朝の来ない異世界と七大魔法剣士(マジックナイト)
プロローグ②
「ここは?どこだ?」
俺は確かに車にひかれて死んだはずだ、じゃあここは天国って事か?
そんな疑問を抱いていると、女性の声が聞こえてきた。
「今貴方は何故死んだはずなのに生きているのだろうかと思っているのでしょう?」
俺は声の聞こえる方へ向いた。
そこには綺麗で透明な羽衣を着ていて、髪が長い美しい女性が立っている。
「貴方は?」俺がそう聞くと彼女は優しく微笑んで答えてくれた。
「私はイリエルと申します。貴方は確か天宮海斗さんでしたっけ?」
と俺を見つめながら聞いてきた。
「そう..だけど、何で俺の名前を?」
まだ面識が無いのに自分の名前を知っているため、不思議に思ったので聞いてみる。
「まぁ気にせず」
かなり気になるんだけど......
「貴方は前にいた世界で死んでしまいました。しかし、転生者として生まれ変わることが出来た選ばれた存在なのです。」
「え?」
唐突にそう言われてもなぁ...
というか転生者?あぁ小説でそんな感じなのを読んだ気がする。
選ばれた存在.......か、嬉しいようで嬉しくないような...と考えているとイリエルが話し掛けてきた。
「とはいってもさっき二人も転生者が来たんですよ~困りました。」
本当に困ってるように見えない言い方で話を進めた。
「一人は防具屋さんになりたいと言っていたのでその専用のスキルを与えました。
で、もう一人が問題なんですよね~。」
「何が問題なんだ?」
「よくぞ聞いてくれました海斗さん!」
そう言って俺の手を握ってきた。
いや、何で嬉しそうなんだよ!普通の疑問だろ?心の声が漏れそうになってしまった。
危ない危ない
「そのもう一人は自分を助けてくれなかった、怒り、憎しみ、妬みで溢れてるんですよね。」
「助けてくれなかった.....か」
「それで何が望んでいるか聞いたらですね。世界を支配するとか言うんですよ。驚きましたね~。」
「え?驚いてるの?全然驚いてないじゃん?その人だいぶやばいこと言ってない?」
ついツッコミをしてしまう。
「なのでその世界の魔王にしてあげました。」
「は?」
イリエルがニコッと笑う。「そしたらその魔王さんが朝が来ない真っ暗な世界にしたんですよ~酷いですよね。」
「その異世界の皆さん可哀想に。何て災難なんだ!!」
「完璧にイリエルが悪いだろ!!」
まぁまぁそう言わずにとイリエルが言ってきた。
「単刀直入に言わせて貰いますが海斗さんは力が欲しいんですよね?」
といい顔が真顔になる。この女神様怖い、怖すぎる!何で俺の考えてることを把握することが出来るんだ?
てか話をそらすなよ!
そう思ってイリエルを見ると笑って
いた。
「.......俺は....もう二度と大切な人を失わないために誰かを守れるそんな力が俺は欲しい!」
質問に答えるように俺は答えたが結構恥ずかしい。
「そうですか...分かりました」
「一つお願いがあります。」
「魔王(転生者)を倒してあの世界にいつも通りのように朝の来る世界に治していただきたいんです。お願いします。」
そういい頭を下げた。
「分かった!その世界を助ければ良いんだろ?やれるだけやってみようかな!」
異世界か......これも何かの運命なのかな?
母さんと涼介のためにもしっかりと生きて元の世界に戻す、それが出来たら俺は生きた証を残せる。
「そう言ってくれると思っていましたよ海斗さん!!」イリエルは今までに無い位喜んでくれた。
イリエルが全部やれば良いんじゃね?って少し思ったけど何か理由があるんだろうな~。
「そういえば海斗さん、母親や弟さんが亡くなったこと悲しくないんですか?」
鋭いなこの女神は......
