学生時代

Me-ya

僕の家へ 5

いきなり抱き付いた僕に驚いたのか、寧音が悲鳴を上げた。

僕も勢いで寧音に抱き付いたものの、それからどうしたらいいのかわからず固まったまま。

……でも、柔らかい………。

いい香り………。

その時。

頭の中に治夫の囁き………ゲフンゲフン、悪魔の囁きが聞こえてきた。

『キス、しちゃえよ』

その誘惑に抗う事は難しく。

寧音にキスを………。

しようと目をつぶり、唇を突き出した途端。

ドゴッ!!

寧音の右足が躊躇う事なく、僕の急所を蹴り上げた。

「~~~~~~~~~~~っ!!」

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