大罪とスキルは使いよう

貝柱

十一 地上

 取り敢えずデジャブ感が漂うがここでステータスのおさらいだ。今回は前と違いしっかりとスキルの説明を見る

「物理的攻撃類」···大抵のスキルならばLvを越えた状態で使用できる
「物理的防御類」···大抵のスキルならばLvを越えた状態で使用できる
「支援類」···大抵のスキルならばLvを越えた状態で使用できる
「サポート類」···能力をあげるスキルならば大抵Lvを越えた状態で使用できる
「魔法的攻撃類」···大抵のスキルならばLvを越えた状態で使用できる
「絶望の王2」···全ての自分に対するダメージを50%カット 痛覚麻痺を取得
「大罪の契約者1/7」···伝説の大罪を契約した者 全て契約すると...?
「ダンジョンマスター」···ダンジョンを操作できる権限を持つ

 ...これ、あれだな。それぞれのスキルが一括されたな。現に支援類のスキルを押すとズラッとスキルが表示された。俺の知らないスキルも入手しているということは魔物を喰らった時に入手したのだろう。絶望の王は何段階あるんだ?大罪の契約者は全て契約とかまずない。ダンジョンマスターなんか、カッコイイが使い方を知らないので放置。...確かにこのステータスなら地上に出たとき何を言われるのか心配だ。確か地上の平均のステータスは500だから俺は化け物だな。レミに注意されていなかったら危なかった。意外と良い奴なのかもな。ステータスを隠すスキルといったら何だ?そう考えるとログから、スキル 隠蔽 が出てくる。これはステータス以外に何でも隠せるようだ。便利だな。....これでどうだ?

...レミ、ステータスを隠したがこれでどうだ?
(...もう少し高く設定したら?)
....どうだ?
(...いいと思う)

 レミからの許可がでた。俺はついに念願の地上に出るべく、急ぎ足で魔方陣の上に立つと淡い紫の光に包まれテレポートした。


◇◇◇


 目の前から光が消える。目を開けるとそこは、一番最初に来たときあのクズ団長がここから出る蛙の魔物は強いので要注意といいながら、一匹も出なかった第三階層だ。かなり上まできたな、俺は慣れた手つきで一階層まですぐに上がる。出口近くまで来ると人の賑わいが聞こえダンジョンの入り口が見えた。俺はすぐさま出ようとしたが、駅なんかに良くある改札口のような物に行く手を阻まれた。ピーーとサイレン音がなる。周りから視線が集まる。

「ちょっと、困りますよー、ちゃんと窓口までいきましたか?」

 そういいながら現れたのは緑髪の小さな空飛ぶ妖精だった。窓口?何いってんだこいつ?

「絶対分かってない顔ですね...入る際に説明してもらってるはずなんですがねー?まぁルーキーには良くあることです。じゃっ窓口いきましょう!」

 ...ここは従った方が得策そうだな。

「今日初めて入ったので入るときに胸が高鳴っていて説明とかはあまり聞いていなかったんです。すいません...」

 敬語は久々に使うな。(蒼空は敬語を使うと気持ち悪い。あと、詐欺師になれる。)うるせいやい。

「やはりそうでしたか!血だらけの服を着ている人は大抵ベテランやそこそこの人なんですけどあなたは初めて見る顔でしたから」
「...もしかして全員の顔覚えているんですか?」
「それはさすがに無理ですよ。今確認できているだけで数千万人位いるんですから。まぁ大体数万人位は覚えていますし、ここ冒険者ギルドは各地に広がっていますからね」

 ここ、冒険者ギルドだったんだな。なんとなく予想はついてたけどいざとなると新鮮だな。酒をジョッキに入れて飲むいかつい男達。傷を負いながらも手にした素材を売ったり、クエストをクリアしたりで金を手にし、喜ぶ奴ら。思った通りとまではいかないがなかなかに騒がしい場所だな。