勿論、忘れたわけじゃ無いんだけどな。
「確かに悲しいよ.....でもさ、いつまで引きつってもいつかは前を向いて歩かないとダメだろ?だから亡くなった二人のためにもしっかりと生きることにしたんだよ」
「なるほど!!うん!うん!いい話ですね、家族の絆みたいのが伝わってきました。」
そう笑って言った。
「イリエルさん、一つ疑問があるんだが良いか?」
「はい、可能な限りお答えします!」
朝が来ないことのデメリットがいまいち分からなかったので聞いてみることにした。
「朝が来ないと、その世界の人達にとって不利な状況でも出来てしまうのか?」
「言い質問ですね!さっき転生者をその世界の魔王にした話をしましたよね?その世界では魔王が魔物を増やして、暗いところから一瞬にして村人などの自分を守ることが出来ない人々を襲うというやり方しかしないんですよね~なので夜が来ないということは...」
イリエルは急に話すのを辞めた
まさか俺に答えて欲しいのか?分かりやすいな。
「暗い時間が長いからその村人達が襲われやすくなっているって訳か!」
「正解です!でも安心して下さい、この世界には七つの魔法があります。
炎、水、風、土、氷、光、闇という感じで魔法を使える人がたくさん居ます。」
ファンタジー世界にしか聞いたことないな、魔法なんて。
「特に光魔法が役に立っていて、これで海斗さんのいた世界の電気みたいな役割をしているんです。」
「しかしこの世界にはMP(マジックポイント)があるんですよね~。困りましたよ」
「てことはずっとは光魔法を使うことが出来ないって訳だな?」
「そうなんです!
「だから早く魔王を倒さないと笑えない状況になってしまうんですよ~」
「というわけで海斗さんにはこの世界で使える魔法を全部使えるようにしときます、そうすればきっといろんな人を助ける事が出来ますからね、頑張って下さい!」
......それってその世界からすればチートじゃない?ま、いっか!誰かを守れるなら大歓迎だしな!
「分かりました!ありがとうございます」
「あ、そうだ!忘れていました。
あっちの世界にはLVがあるんですよ~魔物を倒せば倒すほど強くなれるシステムみたいになってるんです。」
「なので海斗さんには倒すとLVが最大になるドラゴンと戦って貰います!」
どんなドラゴンだよ!!絶対強いじゃん!
「ちなみに武器はこちらで用意してありますので、武器の心配は要りません、後魔法を全属性使えるようにしといとので活用しても構いません。」
いつの間にしたんだよ。怖いな
「ま、これも試験みたいなもんだろ?じゃあ頑張るとしますか!」
俺は地面に刺さっていた剣を抜く。うん!丁度良い大きさだな。剣を振るとブゥゥンと風のきれる音がした。
「えーと魔法ってどうやって使うんだ?」
イリエルに助けを求める
「使いたい魔法の語尾に来たれって付ければ大体使うことが出来ますよ。」
マジかよ!恥ずかしいな
「別に言わなくても使えるけど.....ま、いっか」
「じゃあやってみるか!」
「炎よ来たれ」そう言うと
手から炎が発生した、これは凄いな!!初めての体験で感動してしまう。
炎をまとった左腕に力を思いっきり入れてみた。
すると炎が真っ直ぐ進んだ、なるほどこうやって使うのか!少しだけコツが分かった気がする。そんな事を思っているとイリエルが話し掛けてきた。
「剣に炎をまとわせる事も出来ますよ!」
やり方はそのまんまで剣よ炎をまとえって言えば多分大丈夫かと思われます。」
そう教えてくれた!
「ありがとう!じゃあやってみるか!
「剣よ炎をまとえ!!」そう言うと剣の周りを包むように炎がまとう。その剣を振り回してみる..炎が剣を振った後に付いていく感じが凄く好きだな。
「じゃあそろそろ本番といきますか?」
「あぁ準備万端だよいつでも戦える!」
「では、いきます!今ここに我を導く邪悪なる者を、今ここに召喚せよ!!
