皇子様にスルーされたら、ヤンデレ騎士?に愛されました

ブラックベリィ

020★★なんか、地雷を踏んだようです

 はぁ~良かった…アラン様が…皇族で………。
 その上、すっごい資産家で、私を好きな物好きで……。
 でも、ただたかっているのもアレなので、私に出来るコトは無いか?って聞いてみます。

 「あ…いや…でも…
  何もしないのはちょっと……

  私の住んでいた場所では…

  『働かざるもの食うべからず』

  って言葉があるので」

 「たしか静香は学生
  だったはずですよね?」

 私の発言を途中で切りアラン様は、黒いオーラをまとって微笑みながら問いかけてきます。
 でも、その意味というか意図がわかりません。

 でも、目が笑っていませんよ。
 なんか、アラン様の暗い怒りを感じます。

 アラン様、その綺麗な顔で、怒らないで下さいよぉ~涙が零れそうなほど怖いんです。
 まるで、綺麗なほど力があるという設定の、妖魔の君みたいですぅぅぅ~…うえ~ん……どこが…アラン様の地雷原だったんでしょうか?

 マジで怖くて身体が震えてしまいます。
 お陰で、アラン様に答える私の声は震えています。

 「はい、高校に入学する
  予定でした」

 怯えて涙を零している私にアラン様は、苦笑してから零れた涙を口付けで吸い取ってくれました。
 そして、私の唇に軽くキスしてから、黒いオーラを引っ込めてくれました。

 「静香は、働いては
  いなかったんですよね」

 それでも、追求?の手は緩めてくれません。
 だから、私は、素直に質問に答えます。

 「はい、まだ働くことを
  許可されない年齢だったし
  学生でしたから……

  ただ…高校生になると……
  というか…15才を過ぎて

  中学を卒業していると
  ある程度働くことが
  許されます

  そして、私は15才に
  なりましたし

  中学を卒業しています
  そして、高校生になる

  予定でした」

 私の説明を聞いて、アラン様はにぃ~っこりとした微笑みを浮かべて言います。

 「これから、静香は
  この世界のコトを
  色々と覚える為に

  勉強をするコトに
  なりますから

  学生扱いになりますよね

  ですから
  貴女は働く必要も
  時間もありませんよ」

 私の説明を聞くと、アラン様は甘い声で私の耳に囁くように言いました。
 そして、私に口付けながら、舌で唇をなぞります。
 ここは、素直に口を開けて、アラン様の舌を受け入れました。

 2度目のハードなベロチューなので、アラン様の舌に私の舌を絡めとられても、口の中を蹂躙されても、なんとか意識を失わずにすみました。
 でも、身体が反応して、下着が嫌な湿り気をがっつりと浮かべてジーンズがヤバイ状態になってしまいました。

 だって、気持ち良かったんだもん。
 それと、毛布に包まれていて良かったって思う状態に、胸も一緒に反応してしまいましたよ。

 アラン様のバカ、スケベ、エッチ、イケメン、エロ魔人って、大きな声で叫びたくなりました。

 清らかな乙女に、何を教えてくれるんですか……アラン様……。
 もう…彼氏いない暦=年齢の清らかな乙女には、戻れない気がします。
 今だって、舌が変な感じがするので、微妙に言葉が喋れません。










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