ドラゴンテイマーになった僕は鶏を育てて暮らす。
8話 僕と冒険者組合
「ん~まぃぅ~」
「なにその言葉~」
「美味しいって意味ですよ」
僕たちは現在ポパイのレストランで食事をしていた。
「お口にあったようでなによりです」
「いや~本当に美味しい」
「おかわりは要りますか」
「あ、お願いします」
新しく出てきたステーキに舌鼓をうつ。ここの料理は本当に美味しい、ソースがよくあっているのだ。出された料理をペロリと完食すると店を出た。お店の奢りだ。
「さて、次はどこに行きましょうか」
「そしたら冒険者組合の建物に行ってみたいです」
「わかりました」
街を壁に向けて歩くこと数分でその場所についた。冒険者組合っていうからもっと汚そうな物を想像したが結構見た目はきれいだった。
「こんにちは」
出迎えてくれたのは綺麗なお姉さん?だった。なんというか男の人っぽくもあるし女の人っぽくもある。中性的な顔立ちなのだ。
「今回は何の依頼をお受けになられますか」
?まだ登録してないけど、どうゆうことだ?
「あ、今回は司さんが組合を見てみたいっていうので連れてきただけなんです」
「そうでしたか、初めましてティトステと言います」
「初めまして北條司です。お邪魔します」
「何かわからないことがございましたらなんなりとお聞きください」
そういうとティトステさんは下がっていった。辺りを見回す。中は結構スッキリしていて、受付のカウンターだけだった。ボードとかくあるのかと思ったがそうではないらしい。
「結構スッキリしてるんですね」
「そうですね、今の組長になってからは結構スッキリしました」
「と、いうと最近までは組長は別の人だったんですか?」
「そうですよ、組長は四年置きに選挙で代わるんですよ。あとはそれを補佐する組合会が四年置きに、冒険者会が二年置きに選挙で代わります」
なるほど、日本の国会みたいだ。
「組合会と、冒険者会とはなんですか?」
「組合会と冒険者会には大きな違いはありません。
ただ、組合会は長い目でみて組合をよくするために会議、意見したりする会で、冒険者会は今困っている事を改善するための会議、意見をしたりする会です。
まず冒険者会で会議して意見を出し、それを組合会で会議し、検討、意見を出します。そしてその意見をまた冒険者会に出して両者が納得したところで組長に意見を提出し、承認されたら、私たち報せる。こうしてより良い組長を作っていくための組織です。
また組長から意見を出す事もできてその時も両方から納得が得られたら承認となります。ですから組長とは言っても平事はあまり力がないんですよ」
なるほど、いよいよまさに日本の国会といった感じになっている。
「その選挙は誰でも出られるのですか?」
「そうですね、選挙に出るにもお金が必要ですけど、まぁそれ以外は特にありませんね」
なるほど、年齢制限などもないということか。まぁやる気はないんだけどね。
「話を戻しますと、いまの組長になる前は掲示板に乱雑に依頼が貼られていて、ダブルブッキングも珍しくはなかったんですけど、今の受付で全ての依頼を選択、受ける形にしてからはそうゆうのがなくなって、もちろん最初は変化に戸惑いましたけどなれると今のは楽でいいんですよ」
つまり今の組長が腕利きだったってわけか。
「冒険者ってどんな仕事をするんですか」
「主には雑用です。あとは他の街に手紙を届けたり商人の護衛をしたり、摩物の討伐をしたりって感じですかね」
そこら辺はイメージ通りらしい。
「そうだ、トライアイウルフってまだ持ってますか」
「ありますよ」
「そしたら組合に登録しておきませんか、組合費はかかりますけど街に来る度に無期限の依頼を受けておけば組合費分くらいは稼げますし。それにあれを売るなら入っていた方が高くなりますから」
「なるほど、試験とかはないんですか」
「ないですよ」
それならいいか、無期限の恐らく薬草採取とかだろうしあとは摩物がいたら討伐して取っ手おけばいいわけだし。ココナと一緒に受付に行く。
「ココナ様お久しぶりです」
「久しぶりです」
「今回はどのようなご用件で?」
「司さんの登録をお願いしたいのです」
「わかりました。ではこちらに必要事項をお書きください」
出された紙にペンをはしらせる。名前、年齢、職業、備考欄にドジ賢者ココナの弟子と書いておいた。
「お願いします」
「確認します。ココナ様のお弟子様ですか」
「そうです」
「でしたら使える魔法の中で一番強力な魔法のクラスを教えてください」
一番強力なやつ、使ったことはないけど水爆なんかも起こせるけどあれなんかやったらこの街吹き飛ぶし、被害尋常じゃないし、そうなると現実的なのはなんだろう。 
「僕ってどれくらいですかね」
