初級技能者の執行者~クラスメイトの皆はチート職業だが、俺は初期スキルのみで世界を救う!~

出無川 でむこ

第11話 覚悟と自己紹介の話



俺達は月ノ城と一緒に地下へ続く道に降りるのであった。
地下は薄暗くらかった。
どれぐらい歩いたのだであろうか?
かれこれ10分程歩いていた・・・


「月ノ城さん、後どれぐらい歩くんですか?」
「もう少しだ」
そう言って、月ノ城は進み続ける


――――5分後


月ノ城は立ち止まった。
「着いたぞ」


そういうと、ただの岩壁にしか見えなかった。
「月ノ城さん、何もないんだが?」
「ここには仕掛けがあるんだ。」


そう言って、月ノ城は近くの壁のレンガを押した。
すると、岩壁が動き出しその奥にはここの世界に相応しくない鉄の扉があった。


「岩壁の後ろにあったんですね。」
「あぁ、万が一に備えて、普通の人には分からないように扉は隠してあるんだ。
それに俺達は知られてはいけない存在だ、こうでもしないとすぐばれてしまうだろう。」


なるほど、ここには過去に色々あった者達が集まる場所だ。
そんな中、簡単にバレてしまえば色んな者に狙われるには間違いはない。


月ノ城はカードキーみたいなものを扉に差す
鉄扉はピピッと音が鳴り開く。


「おぉー・・・」
アイリスは物珍しそうに見ていた。
まぁ、この世界にはこういうのは普通はないからな、珍しいの普通だろう。


「さぁ、こっちだ」
月ノ城はそう言って、俺達を連れて行くのであった。


しばらく、奥に歩いていくと他のと比べて、大きな扉があり
月ノ城の前まで歩くと、自動的に開く
アイリスは目を大きくして、感動していたようだ。
カワイイやつめ。
扉の先には、人がいた。


「あ!ウサさんシルクさん、おかえりです!」
「おかえりなのー」


そう言って、月ノ城の帰ってきたの気づいた二人は迎えてきた。
二人は後ろに気づいたのか、黒髪の青年がが月ノ城に聞いてくる。


「お客様でしょうか?なら今からお茶を入れきますね」
そう言って、青年はそそくさとお茶を入れいく」


「ウサさん、そちらの方は誰なんですかー?」
もう一人のゴスロリ服を着た少女が聞いてくる。


「あぁ、この人達は新しい仲間だよ。」
「新規メンバーさんなんですねー。」
少女は丁寧にお辞儀をする。


「私は源城 疾嘉といいますー、よろしくー」
「あ、ご丁寧にどうも・・・」
「アイリスです、よろしくお願いします・・・。」


疾嘉と名乗る少女が話す。
「私もかしこまらなくていいのー、私も入ったばかり初心者なので・・・」


あぁ、風嘉さんも同じ時期に入ったばかりの人なんだ・・・


「こらこら、嘘つくな」


嘘なのかーい!!


月ノ城は突っ込む、疾嘉は反応する。
「えっ?」
「えっ?じゃない」


俺とアイリスは困惑する。
月ノ城は話す。
「すまんな、こいつは冗談を言うのが好きなんだ。」
「本当のことなのにー」
「話を紛らわしくするな!」
「ちぇー」


そう言って、月ノ城は話す。
「彼女とは長い付き合いの友人だよ、もう4年前からの付き合いだ」
「はいー」
「風嘉ちゃん、彼らに外に行くときの制服を渡してあげて。」
「了解」


そういって、パタパタと歩き取りに行った。
俺達は椅子に座り、月ノ城が話を始めた。
「さて、まず何処から話そうか・・・」


そう言って、考えていると、お茶を入れてきた青年がお茶を持って帰ってきた。
そのまま、お茶を置いて何処か消え去っていった。
お茶をすすり、月ノ城が話す。
「楊一は強くなりたいんだっけか」
「はい」
「では、君にはここで修業を行ってもらう」


先程とは違って、ピリッとした雰囲気を出す。
それに敏感なのか、シルクの猫耳帽子はペタンとなっていた。
アイリスも自分の事ではないが緊張が伝わっているようだ・


「強さを求めることは悪いことじゃない、それが人の本能だろう」


月ノ城は目を閉じる。


「しかし、強さを求めるばかりに何人のも人が堕ちていった者、崩壊していった者」


淡々と語った


「俺はそれを永く沢山を人を見ていった」
月ノ城さんの長くはどういう意味で言ったのであろうか?
月ノ城さんの見た目は20代にしか見えなかった。
しかし、語った感じにそれ以上生きてるかのような発言にも聞き取れる。


