学生時代

Me-ya

僕の家へ 6

言葉に言い表す事もできないほどの痛さに、僕は涙目になり蹲る。

…おま…っ…この場所が男にとってどんなに大切な場所か知っているのか!?

子供ができなくなったらどうしてくれる!!

…との意味を込めて寧音を睨んでやろうとして顔を上げたが、般若のような顔で僕を睨んでいる寧音の眼差しに逆に、ビビってしまった。

「何、考えているの!!…まさか、こんな事の為に私に勉強を教えてくれって言ってきたんじゃないでしょうね!?」

寧音は腰に両手を当てて、睨んでいる。

…うっ…恐い…。

股間を押さえて蹲っている僕を睨んで、プリプリ怒り続けている。

「…全く!!……おかしいと思ったのよ、隼人が勉強を教えてくれなんて……」

僕は言葉もなく、項垂れる。

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