魔法科高校白百合学園底辺クラス1年C組〜実力で示してみろよ〜

豚の人。

なんのコントをしてるんだよ





今の時刻は20:30...となると、裏組織の活動まで残り30分か。あまり時間がないな。
 
俺は自室のベッドにダイブし、さっきの事を思いだす。

「篠原さんに気をつけろ、か...」

紫音は真剣な眼差しで俺にこう言った。嫉妬してるとかそんなんじゃなく、真剣に。

「そんな事言われてもな...。たった一人の話し相手なんだぞ?篠原さんは...」

友達と言える程ではないだろうが、数少ない俺の話し相手ではある。
それに、今までの篠原さんの言動からは気を付ける要素なんてどこにもないぞ…?

まぁ、女には裏の顔があるとかよく言うが...篠原さんにも裏の顔があるのかもしれないな。少し警戒しといた方が良いのだろうか。

「っと...そろそろ行くか」

寮から理事長室まで結構距離があるからな。少し早めに行くとするか。俺ってほんと優等生だな。





「やべぇ...死ぬ...」

俺は頭に手を当てその場に抱え込む。というのも、数秒前の話である。

今は夜。辺りが薄暗く周りが見えにくい中、俺は紫音の発言についてずっと考えていた。

その直後、俺は木に頭を思いっきりぶつけてしまった。なんですぐ学校は木を植えたがるのかよく分からん。

......いや、確かに俺の前方不注意なのは間違いないけれど。

「運がねぇな...。......ん?」

...また視線...というよりも殺気か?しまったな。暗いから辺りがよく見えない。俺の気のせいだと良いんだけどな。

それに、このまま徒歩で行くのは危なそうだ。MPが勿体ないが、ワープを使うか。

 ワープは簡単。頭の中に行く場所を思い浮かべただ一言ワープと言うだけである。

「...ワープ」



 
そこは集合場所である理事長室の前。中学に通ってて良かった。

俺は三回扉をノックし、取っ手に手をかける。

「失礼します」

ここでどうでもいい豆知識な。扉をノックする時、二回はトイレ、三回は親しい友達、四回は目上の人にというのがあるんだ。一昨日知ったんだけどな。(作者が)

...まぁ、親しいかはよく分からんが。

「あっ...えっと...晴生さん...その、よろしくお願いします...」

「あっと...よろしく」

扉の先には一人の男子生徒が居た。

合同授業以来全く見てなかったが、確かこいつは...音緒ねおだったか。なんか...うん、ごめんな。

俺は少し音緒と距離を取る。人見知り同士が集まったらどうなるかよく分かるな。

「............」

「............」 

しばらくの間沈黙が続く。まぁ、予想はしてたけど。

「...なぁ、他の奴はいつ来るか分かる...か?」

俺はこの沈黙を破るように音緒に話しかける。

「あっ...えっと...多分、もう少しで来ると思います」

「そっか...」

これで会話は終了である。中々リレーが続かない。早く誰か来てくれ、頼むから。

その直後、扉がノックも無しに乱暴に開かれる。

「おい潤野、礼儀というものを知らないのか。何回言ったら分かるんだ」

「えぇ?小さい頃はアメリカに居たからよく分からないなぁ。日本の仏教の慣わしなのかな?」

「ノックって世界共通じゃないの...?」

「あら、そうとも限らないわよ。それと、貴女は父がアメリカに居るだけでしょう?」

「言ってなかったっけ?実は小学生の時に2年間アメリカに居たんだ」

「ゑ"?初耳なんだけど」

...騒がしい奴ら4人。どうやら残りの生徒会さん方が来たらしい。雄騎、紫音、香音、潤野である。

香音は音緒と同じくらい久しぶりだな。

「全員集まってるな。さて、ここには初心者が居るわけだし...手順について簡単に説明しとく。紫音が種界属の位置を割り出すから殺せ。以上」

「wonderful...何て簡単で分かりやすい説明なんだろう」

雄騎の発言に潤野は拍手をしている。なんのコントをしてるんだよ。

「まぁ...分かりやすかったよ、うん」

「晴生君だっけ?ごめんねぇ、この阿保共が。まぁ...慣れて!」

香音...なんの励ましにもなってないぞそれ。

「...はぁ。大切な事があと何個かあるわ。一つ目は服装。私たちは黒の制服とマント、そして仮面を身につけるわ。2つ目、お互いの事は名前で呼ばないこと。ニックネームで呼びなさい」

「逃げられた時の為に...か。…え?お前らにニックネームとかあんの?特に紫音とか...紫音っちとかたまご●ちみたいな名前つけてんのk  グハッ」

「殺すわよ」

こいつ今ので本気じゃないのかよ...殺しに行く前に俺が殺されそう。

「そうだな...まずニックネーム紹介からだよな。それじゃあ順番に言ってくぞ」

...嫌な予感しかしないな。




あとがき的なあとがき。

やぁ。豚です。これは酷い...。進展してないですね。ただの茶番を詰め込んだみたいですね。次回はニックネーム紹介から始まります。もうだめだこりゃ(白目)

にしても、ネタを詰め込みすぎましたね。誰だよ作者。会ったらミンチにしてやる。

外に出て活動し始めるのは次回の後半...になるといいなぁと思ってます。 
ここで長話もあれでしょうし...

あ、そうだ。ネタバレしますね。前の前位の話で、理事長室の前で盗み聞きしていた人物が居たでしょう?その正体はですね...


おっと、誰か来たようだ。それでは、また次回お会いしましょう。さいなら!(?)

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