉄を使い少し集めの板を作った。これを一番下の四角い棒の上にのせる。そして残っている棒を着けた。面が小さい方にも鉄の板を着ける。面の多い方は下半分辺りまでの高さの鉄の板を着けた。


 「やっと形が見えてきたな」


 さっき作ったバネを中に入れていき溶かして固定する。そこに魔物の皮を被せる。さらにその上にさっき織った布をかける。


 「できた!」


 僕が欲しかった低反発ベッドの完成だ。日本にいたときこんな感じの仕組みのベッドをテレビでみて欲しかったのだ。早速腰かけてみる。


 グニョン


 思っていた程使い心地が良くない。


 「そうか」


 布と皮を剥がすとバネとバネの間に横の板と同じ高さの板を入れる。こうすればバネが変な方向に行くことはない。
 これでもう一回座ってみた。


 「うぉぉぉ!!」


 めっちゃ低反発だ。


 これでまた一つ暮らしが快適になった。





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