召喚(デスペル)!!そう言うとイリエルの周りにかなり大きい魔法陣が張られた、
そこから不気味な鳴き声?みたいなのが聞こえる。
それはやはりドラゴンの声だった。
少しだけドラゴンじゃなくてスライムみたいなのが来ることを期待してたんだけどな~
まぁそうなるよなー
そう考えていると、もうドラゴンは召喚されていた。えぇーー大きすぎでしょ!体長は10mは普通にあるよな、あれ。
角がご立派で尻尾が長く、口からは炎が出ている、つ....強そう....
「やるしか無いか!!」俺は自分に言い聞かせるように言い、剣を強く握りドラゴンに向けた。
「そのドラゴンは氷と水に弱いですよ~。」
そんなイリエルの声が聞こえた
「剣よ水をまとえ!氷よ来たれ!」
右手にある剣に水属性を、左手には氷属性をまとわせた。
「じゃあこちらから攻めさして貰います。」
俺はドラゴンに向かって左手を突き出しながら走った。ハァッ!!左手に力を思いっきり入れることによって氷でドラゴンを囲むことに成功することが出来た。
しかしドラゴンはグギャァァと叫んで尻尾で囲んでいた氷を破壊した。
「一筋縄ではいかないって事か」予想はしていたが流石に強いらしい
「じゃあこれならどうだ!!」水をまとった剣をドラゴンに向かって斬り付ける。
これは効いたみたいで痛そうにドラゴンが叫び出した。グギャァァァァァ
しかしドラゴンが反撃をしてくる。火を俺に向けて吹いてきたのだ。俺は急いで氷を使い壁を作る。ボォォォォと壁を包むように炎が壁を燃やしていた。
「くそっ!!」壁が壊れると思い右に飛び込んだ、危なかった。しっかりと判断をしないとこれはやばいな...そう思いながら俺はドラゴンにひたすら攻める。
ドラゴンの目の前を走り攻めてみる、勿論ドラゴンはそれを無視するわけが無く、火を吹いてきた。計算通りだ!そう来ると思って氷の壁を作っといた、そして左に周り
ドラゴンの胴体を斬り付ける、そして一回、二回、と同じパターンで攻撃を繰り返した。
てやぁっ!!はぁーーっ!!
するとドラゴンがバタンと倒れた、倒したか!!ドラゴンは立ち上がろうとしたが無理だったらしい、するとイリエルが拍手をして近づいてきた。
「おめでとうございます!!海斗さん、流石ですね!!」そう褒めてくれた。嬉しいもんだな頑張ったことを褒められるというのは!
「このドラゴンを倒したので今の海斗さんはLVが最大の999LVになっているのではないでしょうか?」
「それってどうやってみるんだ?」
分からないので助けを求める
「前にウインドウが開いて要るはずですので探してみて下さい。」
そう言われたので何も無いが目の前に何かある感じがしたのでタップしてみた。
するとLV999と書いてあったしたには俺の名前が書いてある。なんだこれ?
「これはステータスウインドウです!モンスターを倒してレベルが上がると、スキルやステータスをみるためにあります。」
なるほど!!少しだけ理解することが出来た気がする
「海斗さんはもうだいぶ強くなりました。なので、あの世界、テルミーゼをよろしくお願いします。」だいぶどころでは無いと思うが....というかテルミーゼって言うのかその世界。
「準備は出来たよ!で、どうやってそのテルミーゼに行くんだ?」
「少し待ってくださいね?」そういい、詠唱を始めた。それが終わった頃には俺に教えてくれた。
「私も準備が出来ました!」
「その剣は持っていって下さい!後この鞘も良かったら。」
イリエルから貰った鞘に付いていたベルトのような物を腰に巻き剣を鞘の中に入れた。
「ありがとうございます。」
「ではテルミーゼを頼みます、朝の来る普通の世界に治してくださいね!」
俺はそれに答えるように返事をした
「分かった!任せてくれ!」
そう言うと白い光が俺を包んでいた、優しい光だ凄く暖かく温もりがある。その温もりがなくなった頃には暗い場所に立っていた。
ここが朝の来ない異世界テルミーゼ...か
俺は確かに車にひかれて死んだはずだ、じゃあここは天国って事か?
