第二話　変動

翌朝二人は村長の家へと向かった

「ごめんください　村長いますか」

「おーう　入ってこい」

嵩樹が呼びかけたところ奥から返答があったのでそのまま入ることにする

「お邪魔します」

「お邪魔いたします」

二人は奥の部屋へと向かった
そこには村長と身なりのいい壮年の男が向かい合うように座っており、男の後ろにはその護衛と思われる鎧を着た青年が立っていた

「来たか、まあまずは座れ」

村長に言われるまま二人は腰を下ろした

「村長　用事というのはこちらの方に関係が？」

嵩樹はさっそく村長に聞いてみた

「ああ、まずは紹介しよう　こちらはロウネア王国宗教大臣のルーノ伯爵様だ」

「ルーノだ　堅苦しい挨拶などは必要ないぞ　一応貴族なんぞをやっておるが、前は冒険者をしておったかなら、偉ぶるのは面倒でならん」

貴族と聞いて最初は身構えた嵩樹であったが伯爵の話を聞いて肩の力を抜いた

「嵩樹といいます」

「フィーアと申します　タカキの妻にございます」

「うむ、よろしく頼む」

自己紹介の済んだ一同はさっそく要件に入る事にした

「今回、ルーノ伯爵が来られたのは、フィーアお前の母親に関してのことだ」

急に母親のことが出てきたことにフィーアは表情を硬くする

「母に何かあったのですか？」

「それはだな、、、」

「それについては私から説明しよう」

村長が言いよどんでいるのを見かねたルーノ伯爵が説明を引き継いだ

「君の母君が聖女であったということは知っているかね」

フィーアは無言で頷いた

「その聖女様なのだが、、、君の父君の聖騎士ディートと共に行方不明になった」

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パソコンを変えました
セットアップが思いの外大変でした（)´д`(）ｹﾞｯｿﾘ・・・