皇子様にスルーされたら、ヤンデレ騎士?に愛されました

ブラックベリィ

030★なかなか、昇天はさせてくれないようです


 全身に電流が走る…気持ちイイよぉ~…イッちゃう…アラン様ぁ~……。
 私の思考は駄々漏れでした。

 「イッく…イッちゃうぅぅ……
  もぉ…もう…だ…めぇ~ぇぇ…」

 清らかな…乙女に私…さようなら…もう…意識は……って思ったのに……。
 以外と丈夫な私の意識は途切れてくれない…目を開けるコトは出来ないし…指一本動かせないほど疲労しているのに…なんで?

 でも…身体が動かないから、黙って目を閉じておとなしく気絶したふりをしようと思います。
 すると、アラン様は、私に口付けをしてくれました。
 どうやら気絶したと思ったようです。
 
 「可愛い静香
  無垢な貴女に

  無理強いして
  しまいましたね

  それでも、最後まで
  しなかったんですから…
  許して欲しい……

  本当は
  今すぐ抱きたい

  私の卵を
  産んで欲しい

  やっと会えた
  私の運命」

 アラン様の告白に、私は驚きました。
 本当に本当に私を愛しているんですね。
 うっ嬉しい…異世界召喚されて…本当に…良かった。

 じゃなくて…今……なんか変なコトを言いませんでした?
 こっちの人達って、卵なんですか?……あっ…もしかして、獣人?

 つーと、ヘビ系か?鳥系?…かしら?
 ……あっもしかして……憧れのドラゴニアンとか?

 まぁ……種族はどうでも良いんです。
 見た目は、怖いほどイケメンのイケボですから………。
 そんなアラン様が、私に卵(=子供)を産ませたいだなんて………。
 
 私自身を欲しがっているという、その事実に感動している私をよそに、アラン様はベットから降りたようです。

 そして、私をお姫様抱っこして、どこかへ運ぼうとしているらしい。
 デブスの私を軽々と運ぶアラン様は、確かに肉体労働もする騎士様だなぁ~って思った。

 空気が変わったから、寝室から出たのはわかるけど、いったい何処へ行くのかなぁ~お風呂だったら良いなぁ~………。
 だって、私もアラン様も全裸なんだよぉ……。
 それに私は、色々と濡れて不味い状態なんだもん。

 なんて思っていられたのは、お風呂場に入るまでのことだったわ。
 アラン様ってば…なにするのぉ~……。
 私は、アラン様に身体を洗われたくない一心で起きました。

 「ひゃ…うん……やっ…
  やめてぇ~…アラン様ぁ…
  う…きゃ~ん…………」

 バカです…洗い終わってから起きれば良かったって……思いっきり後悔しています。
 現在進行形で…この浴室ってば…滅茶苦茶明るいんですよぉぉぉ~…。
 だから、私のデブスでヤバイ肉体が……特にお腹とかお腹とかフトモモとか色々とアレですから………。

 そして、流石は、現役の騎士様です。
 美術の授業で見るような物凄い肉体美ですね………ちくせう。
 イケメンは、身体も筋肉も美しいんですね。

 目を開けた私は、アラン様の魔法で、足を軽く開いて立っていたんですよ。
 そして、全裸のアラン様に、泡のたぁ~っぷりついたスポンジ?で優しく洗われていたんです。






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