話題のラノベや投稿小説を無料で読むならノベルバ

ドラゴンテイマーになった僕は鶏を育てて暮らす。

ノベルバユーザー313493

18話 僕とフレイヤ祭3

 「今日の朝食はなんですかね~」


 フレイヤ祭2日目、今日もありがたく朝食をいただきに行く。ステーキにカレーと続いたら魚だろうか?


 「わぁ~」


 ハズレたみたいだ。今日は昨日よりも増して料理の数が多い。
 長机に様々な料理が並ぶ。ステーキにカレーもあった。今朝は昨日の消化戦のようだ。それはそれでありだが。
 カレーはこの街の人にはあんまり人気がなかったらしくかなり残っている。


 「早速いきますか、カレーは2日目から本番です」


 「ん?」


 「2日目カレーはより熟成されて美味しくなるんです。辛味もいくらかましになってる筈ですよ」


 「それでも私はいいです」


 よほど昨日の味がきているのだろう。美味しいんだけどな。サラダにステーキ、カレーライスに焼き魚など様々な料理を食べる。
 やはり2日目カレーは美味しかった。


 「これからどうしましょう?」


 「そうですね、パーティーは夕方からですしまたそこら辺をぶらぶらしてみますか?」


 実際昨日で周りのつくしてしまった感がある。けして街は小さくないが他に興味のあることもなく、正直夕方まで手持ちぶさただ。


 「もしよければ魔法大会でも出てみますか?飛び入り参加もありですし」


 へ~面白そうだ。別にやることもないし、いいかも知れない。


 「いいかも知れないですね、場所は昨日ダンスをした場所ですか?」


 「そうですよ。そしたら行きましょうか」


 会場に行くとテントの前に何人かが並んでいた。


 「この大会冒険者組合が主催していて賭け事なんかも行われているんです。確か参加の締め切りはもう少し後だった筈ですが」


 「行ってきます」


 テントの列に並ぶ。直ぐに僕の番が回ってきた。
 中では初めて組合に行った時にあった人、名前なんだっけ・・・っそうだ!胸に名前と副組長という役職がかかれていた。


 「ティトステさんお久しぶりです」


 「これはこれは司様、お久しぶりです。司様も本大会に?」


 「はい、そういえば最近見かけませんでしたがどちらか行かれていだですか?」


 「そうですね、王都の方で集会がありまして。私は組長代理として参加させていただきました」


 「そうだったんですね。お疲れ様でした」


 紙に名前と参加料500クルシェンを払いテントを出た。なんでも優勝すると賞金が貰えるらしい。


 「これでエントリーは完了しました。司様の番号は39番になります。38番が競技に入りましたらこちらのテントにお越し下さい」


 番号札を受けとるとテントから出た。競技までは自由なのでココナと観客席で観戦することにした。


 「ココナはここか~」


 ちょっと駄洒落を言ってみた。正直凄く寒かった。辺りに目をやると一番前の列の席を二つ確保しいていた。


 「なんですかそれ」


 聞かれてたか


 「なんのことですか?」


 「ココナはここか~ってやつです」


 「なんの事ですか?空耳では」


 知らないふりを通す。今更だが恥ずかしい。


 「そうですか、そうゆうことにしときます」


 笑いながらそう言う。僕もココナの隣の席に腰かけた。


 「あ、始まるみたいですよ」


 席につくとティトステさんが観客席の前にやって来た。隣の人が魔法を使う。


 「皆様本日はお越し頂きありがとうございます。本日は魔法大会になります。今回も優勝者を予想する賭けを行います。ご友人の応援こため、出場者が自らにかけるもよし!ふるってご参加ください」


 それだけ言うとお辞儀をして退場した。


 「私も行ってきます。司さんが優勝に1万クルシェン」


 そう言うとココナはテントに向かって歩いていった。


 「さすがに自分に賭けるのはな」


 暫くしてココナが戻ってくると最初の選手が登場した。スキンヘッドで世紀末に出てきそうな奴だったが意外にも水魔法で雪を降らせるという繊細な事をしてきた。これは普通に綺麗だった。
 大会とは言ってもこの魔法大会はフィギュアスケートと同じような感じで、難易度ごとに点数があり、さらに出来栄え点がつく。制限時間は2分、合計の点数が高い人が優勝だ。


