学生時代

Me-ya

恋と嘘と現実と 4

「うん…あ、いや、綺麗な顔をしているよな、治夫って」

…何を行っているんだ、僕ってば…。

………ほら、治夫が呆れたような顔をして僕を見ているじゃないか。

「俺に惚れて、抱かれる気になったか?」

……………………。  

………いや。

いやいやいやいやいや。

ないないないないない。

流石に、それはないわ。

「抱く方でもいいぞ」

はあ~………。

それこそ有り得ないから。

「俺はどっちでもいいからさ」

………いやいやいやいやいや…。

治夫はよくても、僕が嫌だ。

……ていうか…。

「…そもそも男同士って…その…できんのか?」

素朴な疑問を口にした僕に、治夫はニヤリと嫌な笑みを浮かべた。

………う、嫌な予感。

「なんだ、知らないのか?男同士はな、○○○を△△の××に□□して◇◇◇◇するんだよ」

………ぎゃあーっ!!

聞くんじゃなかった!!

「ヤってみるか?男同士ってヤってみるとハマるって言うぜ」

いやいやいやいやいや…。

遠慮します。

「なんだ。残念」


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