そんな疑問を抱いていると、女性の声が聞こえてきた。
「今貴方は何故死んだはずなのに生きているのだろうかと思っているのでしょう?」
俺は声の聞こえる方へ向いた。
そこには綺麗で透明な羽衣を着ていて、髪が長い美しい女性が立っている。
「貴方は?」俺がそう聞くと彼女は優しく微笑んで答えてくれた。
「私はイリエルと申します。貴方は確か天宮海斗さんでしたっけ?」
と俺を見つめながら聞いてきた。
「そう..だけど、何で俺の名前を?」
まだ面識が無いのに自分の名前を知っているため、不思議に思ったので聞いてみる。
「まぁ気にせず」
かなり気になるんだけど......
「貴方は前にいた世界で死んでしまいました。しかし、転生者として生まれ変わることが出来た選ばれた存在なのです。」
「え?」
唐突にそう言われてもなぁ...
というか転生者?あぁ小説でそんな感じなのを読んだ気がする。
選ばれた存在.......か、嬉しいようで嬉しくないような...と考えているとイリエルが話し掛けてきた。
「とはいってもさっき二人も転生者が来たんですよ~困りました。」
本当に困ってるように見えない言い方で話を進めた。
「一人は防具屋さんになりたいと言っていたのでその専用のスキルを与えました。
で、もう一人が問題なんですよね~。」
「何が問題なんだ?」
「よくぞ聞いてくれました海斗さん!」
そう言って俺の手を握ってきた。
いや、何で嬉しそうなんだよ!普通の疑問だろ?心の声が漏れそうになってしまった。
危ない危ない
「そのもう一人は自分を助けてくれなかった、怒り、憎しみ、妬みで溢れてるんですよね。」
「助けてくれなかった.....か」
「それで何が望んでいるか聞いたらですね。世界を支配するとか言うんですよ。驚きましたね~。」
「え?驚いてるの?全然驚いてないじゃん?その人だいぶやばいこと言ってない?」
ついツッコミをしてしまう。
「なのでその世界の魔王にしてあげました。」
「は?」
イリエルがニコッと笑う。「そしたらその魔王さんが朝が来ない真っ暗な世界にしたんですよ~酷いですよね。」
「その異世界の皆さん可哀想に。何て災難なんだ!!」
「完璧にイリエルが悪いだろ!!」
まぁまぁそう言わずにとイリエルが言ってきた。
「単刀直入に言わせて貰いますが海斗さんは力が欲しいんですよね?」
といい顔が真顔になる。この女神様怖い、怖すぎる!何で俺の考えてることを把握することが出来るんだ?
てか話をそらすなよ!
そう思ってイリエルを見ると笑って
いた。
「.......俺は....もう二度と大切な人を失わないために誰かを守れるそんな力が俺は欲しい!」
質問に答えるように俺は答えたが結構恥ずかしい。
「そうですか...分かりました」
「一つお願いがあります。」
「魔王(転生者)を倒してあの世界にいつも通りのように朝の来る世界に治していただきたいんです。お願いします。」
そういい頭を下げた。
「分かった!その世界を助ければ良いんだろ?やれるだけやってみようかな!」
異世界か......これも何かの運命なのかな?
母さんと涼介のためにもしっかりと生きて元の世界に戻す、それが出来たら俺は生きた証を残せる。
「そう言ってくれると思っていましたよ海斗さん!!」イリエルは今までに無い位喜んでくれた。
イリエルが全部やれば良いんじゃね?って少し思ったけど何か理由があるんだろうな~。
「そういえば海斗さん、母親や弟さんが亡くなったこと悲しくないんですか?」
鋭いなこの女神は......
