exploration

五月雨沙和

exploration 第3話

海都紫苑……
過去に他のSNSで話した事があった。
でもほぼアンチみたいな感じだったから、すぐブロックしたんだけどね。
「さわぁ〜、遅れるよ〜」
早苗に呼ばれて、私は慌てて後を追う。
✼••┈┈┈┈••✼••┈┈┈┈••✼
Seapartyは海を基調としたデザインのステージで、出現モンスターのほとんどが魚の形をしている。
「スコアを稼いだそれぞれの平均が多かった方の勝利。では。」
それだけ言った紫苑は、早々と進んで行った。
「……どうする?」
早苗が聞く。
「とりあえずスコア稼ぎにモンスター数狙う?」
「そうだな。」
私達の作戦は、《最速ゴールよりスコア稼ぎ重視》だった。ゴール早くてもスコアボーナスは貰えるけれど、それだと効率が悪い。
「さっ、はよ行くで〜」
✼••┈┈┈┈••✼••┈┈┈┈••✼
順調にコースを進んで、ゴール手前に来たその時。
「3人とも〜、どう?」
心春ちゃんと出くわした。紫苑はいない。
「紫苑はどうしたん?」
私が聞くと、
「お兄ちゃんは多分どっかでバトルしてると思うよ〜」
と返ってきた。
「ところでポイントどう?こっちは2000いったよ〜」
心春がしれっと言う。
でも、私達は1000くらいしか行ってないのだ。ヤバい、負ける……
「こっ、心春ちゃん?我々と、1000ポイント駆けて直接バトルしないか?」
瑞希が聞く。確かに、心春ちゃんはいくらなんでも初心者。私達3人からしたらきっと勝てるはず。
「いいよ〜」
あっさり許可され、バトルに入る。
✼••┈┈┈┈••✼••┈┈┈┈••✼
[@早苗、@天音、@さわぁ〜すたぁの「すたーらいと☆」VS@ピンクハート♡の戦闘が開始されました]
[行動順:@天音、@さわぁ〜すたぁ、@早苗、@ピンクハート♡]
やはり、心春ちゃんは素早さも遅い。きっとレベルも低いだろう。
最初は、瑞希……@天音のターン。
[@天音 のターン!]
[コマンド:ホワイティ・ヒール]
[結界が貼られ、すたーらいと☆が受けるダメージが5ターンの間、半減。]
僧侶の瑞希は、下手に攻撃に回るよりも、最初のターンは結界をはるなりした方が効率がいい。ゲーム能力が上がってるな……
次は私のターン。
[@さわぁ〜すたぁ のターン!]
[コマンド:fff]
[@ピンクハート♡に1000の固定ダメージが炸裂!]
[3回ヒット!]
[@ピンクハート♡ HP 5000 − 3000]
[@ピンクハート♡ HP 2000]
「あ〜、もう半分ちょっとも削られちゃった〜」
慌てることもなく笑ってみせる心春ちゃん。正直言って、可愛い。
[@早苗 のターン!]
[コマンド:death voice]
[@ピンクハート♡ に呪いがかかり、3ターン後にHPが0になる事になった!]
[ペナルティ:@早苗 は、2ターンの間攻撃コマンドが選べなくなった!]
早苗……攻撃コマンドが選べなくなるなんてペナルティ、マイナス面が多い。でも、そこまでしてでも心春ちゃんを倒したい何かがあるのか……
[@ピンクハート♡ のターン!]
[コマンド:Rain_bow☆]
[3ターン連続で、すたーらいと☆全員にそれぞれ防御力無視の1000ダメージを与える!]
「ターン、エンド☆」
くるっと回ってポーズを決めた心春。可愛い……だなんて言ってたら負けるぞこの試合。
初心者が1000ダメージ……?何があってそうなった……チート?いや、規制強化の中でそれは無いかな。
[すたーらいと☆全員にそれぞれ1000ダメージ!]
[@天音 の結界により、ダメージ半減!]
[全員にそれぞれ500ダメージ!]
[@さわぁ〜すたぁ HP 5000 − 500]
[@さわぁ〜すたぁ HP 4500]
[@天音 HP 5000 − 500]
[@天音 HP 4500]
[@早苗 HP 5000 − 500]
[@早苗 HP 4500]
……ヤバいぞ……

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