作成中止

はうたゆしか

31 トエムの仕事


「なるほど、お前らはナパにあるイェーガに用があるのか」

村に1つだけ建つ、トエムの家に4人は来ていた。

「いやぁ、ちょうどいい!俺もイェーガに用があるんだ」

「お前も?」

トエムは笑う。

「ああ。護衛警護の仕事してるって言ったじゃん?村が消えた日は仕事で村にいなかったって言ったじゃん?」

「なんでそんな暗い話を明る話せるだお前トム」

ミヅキが言う。

「こーしないとやっていけないの。あと、トエム・・・な。そんで、その時の俺の仕事は
護衛する人が通る道を確認して国外にいてさ」

トエムが続ける。

「護衛する予定だったその依頼者にはナパ村で待っててもらったんだ。で、その依頼者さんはイェーガになぜか保護されてる」

「イェーガに保護?どういうことだ?」

アレンがきく。

「さあ…。あ、でもその依頼者はカタートニー家の次女!!」

「!!?」

「かたーとにー?」

みんなが驚き言葉を失う中、ミヅキが首をかしげた。

「バカ、ミヅキ!カタートニーの名を知らないの?!」

サヤカが言うと、ミヅキは知らんと言い切る。

「シキの前。ガリョウテンセイの前の王族の名は、“カタートニー”」

「え!!?」

サヤカが言うと、ミヅキ以外皆うなずく。

「俺が護衛してたのは、前王の娘だ」

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