異世界に飛ばされた僕は≪槍術士≫として生きていく

天元神楽

第六話 冒険者ギルド


冒険者ギルドの場所を門番に聞いた嵩樹たちはギルドへと向かった

「ここか、、、」

「剣と盾の絵 間違いないと思います」

ギルドの外見は石積で二階建ての立派な建物であった

《テンプレだと、登録の時に絡まれるんだろうな、、、》

「さあ 入りましょうタカキ」

「あ、あぁ」

ギルドの中は正面に役所のような窓口が並んでおり、入って左側に談話スペース 右側にはボードとそこに大量の紙が貼られていた

二人はまず窓口に向かった

「こんにちは」

「こんにちは、本日はどのようなご用件でしょうか?」

「登録したいのですが」

「登録ですね、御二方とも登録でよろしいでしょうか」

「はい お願いします」

嵩樹すんなり話が進んで安心していた

「では、こちらにご記入をお願いします」

《えーとなになに 名前 出身地 得意な武器か》

嵩樹は名前はタカキ・シイナと書き、出身地をコーン村と書き、得意な武器は槍と書いた

《フィーアはなんて書いたんだろ》

興味本意でフィーアの紙をのぞいてみた

~~~~~~~~~~~~~~~~~
名前:フィーア・クロイツ・シイナ
出身地:コーン村
得意な武器:魔法
~~~~~~~~~~~~~~~~~

「え 」

「どうしたのタカキ?」

「フィーアの苗字ってクロイツだったんだ」

「あれ? 言ってなかったっけ」

二人の間に妙な間が生まれる

「まあ、知らなくてもこれまで困らなかったし」

「そうね それに私はもうシイナだから」

フィーアの言葉に改めてこの美少女が自分の奥さんなのだと実感する嵩樹であった

「ごほん、よろしいでしょうか?」

「す、すいません」

受付のお姉さんも目の前で桃色な空間を作られてはたまらないのであった

「では説明をさせて頂きます」

その後、お姉さんからギルドのシステムや注意事項について説明を受けた

「以上になります、何かご質問はありますか?」

「自分は大丈夫です フィーアは?」

「私も大丈夫」

ギルドのルールなども大して難しいものではなかったため特に困ることはなかった

「では、これからのお二人の冒険に幸有らんことを」

「ありがとうございます お姉さん」

お姉さんと呼ばれ自分が名乗っていないことに気が付いた

「あ、申し遅れました 私、受付担当のミーナと申します 何かありましたら私の所に来てくだされば対応します」

「僕は嵩樹といいます こっちは妻のフィーアです 改めてよろしくお願いします」

「よろしくお願いします」

ミーアさんとの話を終え、嵩樹たちの冒険はこれから始まろうとしていた

その時、ギルドの入り口が開き柄の悪そうな連中が入ってきた

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二人の運命やいかに


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