異世界に飛ばされた僕は≪槍術士≫として生きていく

天元神楽

第二章 第一話 日常生活


フィーアとの結婚生活が始まり半年が過ぎた

「ただいま フィーア」

「お帰りなさい タカキ 今日はどうでした?」

「うん、イノシシが三頭されたよ」

「まあ、それなら今日は牡丹鍋ですね」

フィーアと結婚した嵩樹は猟師して生計を立てており、もともと槍神の加護を持っていたこともあってすぐに村一番の猟師しなった 猟師と言っても普通の猟師が使う弓や罠を用いた方法ではなく、加護の力とスキルを用いた嵩樹独自の狩りのやり方であった

「フィーアの作るご飯は美味しいからな~ 楽しいにしているよ」

「はい! すぐに準備しますね」

最近になって分かったことだがこの世界にはスキルが存在するようだ
スキルとは加護とは違い、練習や経験の積み重ねにより発生することのある行動を補助する力だ
補助とはいってもスキルの種類やレベルによって受けられる恩恵の差は天と地ほどの差がある
スキルのレベルを上げるには実地での経験が必要となる 例えば剣術のスキルを持っているものは実際に魔物などと戦うことでスキルレベルを上げることが出来る
俺の持っているスキルは気配察知と気配遮断の二つである この二つのスキルは対をなすような存在であり、例えば気配遮断スキルレベル1の人を見つけようとすると気配察知スキルはレベル2以上が必要となる 逆に気配察知スキルレベル5の人から隠れようとすると、気配遮断スキルはレベル5以上必要になるといった具合である
俺はこのスキルを活かして、気配を消して獲物気付かれないように近づき槍の間合いに入ったらあとは一突きである

「そういえば、村長さんが明日二人で家まで来てほしいそうですよ」

「何の用だって?」

「詳細は明日来たら話すそうです」

「そうか、分かったじゃあ明日は猟は休みだな 今夜はフィーアと一緒にゆっくり休めそうだ」

「はい」

嵩樹の言葉に照れながら返答をするフィーアであった



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フィーアと夜一緒に過ごす、、、夫婦の二人が、、、ちくしょー!?






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