「う~ん、災害級くらいじゃないかな。ほらあの雨乞いなんかは魔力あげれば大洪水だし」
確かに、じゃあ災害級でいいか。
「災害級みたいです」
「なるほど、さすがココナ様のお弟子様です」
少し、頬をひきつらせながら備考欄に災害級と書いていく。
「あとはそうですね、回復魔法は使えますか?」
「うーん。一応腕がもげるとかでなければ治せますね」
そういうと回復魔法極級と書いていく。因みに魔法は下級、中級、上級、極級、災害級、天災級、神級とある。ココナは天災級だ。 
「以上ですね、只今組合証を発行して参りますので少々お待ち下さい」
そういうとパタパタとかけていった。
「お待たせしましたこちらが組合証になります。こちらは身分証になっているのでなくさないようにお願いします」
そういって名前と数字が書かれたカードを渡してきた。
「組合についての説明はお聞きになりますか?」
「お願いします」
「では、まず依頼の受け方についてですが―――――」
どうやらおおむねココナに教えて貰った通りで間違いないらしい。
「素材の買い取りをやっていると聞いたのですが」
「やっています。ここから離れた場所なので案内人を出しましょうか」
「大丈夫です。私が知っているので」
お辞儀をするとココナについて外へ行く。外に出ると空がオレンジ色になってきていた。
「急ぎましょうか」
「そうですね」
急ぎ足で買い取り所に向かう。そこは街の外れにあった。
「あんまりここ来たくないんですよね」
「確かにそうですね」
扉を開けると血の臭いが漂ってきた。
「こんにちは、こればっかりはどうしようもないですからね。お品ものは?」
「あ、これです」
蔵からトライアイウルフを引っ張り出す。うん、腐ってないな。
「これはトライアイウルフじゃないですか。しかも腐食が全くない」
「どうですかね」
「完璧です。毛皮も綺麗ですし、少し待っていてください」
そういうと奥から紙の束を持って戻ってきた。それからトライアイウルフの大きさなどを測っていく。どうやらあの紙に色々書いてあるみたいだ。
「そうですね、六万クルシェンでどうでしょうか」
わお、あれってそんなに高かったんだ。
「それでお願いします」
お金を受けとると買い取り所を出る。
「どこに向かってるんですか?」
「私の家ですよ」
なるほど、確かにもう暗いからな。まぁここは街灯があるからあまり夜って感じがしないけど。そう、ここには街灯があるのだ。さっき魔法使い達が街の街灯に火を入れていた。
「ここです」
ココナの家は街の中心地にあった。
「もしかしてココナってお金持ちですか?」
「そうですね、お金に困ったことはありません。ただ確りと仕事もしてますし」
そっか、でも仕事をしていてもこんな家には買えないんじゃないだろうか。
「さ、取り敢えず入りましょ」
家の中は凄かった。まずリビングにはとても大きなテーブルと沢山の椅子。キッチンはさっきのレストランみたいで寝室は天葢付きのベッドがあった。さらに書斎が一つと書庫が二つあった。それでもまだ空き部屋がある。
「これって誰かと一緒に住んでるんですか?」
「一人ですよ」
それにしてはとても掃除が行き届いていた。
「さ、ご飯にするんで好きにして待っていてください」
ココナの言葉に甘えて少し今日の事をふりかえる。今日はまずポパイのレストランと契約を結んだ。一個500クルシェン、一回で納品できる数はおよそ900くらいだろう。つまり現時点での月収は45万クルシェンということだ。ここに冒険者組合の収入と組合費と、領民税と所得税が入る。この領は豊だが税金が高いらしく、今日みて来た感じだとお金と物の価値は日本とほぼ同じだった。つまりこのままだと生活は厳しいと思う。何か考えなくては。
「なにその言葉~」
「美味しいって意味ですよ」
僕たちは現在ポパイのレストランで食事をしていた。
「お口にあったようでなによりです」
「いや~本当に美味しい」
「おかわりは要りますか」
「あ、お願いします」
新しく出てきたステーキに舌鼓をうつ。ここの料理は本当に美味しい、ソースがよくあっているのだ。出された料理をペロリと完食すると店を出た。お店の奢りだ。
「さて、次はどこに行きましょうか」
「そしたら冒険者組合の建物に行ってみたいです」
「わかりました」
街を壁に向けて歩くこと数分でその場所についた。冒険者組合っていうからもっと汚そうな物を想像したが結構見た目はきれいだった。
「こんにちは」
出迎えてくれたのは綺麗なお姉さん?だった。なんというか男の人っぽくもあるし女の人っぽくもある。中性的な顔立ちなのだ。
「今回は何の依頼をお受けになられますか」
?まだ登録してないけど、どうゆうことだ?
