異世界に飛ばされた僕は≪槍術士≫として生きていく
第三話 覚悟
嵩樹から聞かされた話で取り乱していたミーナをどうにか落ち着かせお茶を飲んで一息ついた
「はぁ 改めて言うがフィーアの母親は聖女様だ」
「はい」
「それで、その母親と護衛の聖騎士だった父親が行方不明になった」
「え!?」
ミーナは又しても驚いた
「先に話を聞いてくれないか 後でいくらでも驚いていいから」
「す、すみません」
嵩樹にそう言われ恥ずかしさで顔が赤くなった
「れそでだ、両親がいなくなったという知らせを聞いて二人で探そうとなったわけだ」
「お二人がこの町に来たのは探す旅の途中だったということですね?」
「ああ、そうだ」
ミーナは嵩樹から聞いた話を自分の中で整理して結論を出した
「これからもお二人は旅を続けられるのですよね」
「まだ見つかったって知らせはないから そうなるだろうな」
ミーナの問いに頷いた
「タカキさん フィーアさんお願いがあります」
嵩樹の回答を聞いたミーナは居住まいを正して言った
「なにかな」
ミーナの態度に押される嵩樹
「私を、、連れて行って頂けないでしょうか」
「えーと それはミーナも一緒に来てくれるってことかな?」
「はい、私もフィーアさんのご両親を探す旅に連れて行ってほしいのです」
嵩樹は考えた連れて行くのは吝かでもないが 連れていく場合、彼女にはすべてを置いて行ってもらうことになる更にはギルドの仕事もやめてもらわなければならない
「言葉はうれしいが本当にいいのかい?」
「はい、もう決めたことですから」
ミーナの目には決意が籠っていた
「分かった僕は構わないよ 後はフィーア次第だよ」
そう言って嵩樹はフィーアに水を向けた
「ミーナさん 本当にいいんですね?」
「はい」
「もうこの街には二度と帰ってこれないかもしれませんよ」
この言葉には嵩樹がぎょっとした
「フィーア 流石にそこまでは、、、」
「タカキ、私は村に二度と帰らないつもりで出てきたの だから一緒に来てもらうなら同じ覚悟をしてもらわないといけないと思うの」
フィーアがどれほどの覚悟で旅に出たのかを知り驚く嵩樹であった
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女の覚悟は、時として周りに大きな衝撃を与えるものです
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