 「時計ってこの世界にもあったんだ」


 「ありますよ、とても高価で普通は買えませんけど」


 声に出ちゃっていたみたいだ。この世界とか言ってしまったが上手く聞き流してもらえたらしい。


 「なるほど、そうなんですね」


 まぁこの世界では時計は内包がいいだろうけど。時間に縛られて生活するのは嫌だからな。
 暫く観戦しているととうとう僕の番になった。


 「続いてはエントリー番号39番、賢者ココナの弟子にして、1400キロの道を3日で往復する神速の持ち主!北條司だ!」


 なんかこれ恥ずかしいな、ココナの方をみると嬉しそうにパチパチと手を叩いていた。あたりの観客も興奮度マックスだ。


 「制限時間は2分、どんな魔法をみせてくれるのかたのしみだ!!」


 深呼吸をして心を落ち着かせる。羞恥心はあるがここは精一杯楽しんで優勝を目指す。なんといっても僕は賢者ココナの弟子だ、魔法でそこらの人に負けるわけにはいかない!


 【土壁アースウォール


 僕を中心に円形に下の土を盛り上がらせて4メートル程の高さの壁と5メートル程の高さのステージを作り上げる。


 【雨乞い《コールレイン》】


 魔力を多目につぎ込み大雨を降らせる。


 「「うぉぉぉぉ!!」」


 今日の天気は晴れ!雨水と太陽の光によって虹が浮かび上がったのだ。さらに僕を中心に壁の中に池が出来上がる。


 【火球ファイアーボール


 特大の火球ファイアーボールを空高く打ち上げると念力を使い形を変えていく。火球ファイアーボールはみるみるうちに形を変えていき一匹の竜になった。空高くで暫くうねるように泳がせると地面に急降下、壁の回りをぐるぐると回る。そして、焼き後をつけて行った。
 竜が消えるとそこには魔方陣が描き出されている。僕がそこに魔力を込めると土が一瞬にして消えた。いや透けた。中の水が外からでもよく見える。


 【土球アースボール


 さっきと同じ要領でイルカに姿を変える。土のイルカが水槽の中を優雅に泳ぎ回ると観客席の興奮は爆発した。土のイルカを消すと水のイルカを作り出す。そして観客の真上を泳がせた。
 最後に全ての水を使い超特大の水球ウォーターボールを作り出すとそれを空高く打ち上げ爆発させる。


 【極寒のアイスエア


 降ってくる水滴を全て一瞬にして冷却させた。キラキラと氷が降っくる。それにあわせて僕はお辞儀をすると会場を出た。確りと土壁アースウォールは元に戻してある。僕としてはかなり上手くやったと思う。 
 アナウンスでも興奮冷めやらぬと言った様子でさっきの演技を評価してくれていた。


 「お疲れ様でした」


 「ありがとうございました。やっぱり司さんは凄いですね、私はあんな事思い付きませんでしたよ!とっても楽しかったです」


 「それは良かったです」


 「では次は私の番なので行ってきます」


 「え?」


 ココナも出場していたのか、ココナがでたら勝てる人なんていないのでは?


 「さて、魔法大会もいよいよ最後の選手になりました!次はエントリー番号42番、前回大会優勝者にして、東の賢者でもある。ココナ・テティーヌ!!」


 そう言うとニコニコ手を降りながら登場した。その姿は有名人のそれだが、よそ見をして歩いている。つまり―――――


 やっぱり転んだ。しかもなってはいけないような音がなっていそうな感じに。あ、回復ヒールを詠唱し始めた。やっぱり痛かったらしい。涙目だ。


 「今回は先程素晴らしい魔法をみせてくれた弟子の北條選手も出場しており師弟対決にもなっている。師匠がまたも優勝するのか、それもとも弟子が師匠を下すか!はたまた別の誰かが優勝者するのか!楽しみだ!」





「ドラゴンテイマーになった僕は鶏を育てて暮らす。」を読んでいる人はこの作品も読んでいます

「ファンタジー」の人気作品

コメント

コメントを書く