大罪とスキルは使いよう

貝柱

十三 遭遇

 商店街は以外と日本と似ているような所が多かった。飲食店、雑貨店、八百屋、防具屋、武器屋、出店、衣料店、奴隷屋....奴隷屋!?異世界だからまさかとは思ったが本当にあるんだな。しかし、よく見てみると出店の数が多い。同じ物を売ってる所もあるし...競争率たかそうだな。だが、まず衣料屋だ。そろそろ俺が着ている服のせいで、周りからの目が痛い。

「人間の分際で甘く見てる。殺す?」
「いや、大丈夫だが...人前でそういうの言うとヤバイから抑えられないか?」
「別に、いい」
「いいんかよ」
「蒼空、衣料屋行きたい?」 
「えっ?あぁそうだが、何かあったか?」
「もう過ぎてる」
「え?」

 俺は後ろを振り返る。後ろには服がガラス越しに展示されている所があった。...過ぎてたな。レミさんすっげぇや。

「...ほめて」
「...ありがとうな、レミ」

 俺はそういうとレミの頭を軽く撫でた。心なしかレミが嬉しそうにしていた。俺達はもと来た道を戻り、衣料店の扉を開ける。中には何人か人がいて特にボロボロの服を来た子供の集団が物欲しそうに見ていた。ドアの音に気づいたのか店員が向かってきた。

「いらっしゃいませ!ファッション·チルド王都店にようこそ!」

 年齢は二十歳位であろう店員がやってきた。俺の服装を見ると少し引きながらも鉄の仮面でスマイルを途切れさせない。これもある意味才能だな。

「当店にはどのような物をお探しに来ましたか?」
「見ての通り服装が血だらけなので新しい服を買おうと思いまして」
「そうですか、なら何着か見繕ってきますので少々お待ちください」

 そういうと店員は店の奥の方へと姿を消した。その間、俺は店に飾られてある服を物色していた。生地は肌心地が良い物もあれば悪い物もある。値段はどれも五枚以上するようだった。以外と高い。日本がどれだけ凄い国だったかが分かるな。服を見ているとレミに似合いそうな服を見つけた。...今度買おう。今はレミがいる。いないときに買おう。そうこうしていると、店員が戻ってきた。

「えーと...こちらですね。他にも数点ありますが、お客様の体にあっているのはこれじゃないでしょうか?試着室があるので取り敢えず着てみてください」

 俺は服を渡されると着替えを始める。...視線を察知!顔だけ外に出す!レミと目線が合う!レミは不敵に笑っている!レミにかなり強めのチョップをお見舞いする!レミに大ダメージ!レミは苦痛により転がる!俺はすぐさま着替え終える!...ほんと俺なにしてんだろ。カーテンを開けると回復し、正座状態のレミさんが一人。鼻にティッシュを詰めながらよろける店員が一人て、あんたもかい。

「レミ?お前言うことあるよな?」
「...ごめ」
「....他には?」
「.....非常に眼福でした」
「......やっぱいいっす」

 レミさん、もういいよ、だからそんな目で俺を見ないでくれ...

「服は良い」
「他のは?」
「全部見たけど良かった」

 レミさんお墨付きか、ならいいな

「じゃぁ全部買います」
「ふぇ?あっはい!えっ全部ですか!?」
「なにか、問題でも?」
「いや、お手持ちの方は足りるのかな、と思いまして...」
「あぁそれは大丈夫です。ちょっと縁があって懐が暖かいので」
「そ、そうですか!それは申し訳無いです...でしたら全部ということなので服一式セットが七点ですので合計で銀貨七枚になります」
 
 銀貨一枚で服一式ということはかなり安いな。着心地も良い方だし、今や大富豪だから問題ないな

「これでお願いします」
「はい......丁度ですね。これが商品です。今後もご利用お願いします」
「ありがとうございます」

 俺はそのまま服が入った袋を手に持ち外に出ようとすると

「おにぃーさん!おかねあるんですか!」

 元気いっぱいな声が俺を引き留める。俺は振り向かえると入ったときに見た子供の集団がいた。店員が「こら!やめなさい!」と、止めているが子供達も諦めるつもりはないらしい。

「私達におめぐみをください!」
「ください!」「おねがいします!」「おねらいしまふ!」
「お前らに金を恵んで俺に利益はあるのか?」

 ヤベッ言葉使い戻ってる

「そっそれは...わっわたしたちがおてつだいいっぱいします!」
「いや、レミが一人で何でもこなしてくれるし必要ないな」
「じゃっじゃぁ何をしたらいいですか?」
「それを自分で考えるのが大人になる一歩だぞ?」
「蒼空、まだ小さい子供、意地悪」

 だが、店員が会計の時に子供達がスラムの奴で可愛そうだから見るだけは許してるって言ってたからなーどうしよ。店員に目を向けるも完全に困惑してるし...ここは我らがレミさんに助力を乞おう

「レミはどう思う?」
「...銅貨5枚位あげれば充分。この数なら二週間は持つ」
「サンキュ」
「お礼は夜の接客とか...ry」
「ほら、やるよ」

 俺は五枚の銅貨を手渡しで渡す。子供達は困惑してるようだが、喜んでいるようでもあった。

「やる代わりにしっかりと生き延びろよ」
「はい!ありがとうございます!」

 ...俺、レミと会ったの今日だよな?...この柔軟性といいたぶん契約の効果のお陰といい...怖っ!

「レミ行くか」
「...うん」

 取り敢えず外に出る。服も着替え、後は武器を買ってクエスト依頼受けに行くだけだな。俺はレミが執拗に手を繋ごうとするので服の裾を掴ませることで納得させ武器屋までいく。レミがいるから必要ないって?レミは実体化してる方が何かと得なので新しく買った方がいいんだよ。...わざわざ美少女を武器にする必要もないし。武器屋は向かいに一店あるのでひとまずそこから武器を選ぼう。そう思い、俺は中に入るが...

「おい!これよくねぇか!」
「いやいや、私はこっちの方が好きだわ!」
「そんなのよりもこれやろ!この綺麗な穂先...」
「これなんかどうかしら?魔力をすぐ通せそうじゃない?」
「.....私のせいだ...私が...あんなことしなければ.....」

 いやと言うほど見てきた顔。いやと言うほど聞いてきた声。その正体は紛れもなくあいつらだと俺は確信した。

クラスメートリスト

生同 健(職業 バーサーカー)

黒西 波(職業 投石)

辻脇 拓三(職業 ランス)

桜田 鈴萎(職業 魔術師)

姫柊 祭莉(職業 ヒーラー)

 さて、どうしようか?

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