ワールド ダメネーション ゲーマーズ(弱肉強食の世界を征服せよ)

かしる@元マナフン

(二章)間違い(13)

ストヘルズ、、
(なんだよ、これ、地面が割れるって、ストルはやっぱり生きてたか。)
ストヘルズ、、
「お前ら、大丈夫か。」
テイラー、、
「我は大丈夫です。」
マドレーヌ、、
「私も大丈夫ですわ、家臣達は転移魔法で移動して重力反転で浮かせておきました。」
ストヘルズ、、
「マドレーヌ、よくやった。」
マドレーヌ、、
「ストヘルズ様!!ありがとうございますですわ!!」
ストヘルズ、、
(さて俺らは翼で何とかなってるが、他の奴らはレベル2000もあるのか、レベル2000以上じゃないと使えないしな、翼は。)



佳良(かよ)、、
「助けて、、、、」
奏斗(かなと)、、
「佳良!まってろ!」
佳良(かよ)、、
「瀬奈と裕翔は!生きてるの?」
奏斗(かなと)、、
「、、、、すまん、、」
佳良は力が抜ければ割れた地面に落ち100%死ぬ状況にあるが、奏斗の言葉を聞いた瞬間に力が抜けそうになる。
佳良(かよ)、、
「瀬奈、、、裕翔、、」
奏斗(かなと)、、
「佳良!しっかりしろ!もうこの地上に残ってるは10人程度だ、あいつが、生きてるなら狙ってくるはず。急いでここからでないと俺らまで死ぬぞ!」
佳良は正気に戻ったのか頭を横に振り、割れた地面の中から必死に出ようとする。
佳良(かよ)、、
「あと少しだ。」
奏斗(かなと)、、
「このまま、持ち上げるぞ!」
だが奏斗の言葉を聞いた瞬間、奏斗の後ろにはレベル4000のストルがいたのである。
佳良(かよ)、、
「えっ、、、他の人は、、」
周りを見るが佳良と奏斗以外はだれもいなかったのである。
奏斗(かなと)、、
「どうした、佳良!あと少しなのになんで力を抜くんだ!」
佳良(かよ)、、
「奏斗、、私、、私、、」
奏斗(かなと)、、
「どうし、、、、うっ、、おぇ、、、」
奏斗が喋ろうと口を開け喋っているとストルが右手で思いっきり奏斗の背中を貫いたのである。
奏斗(かなと)、、
「なんで、、、こい、、つ、、が、、」
佳良(かよ)、、
「か、、な、と、はぁはぁ、はぁはぁ、、いや、いや、、もう、、やめてよ、、もうやめて、、」
佳良は今までにないぐらい泣き叫び、割れた地面の中から出るのを諦め手を放した。
だが次の瞬間、ストヘルズがストルを蹴り飛ばしたのである。
ストヘルズ、、
「俺は、、俺は、、」
ストヘルズ、、
(俺はこんな簡単に人を殺していい世界になって欲しいと思ったのか、、俺はなんて奴だ。)
ストヘルズ、、
「佳良さんだね。俺のせいで仲間が死んでごめん。」
佳良(かよ)、、
「なんで、、謝る、の?」
佳良は泣きながらそう答えた。
ストヘルズ、、
「あとから話すよ。まずは君を救ってアイツをぶっ倒しに行くよ。」
ストヘルズ、、
(俺は間違っていたのかもしれない、、俺はこんな世界になって面白がっていた、、いざ人が目の前で死んで悲しんでいる人を見ると俺のやった事は最低だ。)
佳良を抱っこしすぐに転移魔法を使い、テイラーの元に置いた。
ストヘルズ、、
「俺は戦う。」
ストヘルズ、、
(俺がこの世界を望んだ。そのせいで巻き込まれなくていいやつが巻き込まれた。俺はもう誰も死なせたくない。世界征服をするだが誰も死なず平和に暮らせる世界征服をする。)
ストヘルズ、、
「ストル!よく聞け!俺はお前を殺す!何がなんでも殺す!俺は俺の望んだこの世界の敵を全て駆逐してやる!ストル、いくぞー!」
ストル、、
「、、、、」

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