Lv1でも魔王倒せる説

鏡夜ユノ

第Lv3話 冒険者の書

ルナは続けて、「アビリティ」の説明に入る

「悠さんが、やったこの跡なんですが、、」

そう言って、ルナは切り裂かれた森の方を向いた

「人には『アビリティ=能力』と言うのがあります

一言で言うと、生まれ持った力です

発動には、色んなパターンがあります

それに能力を使えば、同じ攻撃でも、戦い方や攻撃力が、違ってきます

能力があるだけで、悠さんみたいに攻撃値が低い武器でも、ここまでの威力が出せるのです


『成程、、だが俺がやったこれは、余りにも破壊力がやばくないか、、?』

悠は自分がやった斬撃の跡を見て心の中で思った


「ですが、ここまで凄い威力を持つ能力は、初めて見ました!!」

ルナは驚きを隠せないと同時に、興奮してるようにも見えた

改めて、俺は自分の能力が気になり始め、なんとか確認出来ないのか聞いてみる事にした

「自分の能力がなんなのか、どうしたら分かるんだ?」

「それは、これがあれば見れますよ!
自分のステータスや能力、Lv、を確認する事ができるアイテムです!」

そう言ってルナは腰にまいている、道具入れみたいな所から、カードを取り出した

「カード?それは一体なんなんだ、、?」

「これは『冒険者の書』です

これがあれば、自分の能力やステータスを確認する事ができ、冒険者ギルドに行くと、貰える物です」

ルナはその冒険者の書にあるボタンらしき物を押した

空間にステータスと思われる文字が、次々と書かれていく


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名前    ルナ・フィリア       『職業/僧侶』Lv145
¯¯¯¯¯¯¯¯¯¯¯¯¯­­¯¯¯¯¯¯­­¯¯¯¯¯¯¯¯¯¯¯¯¯
・体力(HP)           ︎ 2402/2402

・魔力(MP)             ︎   643︎/643

・防御力                        202/202

・攻撃力              ︎ ︎ ︎       /52

・魔法攻撃力       ︎ ︎ ︎      /5

・回復力               ︎ ︎ ︎      /894

・身体能力           ︎ ︎ ︎      /14

・アビリティ(能力)

*「ヴァルキリールルリエ」

c 152,213
¯¯¯¯¯¯¯¯¯¯¯¯¯¯¯¯¯¯¯¯¯¯¯¯¯¯¯¯¯¯¯¯
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「恥ずかしいですが…//////、これが私のステータスです、、」

ルナは少し顔を赤くしながら冒険者の書を見せてくれた

『成程……これが冒険者の書か……
Lvにステータス、能力に、お金も細かく書かれている、、つかルナのLv俺と比べて結構高くないか?、、』

「悠さんは持ってないんですか?」

ルナは不思議そうに、のぞき込む

「え?、でも俺はその冒険者ギルドに行った覚えはないけど、持ってるのかな?、、」

そう言いつつも、身に着けてる物を探してみる

目覚めた時に1度確かめたが、1つだけ見てない所があった

それは腰に付いている道具を入れれる所だ

悠は道具入れの中に手を入れ、何か入ってないか確かめると、なにやらカードの形をした物が指先に当たるのを感じた

それを取り出すとルナと同じ物が出てきた


「いや、あるんかい、、」
「ありましたね、、」


2人の息が揃ったかのように呟く

一体目覚める前の俺は何してたんだ、、

そう思いながらも冒険者の書を見てみた 

『確か、ルナがここを押して、、』

そうすると、悠の冒険者の書からさっきのように、空間に文字が書かれていく


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名前   ハクヤ・ユウ      『職業/なし』Lv1
¯¯¯¯¯¯¯¯¯¯¯¯¯­­¯¯¯¯¯¯­­¯¯¯¯¯¯¯¯¯¯¯¯¯
・体力(HP)           ︎ ︎  95/95

・魔力(MP)             ︎ ︎       3/3

・攻撃力              ︎ ︎ ︎         /2

・魔法攻撃力       ︎ ︎ ︎     ︎ /1

・回復力               ︎ ︎ ︎     ︎/0

・身体能力           ︎ ︎ ︎     ︎ /999   (MAX)

・アビリティ(能力)

*「エーテルステーク」

c 4,200
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自分のステータスを見てみるとLv1とは思えない数値に目が止まる

「あれ?他の数値に比べて、身体能力の数値だけMAXになってないか!??、、、」

ルナに聞いてみるが、ルナも驚いている様子

「身体能力はLvと関係なく上がりますが、、MAXなんて初めて見ました、、、」

「そーなのか?」


『まぁーでも、目覚めて剣を降った時も剣術なんて知らなかったけど、体が覚えていたし、やっぱり目覚める前の俺が気になる、、

それにこの「エーテルステーク」って言うのが、この森を切り裂いた能力か??』


「エーテルステーク、、聞いた事がありません、、、

悠さんさえよければ…その、私の住む街へ来てみませんか?

もしかすると、お父様ならなにか知っているかもしれません!」


『まぁ、別にする事も無いし行ってみるか』


悠は情報収取もかねて、ルナの誘いにのった

「でも、いいのか?こんな何者かも知らない俺をそこまでしてもらって、、」

悠は畏かしこまって言った

「いいんです!悠さんは、私の命の恩人ですから!!」

ルナはニコッと笑顔でそう言った





これから悠とルナは、ドリュドと言う森を抜け、ルナの住む街「クレラの街」へと向かうのだった。













ステータスのMAX値 

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名前    名無し      『職業/なし』Lv1000
¯¯¯¯¯¯¯¯¯¯¯¯¯­­¯¯¯¯¯¯­­¯¯¯¯¯¯¯¯¯¯¯¯¯¯¯¯¯¯¯¯¯¯¯¯
・体力(HP)                       /9999  (MAX)

・魔力(MP)             ︎ ︎     /6000  (MAX)

・攻撃力              ︎ ︎ ︎  ︎/999    (MAX)

・魔法攻撃力       ︎ ︎ ︎ ︎/999    (MAX)

・回復力               ︎ ︎ ︎   /5000  (MAX)

・身体能力           ︎ ︎ ︎   /999     (MAX)

・アビリティ(能力)

*最高でも4つまで

c 無制限
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