「あ、今回は司さんが組合を見てみたいっていうので連れてきただけなんです」
「そうでしたか、初めましてティトステと言います」
「初めまして北條司です。お邪魔します」
「何かわからないことがございましたらなんなりとお聞きください」
そういうとティトステさんは下がっていった。辺りを見回す。中は結構スッキリしていて、受付のカウンターだけだった。ボードとかくあるのかと思ったがそうではないらしい。
「結構スッキリしてるんですね」
「そうですね、今の組長になってからは結構スッキリしました」
「と、いうと最近までは組長は別の人だったんですか?」
「そうですよ、組長は四年置きに選挙で代わるんですよ。あとはそれを補佐する組合会が四年置きに、冒険者会が二年置きに選挙で代わります」
なるほど、日本の国会みたいだ。
「組合会と、冒険者会とはなんですか?」
「組合会と冒険者会には大きな違いはありません。
ただ、組合会は長い目でみて組合をよくするために会議、意見したりする会で、冒険者会は今困っている事を改善するための会議、意見をしたりする会です。
まず冒険者会で会議して意見を出し、それを組合会で会議し、検討、意見を出します。そしてその意見をまた冒険者会に出して両者が納得したところで組長に意見を提出し、承認されたら、私たち報せる。こうしてより良い組長を作っていくための組織です。
また組長から意見を出す事もできてその時も両方から納得が得られたら承認となります。ですから組長とは言っても平事はあまり力がないんですよ」
なるほど、いよいよまさに日本の国会といった感じになっている。
「その選挙は誰でも出られるのですか?」
「そうですね、選挙に出るにもお金が必要ですけど、まぁそれ以外は特にありませんね」
なるほど、年齢制限などもないということか。まぁやる気はないんだけどね。
「話を戻しますと、いまの組長になる前は掲示板に乱雑に依頼が貼られていて、ダブルブッキングも珍しくはなかったんですけど、今の受付で全ての依頼を選択、受ける形にしてからはそうゆうのがなくなって、もちろん最初は変化に戸惑いましたけどなれると今のは楽でいいんですよ」
つまり今の組長が腕利きだったってわけか。
「冒険者ってどんな仕事をするんですか」
「主には雑用です。あとは他の街に手紙を届けたり商人の護衛をしたり、摩物の討伐をしたりって感じですかね」
そこら辺はイメージ通りらしい。
「そうだ、トライアイウルフってまだ持ってますか」
「ありますよ」
「そしたら組合に登録しておきませんか、組合費はかかりますけど街に来る度に無期限の依頼を受けておけば組合費分くらいは稼げますし。それにあれを売るなら入っていた方が高くなりますから」
「なるほど、試験とかはないんですか」
「ないですよ」
それならいいか、無期限の恐らく薬草採取とかだろうしあとは摩物がいたら討伐して取っ手おけばいいわけだし。ココナと一緒に受付に行く。
「ココナ様お久しぶりです」
「久しぶりです」
「今回はどのようなご用件で?」
「司さんの登録をお願いしたいのです」
「わかりました。ではこちらに必要事項をお書きください」
出された紙にペンをはしらせる。名前、年齢、職業、備考欄にドジ賢者ココナの弟子と書いておいた。
「お願いします」
「確認します。ココナ様のお弟子様ですか」
「そうです」
「でしたら使える魔法の中で一番強力な魔法のクラスを教えてください」
一番強力なやつ、使ったことはないけど水爆なんかも起こせるけどあれなんかやったらこの街吹き飛ぶし、被害尋常じゃないし、そうなると現実的なのはなんだろう。 
「僕ってどれくらいですかね」
「う~ん、災害級くらいじゃないかな。ほらあの雨乞いなんかは魔力あげれば大洪水だし」
