詩集 ツキアカリ

四ノ宮雪子

おばあちゃん家


押入れの柱のヒノキが香る

朝、目を覚ませば雀と共に空を見て

おはようと大きく深呼吸

たくあんと白米、味噌汁に納豆に焼き魚

食べて歯を磨けばもう1日は始まっている

チリンチリンと風を漂う風鈴の音色を聴きながら机に向かう

お昼になるにつれてだんだんとポカポカしてくる

キリのいいところでしば犬と散歩

近くの竹林を抜け大きな草原を横切りトラクターに挨拶をする

犬はいつも前を行く

時として止まったりしながらもやはりゆっくりは行ってくれない

机に向かうと決めたのは3時45分

アイス片手にTシャツに汗を染み込ませながらも私は机に向かう

おばあちゃんの家はいい匂いでとても落ち着くいいとこだなぁ

そんなこと思いながら私の鉛筆は紙をなぞるばかりである

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