勿論、忘れたわけじゃ無いんだけどな。
「確かに悲しいよ.....でもさ、いつまで引きつってもいつかは前を向いて歩かないとダメだろ?だから亡くなった二人のためにもしっかりと生きることにしたんだよ」
「なるほど!!うん!うん!いい話ですね、家族の絆みたいのが伝わってきました。」
そう笑って言った。
「イリエルさん、一つ疑問があるんだが良いか?」
「はい、可能な限りお答えします!」
朝が来ないことのデメリットがいまいち分からなかったので聞いてみることにした。
「朝が来ないと、その世界の人達にとって不利な状況でも出来てしまうのか?」
「言い質問ですね!さっき転生者をその世界の魔王にした話をしましたよね?その世界では魔王が魔物を増やして、暗いところから一瞬にして村人などの自分を守ることが出来ない人々を襲うというやり方しかしないんですよね~なので夜が来ないということは...」
イリエルは急に話すのを辞めた
まさか俺に答えて欲しいのか?分かりやすいな。
「暗い時間が長いからその村人達が襲われやすくなっているって訳か!」
「正解です!でも安心して下さい、この世界には七つの魔法があります。
炎、水、風、土、氷、光、闇という感じで魔法を使える人がたくさん居ます。」
ファンタジー世界にしか聞いたことないな、魔法なんて。
「特に光魔法が役に立っていて、これで海斗さんのいた世界の電気みたいな役割をしているんです。」
「しかしこの世界にはMP(マジックポイント)があるんですよね~。困りましたよ」
「てことはずっとは光魔法を使うことが出来ないって訳だな?」
「そうなんです!
「だから早く魔王を倒さないと笑えない状況になってしまうんですよ~」
「というわけで海斗さんにはこの世界で使える魔法を全部使えるようにしときます、そうすればきっといろんな人を助ける事が出来ますからね、頑張って下さい!」
......それってその世界からすればチートじゃない?ま、いっか!誰かを守れるなら大歓迎だしな!
「分かりました!ありがとうございます」
「あ、そうだ!忘れていました。
あっちの世界にはLVがあるんですよ~魔物を倒せば倒すほど強くなれるシステムみたいになってるんです。」
「なので海斗さんには倒すとLVが最大になるドラゴンと戦って貰います!」
どんなドラゴンだよ!!絶対強いじゃん!
「ちなみに武器はこちらで用意してありますので、武器の心配は要りません、後魔法を全属性使えるようにしといとので活用しても構いません。」
いつの間にしたんだよ。怖いな
「ま、これも試験みたいなもんだろ?じゃあ頑張るとしますか!」
俺は地面に刺さっていた剣を抜く。うん!丁度良い大きさだな。剣を振るとブゥゥンと風のきれる音がした。
「えーと魔法ってどうやって使うんだ?」
イリエルに助けを求める
「使いたい魔法の語尾に来たれって付ければ大体使うことが出来ますよ。」
マジかよ!恥ずかしいな
「別に言わなくても使えるけど.....ま、いっか」
「じゃあやってみるか!」
「炎よ来たれ」そう言うと
手から炎が発生した、これは凄いな!!初めての体験で感動してしまう。
炎をまとった左腕に力を思いっきり入れてみた。
すると炎が真っ直ぐ進んだ、なるほどこうやって使うのか!少しだけコツが分かった気がする。そんな事を思っているとイリエルが話し掛けてきた。
「剣に炎をまとわせる事も出来ますよ!」
やり方はそのまんまで剣よ炎をまとえって言えば多分大丈夫かと思われます。」
そう教えてくれた!
「ありがとう!じゃあやってみるか!
「剣よ炎をまとえ!!」そう言うと剣の周りを包むように炎がまとう。その剣を振り回してみる..炎が剣を振った後に付いていく感じが凄く好きだな。
「じゃあそろそろ本番といきますか?」
「あぁ準備万端だよいつでも戦える!」
「では、いきます!今ここに我を導く邪悪なる者を、今ここに召喚せよ!!