確かに、じゃあ災害級でいいか。
「災害級みたいです」
「なるほど、さすがココナ様のお弟子様です」
少し、頬をひきつらせながら備考欄に災害級と書いていく。
「あとはそうですね、回復魔法は使えますか?」
「うーん。一応腕がもげるとかでなければ治せますね」
そういうと回復魔法極級と書いていく。因みに魔法は下級、中級、上級、極級、災害級、天災級、神級とある。ココナは天災級だ。 
「以上ですね、只今組合証を発行して参りますので少々お待ち下さい」
そういうとパタパタとかけていった。
「お待たせしましたこちらが組合証になります。こちらは身分証になっているのでなくさないようにお願いします」
そういって名前と数字が書かれたカードを渡してきた。
「組合についての説明はお聞きになりますか?」
「お願いします」
「では、まず依頼の受け方についてですが―――――」
どうやらおおむねココナに教えて貰った通りで間違いないらしい。
「素材の買い取りをやっていると聞いたのですが」
「やっています。ここから離れた場所なので案内人を出しましょうか」
「大丈夫です。私が知っているので」
お辞儀をするとココナについて外へ行く。外に出ると空がオレンジ色になってきていた。
「急ぎましょうか」
「そうですね」
急ぎ足で買い取り所に向かう。そこは街の外れにあった。
「あんまりここ来たくないんですよね」
「確かにそうですね」
扉を開けると血の臭いが漂ってきた。
「こんにちは、こればっかりはどうしようもないですからね。お品ものは?」
「あ、これです」
蔵からトライアイウルフを引っ張り出す。うん、腐ってないな。
「これはトライアイウルフじゃないですか。しかも腐食が全くない」
「どうですかね」
「完璧です。毛皮も綺麗ですし、少し待っていてください」
そういうと奥から紙の束を持って戻ってきた。それからトライアイウルフの大きさなどを測っていく。どうやらあの紙に色々書いてあるみたいだ。
「そうですね、六万クルシェンでどうでしょうか」
わお、あれってそんなに高かったんだ。
「それでお願いします」
お金を受けとると買い取り所を出る。
「どこに向かってるんですか?」
「私の家ですよ」
なるほど、確かにもう暗いからな。まぁここは街灯があるからあまり夜って感じがしないけど。そう、ここには街灯があるのだ。さっき魔法使い達が街の街灯に火を入れていた。
「ここです」
ココナの家は街の中心地にあった。
「もしかしてココナってお金持ちですか?」
「そうですね、お金に困ったことはありません。ただ確りと仕事もしてますし」
そっか、でも仕事をしていてもこんな家には買えないんじゃないだろうか。
「さ、取り敢えず入りましょ」
家の中は凄かった。まずリビングにはとても大きなテーブルと沢山の椅子。キッチンはさっきのレストランみたいで寝室は天葢付きのベッドがあった。さらに書斎が一つと書庫が二つあった。それでもまだ空き部屋がある。
「これって誰かと一緒に住んでるんですか?」
「一人ですよ」
それにしてはとても掃除が行き届いていた。
「さ、ご飯にするんで好きにして待っていてください」
ココナの言葉に甘えて少し今日の事をふりかえる。今日はまずポパイのレストランと契約を結んだ。一個500クルシェン、一回で納品できる数はおよそ900くらいだろう。つまり現時点での月収は45万クルシェンということだ。ここに冒険者組合の収入と組合費と、領民税と所得税が入る。この領は豊だが税金が高いらしく、今日みて来た感じだとお金と物の価値は日本とほぼ同じだった。つまりこのままだと生活は厳しいと思う。何か考えなくては。
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