異世界に飛ばされた僕は≪槍術士≫として生きていく

天元神楽

閑話 フィーアの家庭


これは嵩樹が異世界に飛ばされる前の話である
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「フィーちゃん ごはんよ~」

「はーい」

食事の準備が整ったことを知らされ、ダイニングに向かう

「ママ 今日のご飯は何?」

「今日はね フィーちゃんの大好きな シザーキングのスープよ」

「やったー!」

母親から献立を聞いたフィーアは飛び跳ねて喜んだ

「フィーは本当にシザーキングのスープが好きだな」

「だっておいしいんだもん パパだって好きでしょ」

父親に問い返す

「僕はメイアの作る料理なら何でも好きだよ」

そう言うとメイアの頬にキスをした

「もう、あなたったら」

二人はそのままいちゃつき始めた

「はぁ~ 始まったよ」

フィーアはそんな二人の様子をあきれ顔で見ていた

「パパ! ママ! スープが冷めちゃう!」

フィーアは両親を二人の世界から連れ戻す

「おお、そうだなせっかくのメイアの料理が冷めてしまっては勿体ない、もちろんメイアの料理は冷めてもおいしいがな ハハハ」

「もう、あなたったら」

そうして二人は又も自分たちの世界に入っていくのであった

《はぁ~ 私、結婚できなくてもいいかも、、、》

こんな両親を見て育ってきたために結婚に対する印象がおかしなことになっているフィーアであった



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フィーアちゃんの両親はとてもラブラブのようです、、、

豆知識:シザーキングは討伐ランクB+の魔物だよ




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