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異世界に飛ばされた僕は≪槍術士≫として生きていく

天元神楽

第三話 出発

「さてと、今やれることはもうないよな」
ステータスボード、持ち物の確認もすべて終わり現状すぐにやるべきことをすべて終えた嵩樹であった
「ふー、、、よし、じゃあ行くか」
ようやく異世界での旅が始まろうとしていた
「てーと、どの方角に行けば街に行けるのかな?」
「まずは、道を探すか」
そう呟くと歩きだすのであった



しばらく後
「全然道に出ない、、、」
草原の中を2時間程歩いた嵩樹であったが街に行くどころか街道にすら出ることが出来ていなかった
「あーもう、どこだよここ、人いないし、草ばっかりだし、景色変わらないし、つーかーれーたー!!!」
変わらない風景にうんざりしている嵩樹であった、少し付け足すのであれば嵩樹は2時間の間に20km移動しており槍神の加護による身体強化の影響を強く受けているのだが本人は知る由もないのであった


『おら、歩け歩け』
「ん?なんだ、今のは人の声だよな」
しばらくその場で休んでいた少年であったが遠くの方から声が聞こえてくるのであった
「誰かいるんなら街への行き方教えてもらえるかも!」
異世界に来て初めて聞く声に喜ぶ少年であった
「あっちの方だったよな」
声のした方に走り出した少年であった


『さっさと歩け歩けなくなった奴はこの場で食うぞ!』
「豚頭が喋ってる、、、」
声のする方に向かった嵩樹であったがそこにいたのは豚の頭をしたオークであった
「あれってやっぱりオークだよな、、、どうしようこの世界のオークって人と敵対してるのかな?」
『何をやっている! おら!さっさと立て!!!』
「え、、、」
その時少年の目に飛び込んできたのは倒れている少女であった
『さっさとしろ! 晩飯になりたいのか!!!』
そう言ってオークは少女を蹴り飛ばした
《あ、、、あ、、あぁぁ!?》
嵩樹の中の何かが切れる音がした
「お前! 何をやっている!!!」
気が付いた時にはオーク達の前に立っていた
『おん、なあんだあお前は』
『なんか変なガキが出て来たぞ』
『隠れていればいいものを自分から出てくるとは』
『まあいいじゃねえか、これで食糧も増える』
オークたちの視線が少年に集まる
《やべー、、、思わず出てきちゃったけど4体もいるじゃん、それに今食料とか言ってたよな てことは間違いなく人と敵対してるってことじゃん》
勢い勇んで飛び出した嵩樹であったが自らの置かれた状況に気が付き焦り始めるのであった


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人の歩く速さは大体、時速4kmくらいです
加護の力をバリバリ受けているので徒歩でも、時速10kmになっています

次回もよろしくお願いします<(_ _)>



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