「さっ!雑談もここら辺にして窓口まで案内するのでついて来てください!」

(...底辺の種族の癖に生意気。全然礼儀がなってない。私の方が敬語使える)
レミさん?腹黒い部分が出てる気がするのですが?
(私は傲慢 人を見下す事が本業)
...そっすか。でも、あぁ見えて結構人気者っぽいから以外とあなどれないかもよ?
(私の方が上)
...もういいや

「ありがとうごさいます」

そういうと俺は妖精の人についていった。

「あぁ忘れていましたが、私はここのギルドマスターであるエアー·コールドです」
「えっ...ギルドマスターさんが何で俺なんかに?」
「私たちのギルドでは親睦を深める事を第一としているので私がこうして前に出ることは良くあることなんですよ」
「へっ...へぇそうなんですか」

 マジかよ。この人ギルマスかよ。唖然としているといつの間にか窓口と呼ばれる場所にたどり着いた。

「つきましたね。では身分を証明できるものをお見せください」

 俺はステータスプレートをとりだ...ないじゃん。俺の壊れたじゃん!俺は焦る素振りを見せずにレミにも褒められたあれを使う。

「いやぁそのですね。実はステータスプレートが魔物と戦っている最中に落としてしまって...」
「そうですか!ステータスプレートを無くす方はかなりいるので安心してください。では新しくギルドプレート作成しますが、ランクは木で間違いないですね?」
「ギルドプレート?」
「そこからでしたか...ギルドプレートとはステータスプレートと違いステータス、ギルドのクエストを確認したり受けたりすることができます。ランクとは木、鉄、銅、銀、金、プラチナ、英雄の7段階に別れていて金以上は貴族と同じ扱いになるんです。ランクをあげるにはクエストをクリアしたり大型や強力な魔物を倒すことで上がります。木、鉄は3日に1度クエストをクリアしないと木にランクが下がります。また銅、銀は1ヶ月に1度クエストをこなすだけでいいです。金以上は取るとランクを失う事はありません。クエストはギルドのロビーの掲示板に張り出されていて、6時間事に更新されます。張り紙には受けることができるランクがかかれているので高いランクは受けることが出来ないので気をつけてください。ここまでで気になる所はありますか?」
「特にないです」
「では最初の発行代として銀貨10枚を頂きます!」

 お金をとる事は予想済みなのでかつてのダンジョンで魔物が持っていた銀貨を10枚だす。...これでいいんだよな?(うん、合ってる)ならいいんだが...

「あら、だいぶ古い銀貨ですねー。珍しいですが、全然大丈夫ですよ。...はい、これがギルドプレートです。ギルドプレートに魔力を注ぐことで個人情報が登録されるので無くすと、悪用される可能性があるので次は無くさないようにご注意ください!」
「はい、ありがとうございます」
「それでは、今回は初めてダンジョンに入ったで間違いないですね?」

 ギルマスさんが眼を赤く光らせてこちらをみてくる。なんだか嘘発見器のようだ。

「はい、間違いないです」
「...わかりました。1回目は素材の引き取りなども除外されるのでもう大丈夫です。初日からお疲れさまでした!今日の泊まる宿は決まっていますか?」
「いや、決まっていたないです」
「では、この街で一番人気の妖精の住み処という宿に滞在してはどうでしょうか?値段もリーズナブルでギルドと連携しているので防犯もバッチリです!」
「わ、分かりました。では、そこの宿に今日は泊まろうと思います」
圧がすげぇ
「ありがとうございます!...わ、私ったらまた...」

 そういうと顔を赤らめてふさぎこんでしまった。

「では、どこにあるのか教えて頂けますか?」
「えっ、あっ、えっと...このギルドを出て真っ直ぐ行き突き当たりの右を曲がり直進すると華美なデザインの建物があるのでそれを目印にしてください」
「分かりました。ありがとうございます。それでは」
「はい、よい一日を!」

 俺は顔がまだ赤いギルマスを背に意気揚々とギルドから出ていった

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