召喚(デスペル)!!そう言うとイリエルの周りにかなり大きい魔法陣が張られた、
そこから不気味な鳴き声?みたいなのが聞こえる。
それはやはりドラゴンの声だった。
少しだけドラゴンじゃなくてスライムみたいなのが来ることを期待してたんだけどな~
まぁそうなるよなー
そう考えていると、もうドラゴンは召喚されていた。えぇーー大きすぎでしょ!体長は10mは普通にあるよな、あれ。
角がご立派で尻尾が長く、口からは炎が出ている、つ....強そう....
「やるしか無いか!!」俺は自分に言い聞かせるように言い、剣を強く握りドラゴンに向けた。
「そのドラゴンは氷と水に弱いですよ~。」
そんなイリエルの声が聞こえた
「剣よ水をまとえ!氷よ来たれ!」
右手にある剣に水属性を、左手には氷属性をまとわせた。
「じゃあこちらから攻めさして貰います。」
俺はドラゴンに向かって左手を突き出しながら走った。ハァッ!!左手に力を思いっきり入れることによって氷でドラゴンを囲むことに成功することが出来た。
しかしドラゴンはグギャァァと叫んで尻尾で囲んでいた氷を破壊した。
「一筋縄ではいかないって事か」予想はしていたが流石に強いらしい
「じゃあこれならどうだ!!」水をまとった剣をドラゴンに向かって斬り付ける。
これは効いたみたいで痛そうにドラゴンが叫び出した。グギャァァァァァ
しかしドラゴンが反撃をしてくる。火を俺に向けて吹いてきたのだ。俺は急いで氷を使い壁を作る。ボォォォォと壁を包むように炎が壁を燃やしていた。
「くそっ!!」壁が壊れると思い右に飛び込んだ、危なかった。しっかりと判断をしないとこれはやばいな...そう思いながら俺はドラゴンにひたすら攻める。
ドラゴンの目の前を走り攻めてみる、勿論ドラゴンはそれを無視するわけが無く、火を吹いてきた。計算通りだ!そう来ると思って氷の壁を作っといた、そして左に周り
ドラゴンの胴体を斬り付ける、そして一回、二回、と同じパターンで攻撃を繰り返した。
てやぁっ!!はぁーーっ!!
するとドラゴンがバタンと倒れた、倒したか!!ドラゴンは立ち上がろうとしたが無理だったらしい、するとイリエルが拍手をして近づいてきた。
「おめでとうございます!!海斗さん、流石ですね!!」そう褒めてくれた。嬉しいもんだな頑張ったことを褒められるというのは!
「このドラゴンを倒したので今の海斗さんはLVが最大の999LVになっているのではないでしょうか?」
「それってどうやってみるんだ?」
分からないので助けを求める
「前にウインドウが開いて要るはずですので探してみて下さい。」
そう言われたので何も無いが目の前に何かある感じがしたのでタップしてみた。
するとLV999と書いてあったしたには俺の名前が書いてある。なんだこれ?
「これはステータスウインドウです!モンスターを倒してレベルが上がると、スキルやステータスをみるためにあります。」
なるほど!!少しだけ理解することが出来た気がする
「海斗さんはもうだいぶ強くなりました。なので、あの世界、テルミーゼをよろしくお願いします。」だいぶどころでは無いと思うが....というかテルミーゼって言うのかその世界。
「準備は出来たよ!で、どうやってそのテルミーゼに行くんだ?」
「少し待ってくださいね?」そういい、詠唱を始めた。それが終わった頃には俺に教えてくれた。
「私も準備が出来ました!」
「その剣は持っていって下さい!後この鞘も良かったら。」
イリエルから貰った鞘に付いていたベルトのような物を腰に巻き剣を鞘の中に入れた。
「ありがとうございます。」
「ではテルミーゼを頼みます、朝の来る普通の世界に治してくださいね!」
俺はそれに答えるように返事をした
「分かった!任せてくれ!」
そう言うと白い光が俺を包んでいた、優しい光だ凄く暖かく温もりがある。その温もりがなくなった頃には暗い場所に立っていた。
ここが朝の来ない異世界テルミーゼ...か
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