龍神の子と人の子の恋 女サイド

DDRR・DDDD・SSS・U

第三話 リュウキの過去 1

 先生は、話してくれた。リュウキが人間を嫌いになった理由を…。
 先生は「これは、もう10年くらい前かしらね?」と語り始めた。
 「この子はね 龍神狩りの人間に両親を殺されてるの。」私は、それを聞いて「そんな…」と口に出していた。
 「そして龍神狩りは、この子も殺そうとしたけど…それは、できなかった。」私は「どうして?」と聞いた。そしたら「逆に怒ったこの子に、心臓を一突きにされて殺されたからよ。」と返された。「そしてこの子は、人間を嫌いになったの。」
 私は、なんと言ったらいいのかわからなくなった。「その後、この学園の者達がこの子を保護したそうよ。」「そうですか?」「えぇ でも最初のうちは、誰の話しも聞いてくれなかったそうよ。」そうだよね。普通なら自暴自棄になるよね。「そしてこの学園は、この子を初等部の人間が多いクラスに入れたの。」私は、「なんで?!」と返してしまった。そしたら「人間嫌いを治す為だったけど…三年経っても『来るな!触るな!近寄るな!』だったそうよ。」と言われて「そんな…。」としか、返せなかった。「そこで学園は、この子に自己暗示をかけさせたそうよ。」私は「どんな?」と聞いたら「自分は、人間に興味ない。だ。」と先生じゃない声が言ってきた。私は、声の主を探したら 声の主は、リュウキだった。「リュウキ いつ起きたの?!」と聞いたら「先生の最後のセリフの少し前。」と言われた。

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