Religion War

橘 木幡(たちばなの こはた)

序章 日本の狂気の始まり

皆さんはご存知だろうか。

日本は世界でも唯一の無神国家

あるいは無一神国家なのである。

難しい言葉ではありますが簡単に言うと

どの宗教の神も信じず色んな宗教を混ぜた

文化になっているのです。

例えば正月があったりクリスマスがあったり

ハロウィンがあったり七五三や葬式

色んな宗教の特徴が入り交じった国なの

です。

だが、

新たな魔の手の脅威として日本に入ろうと

する、新たな宗教があった。

2030年。

世界の3大宗教による均衡は崩れ今や

世界4大宗教とまで言われるようになった。

その宗教の名は

「ヴォシュヌ教」 


その宗教は世界平和または世界をひとつに

し人種、言葉、民族、貧困。そして宗教。

この人々を隔ててきた要因を全て無くす。

これがこの「ヴォシュヌ教」の宗教理念

であった。

世界の人々はこれに魅了されイスラム教や

キリスト教あるいは仏教にいるものでさえ

ヴォシュヌ教へと改宗する者が増えて

いった。

いまや世界の人口の30%はヴォシュヌ教と

言われているほどである。

そんな中、無神国家の日本でさえもこの

時代の流れに入ろうとしていた。

世界で流行るヴォシュヌ教への改宗。

ついに日本にも伝来し空前の

「宗教ブーム」

が起こるそれにより日本の約20%つまり

2500万人近くがヴォシュヌ教の信者と

なっていた。

日本でもヴォシュヌ教の本部が置かれ

その本部は信者達のお金で回されていた。

その本部は広島県の尾道市に置かれ盛大で

白を基調とした洋式の作りで周りの建物を

圧倒するかのような大きさであった。

その本部は「中央 防守抜会」と命名され

ヴォシュヌを当て字で防守抜としていた。

信者は立て続けに増え続ける一方、

2033年。

信者を増やし続けて3年間ついに事件は

起こる。

中央防守抜の支部は東京にも置かれその

東京市部は中央本部から武力蜂起を命じられた。

日本の心臓である国会議事堂は警備員は

全て射殺され制圧されてしまった。

武器所有を認めない日本でどこで武器を

集めどこで訓練していたのかさえ検討も

つかない警視庁は機動隊を派遣するが

練度で勝るはずの第一機動隊も瞬く間に

壊滅状態に晒されてしまった。

第二機動隊をおくる準備をするが警視庁の

警察本部の中のヴォシュヌ信者による

自爆テロにより対策本部はあとかたもなく

吹き飛んでしまい警察力はないものに等しく

なってしまった。

それに対処すべく派遣されたのは自衛隊の

特殊作戦群であった。

彼らの練度、チームワーク、戦術により

国会議事堂の解放は出来たものの特殊作戦群

にも多大な被害が出た。

死者200名を越す大事件となった。

そこで追い打ちをかけるようにいろいろな

地方の庁舎制圧武力蜂起がこの東京での

事件制圧後行われていた。

またもや各地方に派遣される特殊作戦群

であったが先の事件により相当な疲弊を

貯めており為す術もなく撤退せざるを

得なかったついに日本の政府はお手上げ状態

で何も出来ないまま各地方の庁舎は制圧

されたままであった。

もちろん本部が置かれている広島県の庁舎も

ヴォシュヌの信者達による武力蜂起で

制圧されていた。

完全に打つ手を失った日本政府は同盟国の

アメリカに泣きつくように援軍依頼をする

ほかなく、アメリカもこれに対し

「この武力蜂起には完全に鎮圧するまで

 必要な措置を取る。」

とアメリカのカール大統領もコメントし

アメリカ政府は日本に武力支援を行うことを

表明した。

そして、カール大統領と同時刻、

中央防守抜会の会長 

村佐田 秋人(むらさた あきひと)も犯行声明

を発表していた。

「我々はこの世界をひとつに。または

 この世界の隔てを無くすために活動する。

 そのためにはまず日本を世界初の

 ヴォシュヌ教国家として生まれ

 変わらせる!」

と発表し日本のみならず世界を震撼させた。

各庁舎、武力制圧から2週間後。

ついにアメリカからの支援である鎮圧部隊が

届く。

100人単位で来るか1000人単位でくるかと

思えばアメリカ政府が寄越した人員の数は

たったの11人であった。

それに激怒した日本の総理大臣

越智村 甲山(おちむら こうざん)は

カール大統領に文句をいうものの返された

言葉は

「この11人はアメリカの特殊部隊の中で

 も選りすぐりのエリートたちだ多分

 どこへ行っても鎮圧出来る。」

という確信した声で言われた越智村首相は

半信半疑ではあるものの彼らの採用を

決定した。

そして日本に到着してまもなく彼らに

与えられたのはチームの名前であった

その名前とは

反勢力 鎮圧 機関
(Anti-forces Suppression Organ)

またの名をASO(アッソ)と呼ばれるように

なった。

そして。

越智村首相は

「揃ったな。日本に来てもらって悪いが

 早速だが君たちには直ぐに任務に行って

もらいたい場所は...」

「どこですか?」

ASOの11人をまとめる

隊長ワイド•ケンブリッジは剣幕を貼った

表情で越智村に言った。

「すまない。ううん。場所は栃木県庁舎だ!

 直ちに鎮圧して貰いたい!!」

1度咳払いして越智村は言った。

そして始まる長い彼ら11人の日本の国家

存亡の危機をかけた戦いが...。













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