「それでも覚悟はできているかい?」


月ノ城の魔力が徐々に膨れ上がっていく。
今でも押しつぶされそうな勢いで、でも俺はここであきらめるわけにもいかない。
俺は、元の世界に戻る為に強くならなきゃいけない。
そして、あいつら親友とまたバカ騒ぎがしたいんだ、。


「俺は戦う!ここで力の使い方を学び、強くなるんだ!」
「ふむ」
「確かに、復讐もしたいとは思っている。これは本当の事だ・・・」


そっと息を吸い・・・、そして俺は語る。
「でも、それ以上に俺は待ってくれる友がいるんだ・・・
だから、帰らなきゃいけない、元の世界にその為には神をぶっ飛ばさないいけないんだろ?」
「あぁ、そうだ」
「なんとかしなきゃ、皆が死ぬんだろ?」
「そうだな」


俺は拳を強く握りしめ言う
「なら、答えは一つだ俺は覚悟ができている、だからお願いだ・・・俺を強くしてくれ」


月ノ城はッフと笑い、立ち上がった。
「よし、そうと決まれば、明日から修業だ!」


そして、俺の修業が始まったのだった。



――――――今回の後日談


そのあと俺達は部屋とメンバー紹介された。


先ほどの黒髪の青年はサンク=スレイというらしい。
LVは96の遠距離武器の使い手


次は源城 疾嘉(みなしろ しつか)
月ノ城さんの次に強いらしく
LVは131 職業は大賢者
おっとりした性格をしていて、冗談がいうのが好きらしい。


実は四つ子の姉妹らしい


それぞれ個性的だが、流石姉妹って感じで全員似てた。
名前は
上から
次女 紅嘉(こうか)
LV121の職業は剣聖
いたずらっ子で月ノ城が手を焼いている子


三女 雷嘉(らいか)
LV111の職業は騎士王
仕事は真面目だが、それ以外はそうでもない。


四女 水嘉(すいか)
LV101の職業は大聖女
気が弱い子で姉達に毎回、罪を擦り付けられて苦労人。


次に案内されたのは調理室だが、そこには赤毛の和服の女性がいる。
立花 百合(たちばな ゆり)
皆からは、通称姉御と言われている。
LV108の職業は魔剣士
彼女は唯一、魔剣と呪刀が使える存在らしい。


次に訓練所だった。
そこには、二人の女性が戦っていた。
すごい剣幕でお互いに目に負えないぐらいのスピードで戦っていた。


彼女達は
青髪のハーフアップポニーの女性が
アクレア=メイソン
LVは117職業は双・聖騎士
二刀流使いの騎士らしい、二刀流の騎士って珍しいな・・・
真面目で研究家


セヌーア・ルシアナ
白髪の短髪少女
LVは128 職業はエンチャウンター・トレーサー
武器を複製して、それを強化して使って戦う
無〇の剣〇じゃねぇか!!!という突っ込みを心の中でするのであった。
もちろんユニーク職業らしい。
フヴェズルングの戦闘狂で純粋な戦闘なら月ノ城と互角に渡り合えるらしい。


次に研究所
変な被り物してる男とその助手の少女
被り物してるのが
アバダギ=モスラ
LVは40 職業 研究者
めっちゃ、ふつう!!
被り物と名前以外は普通の人だ!!
俺は安心した。
テンションが高い研究者ですごく親しみやすい人だった。


少女はフェレシア・メルティ
LVは95の職業は殴り屋
殴り屋ってなんだ・・・・、すげぇ職業だな・・・
これもユニークスキルだった。
それ意外なら美少女にか見えなかった。
素直な子で皆に可愛がられる存在だった。


そして、最後にエンジニア室
そこには一人の男性がいたのだった。
彼の名前は、ハグレ=メダル
俺はこれ以上突っ込まないぞ。
LVは98の職業は 発明王
おもにこの人がこの地下を作ってくれたらしい。


そう言って、まだ人がいるらしいが。
ひとまず、ここで自己紹介はここで終わりらしい。
明日からは本格的に始めることになる。

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