大罪とスキルは使いよう

貝柱

十 大罪

 ミノタウロスを倒し食べられそうな所を落ちていた火打ち石で焼き食べ、剥ぎ取れるものを取り手荷物が多すぎて困っていると、ふとこう思った。これ、代償出したら行けるんじゃないのか?

 蒼空はすぐに手首を切り落とす。もはや、この程度の痛みは痒い程度にしか感じなかった。代償に手をいれると蒼空が願ったスキルを手に入れることができた。 スキル インベントリ を入手しました。表示されたあと、すぐにインベントリについて内容を見る。

「インベントリ」···手に持ったものをなんでも入れられる 入れたときのまま時間が経過することはない 量は無制限 生きている物は不可 入れたものは願えば取り出し可能

 予想以上に便利だ。特に量が無制限というところがいい。試しにミノタウロスから剥ぎ取った斧や肉を入れると ミノタウロスの焼き肉 頑丈な斧 が収納されました。と、ログがでた。今度は取り出してみる。 斧が欲しい そうすると目の前に斧が落ちてきた。便利すぎる。取り敢えず機能も分かったのであらかた収納し、弓は手に持つと灰に変わった。使いきりか?残念だ...そう思い斧を片手に持つ。

 ミノタウロスが守っていたと思われる重いドアの前に立つ。力ずくでドアをこじ開けようとすると、すぐに開いた。ドアを開けた先に待っていたものそれは殺風景な広々とした空間で中央には一人の中学生くらいのスカイブルー色の髪をもつ美少女が手を天井から垂れた鎖で縛られ足はコンクリートのようなもので埋められている。少女はこちらの視線に気がつくとあの声と同じく声で、

「たす...け..て...」

  といった。俺は周りにトラップや魔物がいないことを確認してから少女に近づき斧を首筋に当てた。

「お前は敵か?」
「ちが..う...」
「証拠は?」
「ない...」
「なら、敵だな」
「!?...なんで...」

 蒼空はダンジョンに来てからというものの極度の表か裏かハッキリしないと裏認定してしまうひねくれた性格になっていた。クラスメートに間接的に突き落とされて落ちた先では体を食われ。高校二年生にしてもさすがに仕方がない..のか?

「私はただ..裏切られただけ...あいつさえ...いなければ...」

 俺の耳に聞いたことがあるキーワードがでてくる。聞いたことじゃない、思ったことか、俺自身が。俺は何を思ったのか鎖を斧を使い切断。コンクリの物体は軽く蹴ると壊れた。

「助けて..くれたの?」
「勘違いするな、俺はただ似たような境遇の奴に同情しただけだ」
「フフッ...面白いね..私は...傲慢の剣 レミ·シャルロット...君は?」 
「取り敢えずこれ飲め」

 俺はそういうと魔物からごうだ...拝借したエリクサーを飲ませる。自動鑑定のお墨付きだ。治って欲しいから、ではなく喋るときに苦しそうに止まり、会話が進まないからだ。

「ウグッ...ゴク..ゴク...治った...凄い」
「確か俺の名前だったか?俺は如月蒼空だ」
「へぇ変わった名前」
「お前は何故ここにいる?そしてここから帰る道のりはあるのか?」

 レミは何故ここにいるか詳しくは教えてくれなかったが大体味方が負傷したと聞いてかけつけたところ封印師によって封じ込まれたそうで。そこから、何百年と閉じ込められていたらしい。また、ここからは道の先にある魔方陣の上に立つと帰れるそうだ。お決まりの奴があり本当の意味で安堵する俺。また、レミに聞くと魔方陣の行き先はダンジョンの二階層辺りらしい。もはやここにいる意味などないに等しいので魔方陣の方向へ足を進めると...

「待って!」 
「何だ?俺は地上に戻ってやりたいことがあるんだが」
「私も連れていって...欲しい」
「嫌だね」
「...どうして?」
「俺はこれから魔王を殺しに行く。その時に荷物がいたら邪魔だからだ」
「私は...さっきもいったけど..傲慢の剣...だから、剣にも..なれる」

 そういうとレミは体から淡い光を放ち始め一瞬にして綺麗な日本刀のような形になった。

(言ったでしょ?...私は七つの大罪の一つ傲慢のレミ·シャルロット。貴方が...蒼空が思っているよりもずっと必要な存在になる。だから、連れていって)

 脳に直接響くように聞こえた声。俺は斧では使い勝手が悪かったので剣にもなるレミを連れて行くことにした。しかし、本当の理由としてはレミからあの人の気配が...いや、気のせいか。

「分かった。だか、俺はお前を信用出来ないんだか?」
(私と契約を結めば私は蒼空に害を与える事が出来ないようになる)
「契約はいつでも取り消すことは可能なのか?」
(蒼空の気持ち次第だけど、一度取り消せば24時間のクールタイムが必要になる)
「...分かった。契約しよう」
(!ありがと、今から契約するけどハイかイイエで答えて)
「分かった」
(....七つの大罪が一人 傲慢の剣レミ·シャルロットは如月蒼空と契約を交わし一心同体となる。汝はこれに同意するか?)
「はい」
『七つの大罪 傲慢の剣レミ·シャルロットと契約をと結んだ』ログが表示される。
この契約は後に天地を揺るがすことを蒼空は知るよしもなかった。
(...終わった。これで私は蒼空の所有物)
「言い方が悪いだろ?契約者だろ)
そういうと俺はレミを腰に差し魔方陣へと足を進めた。

(地上に行く前に二つ言いたいことがある)
「何だ?」
(まず、私は念話で話しかけているから声に出さなくてもいい。あと、ステータスを隠した方がいい)

 なるほどね。つまり俺はレミの声が聞こえていても周りからは独り言を話すヤバい奴と思われるってことか、注意しよう。あと、ステータスを隠す必要がなんであるんだ?

(蒼空、ステータスが私も初めて見る位凄い事になってる)

 本当か?俺は疑心暗鬼になりながらステータスプレートを取り出しステータスを表示した。だが、ステータスプレートは発光し始め、鈍い爆発音と共に消えると俺は スキル ステータス確認 とやらを入手した。ステータスプレートが壊れるってどうなってんの?と思ったが今はスキルの確認が先だ。そう思いステータス確認を使うと...


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如月蒼空 Lv1973

種族 ???

職業 ???

攻撃 ?08?17?1384279

防御 ?5787?39?934?9

魔力 ?70?751?015?07

スキル 言語理解 物理的攻撃類Lv8 物理的防御類Lv9 支援類Lv7 魔法系攻撃類Lv5 サポート類Lv7 創造

ユニークスキル 絶望の王2 

称号 女神の祝福 生まれ持った才能 大罪の契約者1/7 ダンジョンマスター

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 は?いや、は?....バグったかな?(バグってない)分かってるよ!現実を見たくないだけなんだよ!こんなステータス馬鹿げてるだろ!いつの日かステータスに悩んでいた俺の気持ちを返せよ!俺の心の叫びはレミ以外に誰も聞こえる事はなかった。


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