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ドラゴンテイマーになった僕は鶏を育てて暮らす。

ノベルバユーザー313493

3話 僕とココナと世界の常識

 家に着くと余っている部屋のベッドに少女を寝かす。少しあれだが、まぁ洗えばいいし。流石に床に置いておくのは可愛そうだからな。取り敢えず大丈夫そうなので家を出ると狼を回収しに戻った。
 改めてみてみると相当な大きさだ。僕は身長が高くないがそれでも164ある。その僕が両手を目一杯広げても三倍近くあるのだから相当なものだ。蔵を出してその中の斬り倒した木と狼をしまっておく。全て回収すると家に帰った。まずは鶏舎へ行き餌をやる。家に入る
お米を研いで、ご飯を炊く。今日はカボチャのスープ、蒸したカボチャと芽キャベツだ。初めてのお客さんだから張り切って作りすぎてしまった。
 取り敢えずご飯が出来たので少女を呼びに部屋へ行く。一応ノックしてみるが反応がないのでまだ寝ているのだろうと思いドアを開ける。するとガバッと少女が起き上がった。クンクンと何かに反応すると目があった。


 「おはようございます。気分はどうですか」


 「ご飯!」


 (おいおい、会話してくれよ。起きて第一声がご飯とかどんだけ食いしん坊なんだ)


 「ご飯ならできてますから、その前にその服をどうにかした方がいいんじゃないですか?」


 僕がそういうと少女は自分の服をみてみるみる顔を赤くする。


 「僕のでよければ服貸しますが」


 「いえ、大丈夫です。桶をかして頂けますか」


 「わかりました」


 キッチンへ行き桶に沢山の水を入れるとタオルを持って部屋の前まで行き桶を置くと扉を開いた。


 「!?」


 すぐさま扉を閉める。なんで脱いでるんだ!? 


 「見ましたか」


 「いえ、みてないです」


 嘘を着いた。バッチリ見えていた。でもあそこではそう謂うしかないと思う。うん、僕の対応は間違っていない。暫くすると外套をはおって正面で押さえた少女が扉を開けて出てきた。外套の下からてを出しているので何も来ていない下が丸見えになっていたが取り敢えずあまり見ないようにして桶を渡した。
 テーブルに座って待っていると申し訳なさそうに少女が部屋から出てきた。


 「すみませんでした」


 「いえいえ、困ったときはお互い様ですから。まあ座ってください」


 僕がそういうとぱっと花が開いたように少女の顔が笑顔になった。


 「しかし迷惑をかけてしまい、危うく死ぬ所でした」


 「確かにね、でも死んでいない、それどころかかすり傷も無いんだからもういいじゃないか」


 本当はお尻がまだ痛いけどね 


 「でも」


 「いいからほら、座って食べよ口に合うかはわからないけどね。それから話を聞かせてよ」


 少女は頷くと椅子を引く。


 (引きすぎじゃ――――)


 ドンッ


 案の定少女は床に尻餅を着いた。


 「大丈夫です。いつものことなので」


 (いつもの事なんだ・・・)


 「いただきます」


 スープに口をつける。うん、我ながら上出来だった。少女も気に入ったようでガツガツと料理を口に運んでいた。


 「おかわりあるから遠慮なく言ってね」


 「ありがとうございます」


 ご飯とスープをよそうと少女のまえに出す。少女はそれを真剣に食べていた。時折食べる手を止めて幸せそうな顔をする。ご飯を二杯、スープを六杯飲んだところで少女はごちそうさまをした。


 「ありがとうございました。とても美味しかったです」


 「それはよかった。僕は北條司、司が名前で北條が苗字だから、君の名前も教えてもらってもいいかな」


 「ココナ・テティーヌです。気軽にココナと呼んでください」


 「じゃあココナはなんであの3つ目の狼に教われていたの?」


 「3つ目の狼――――あぁ、トライアイウルフですか、森の中で薬草を採っていたらたまたま出くわしてしまって、魔法で倒そうと外套の中をみたらなくて、それで逃げてたんです。そうだ!あの杖どこにありました?」


 「ずっとココナが持ってたけど」


 「え?なかったですよ」


 「いやいや、ずっと持ってましたって」


 「うそ、」


 「うそじゃないです」


 ガーンという顔でこちらを見ている。予想はしていたが相当なドジっ子みたいだ。  


 「まぁいいや、他に聞きたいことはありますか?」


 「そうですね、特には」


 「でしたら私からも幾つかいいですか?」


 「はい」


 「なぜグローブを着けてないんですか?」


 「なぜグローブ?」


 「え?それは個人情報を守るためですよ。手の甲には職業にスキル、ステータスと重要な事が書かれていますからね」


 それは知らなかった。このまま街に言っていたら個人情報駄々漏れだったんだ。取り敢えず記憶喪失で知らなかったということにしとくか、


 「すみません、つい最近以前の記憶がなくて」


 「え!大変じゃないですか!私にできる事なら何でも行って下さい!!」


 ドンッと椅子から立ち上がると僕の手を握ってそう言ってくれた。


 「本当ですか、そしたらこの国の常識を教えて貰えますか」


 「わかりました。そしたらまずこの世界について説明します。この世界には五つの大陸があります。一つはフェルト魔大陸、ここが一番大きいです。そして二番目に大きいユーラシア大陸、三番目はここ、スフェンド大陸、四番目はエルメサイズ大陸、五番目はデディント大陸です。この内国と宣言して法の下に統治された国があるのはスフェンド大陸とデディント大陸だけです。


 さらにスフェンド大陸でも国は一国しかないです。
 ちなみにここはちょうどスフェンド大陸唯一の国、クルシュエン王帝国テティーヌ領の中です」


 「なるほど、ってココナって御嬢様!?」


 「いやいや、私は庶子でずっと父とは離れていたので御嬢様ではないですよ」


 「そうなんですね、すみません」


 「いいんですよ。それでこの国で使われているお金ですが、クルシェン硬貨かといって、1クルシェン硬貨、10クルシェン硬貨、100クルシェン硬貨、500クルシェン硬貨、5000クルシェン硬貨、10000クルシェン高価と全部で6種類あります。10クルシェンは1クルシェン10枚分です。他は常に手にはグローブを着けるということくらいでしょうか」


 じゃあいつか街に行くときは何かで手をおおわなきゃだ。


 「なるほど、ありがとう。これで街にも行けるよ」


 「無理ですよ?」


 「え?」


 「いや、領民証明を持ってないと入れないです」


 「それっじゃどうすれば」


 「年に一回ある選定会で移民届けを出しそれが受理されれば入れます。たしか次は8ヶ月後だったかと」


 なるほど、したら暫くはここから動けないと。


 「あ、そうだ。必要な物があれはま街から買ってきますよ」


 「いいですよ」


 「いや、買ってきます」


 「もう暗くなっているのでこの話はまた明日でもう寝ましょう」


 そう無理矢理話を切ると部屋に行く。何か言いたそうにしていたが部屋に戻った。








 

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