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異世界に飛ばされた僕は≪槍術士≫として生きていく

天元神楽

第三話 家族


ルーノ伯爵の話を一通り聞いた嵩樹とフィーアは一度家に帰ることにした

「タカキ、フィーアを頼む」

「はい、今日はずっと傍にいるつもりです」

「そうか、なるべく一人にはしないようにしてくれ、、、本当なら儂も近くにいたいのじゃが」

「わかってます こちらは自分で何とかしますので」

嵩樹はフィーアを連れて家に帰っていった
二人を見送った村長はルーノ伯爵のいる部屋に戻った

「すまんな、モール」

「いえ、それで娘から手紙がなかったでしたな」

「ああ、これまで聖女様はどこかに突然行かれてしまうことは多々あったが今回のような何の連絡もなくいなくなることはなかったからな」

「残念ながら儂のところにも連絡はありませなんだ」

「そうか」

「先ほどのフィーアの様子からしても何も知らされていなかったようです」

「親と娘にも連絡なしか、、、」

話を聞いたルーノ伯爵はしばらく考えるのであった



「フィーア、少し横になったらどうだい?」

家に戻った嵩樹たちであったが、両親の失踪を聞かされたフィーアの表情は暗いままであった

「いいえ、大丈夫よ 心配かけてごめんなさい」

「何を言っているんだい 夫が妻を心配するのは当たり前じゃないか」

「そうね、ありがとうタカキ 少し横になるは」

そう言ってリビングのソファーに座ったフィーアは隣の空いている席を叩いた

「タカキここに座って」

「お昼の用意をしないと」

「いいから」

フィーアに強くお願いされた嵩樹はフィーアのとなありに座った

「・・・フィーア?」

嵩樹が座るとフィーアは嵩樹の膝の上に頭を乗せた

「お願い このままで」

「わかった 少し眠ったらまた今後のことを話そう」

「うん、おやすみ、、タカキ、、、」

そういうとフィーアは余程疲れていたのかすぐに寝息を立て始めた

「おやすみ、フィーア」


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膝枕、、、されたことはあるけどしたことない
どんな感じなんだろう?

村長はフィーアのおじいちゃんです



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