お姉ちゃんが大好きな妹です!シスコンでなにか問題ありますか?
一話 男性アレルギー
「あんり会長〜」
「なんですか?」
はぁ、私の妹ってたまに怖くなるんだよな。
愛想が良すぎて……。
「最近、男子高の人が下校時になると校門の周りに来て女子生徒をナンパしてるみたいなんです!」
「ナンパくらい他っとけばいいような」
「それが、ここの学園は男性との恋愛禁止なんですよ?と言うかこの学園に通ってる人はわけありなんですよ?」
「まぁ、確かに。でも、男の先生なんていないし」
「そこをどうにか。もう鬱陶しくて」
私は、妹と目が合った。勘的に嫌な予感がする。
「お姉ちゃん、私が囮になるか、お姉ちゃんが男装するかどっちがいい?」
おいおい、男装って。意味わかんないし。
「どっちもヤダ」
「じゃあ、私が囮になるよ。愛想だけが取り柄だし」
はぁ、何かあってからじゃ遅いじゃんよ。
「わかった、男装するよ」
「ありがとう、お姉ちゃん!早速今日からね」
「待って!服は?髪型は?私髪肩くらいあるけど?」
「服は去年つかった男装コンテストの服がある。それと髪型は、オールバックかワックスで髪を立てるか」
やりたくないよ〜!妹の顔はやる気満々だし。
「あ、でも副会長ってオールバックが似合いそうですよね?」
「それもそうだね。お姉ちゃん、オールバックね」
もうどうにでもなれ。
***
はい、男装しました。男装させられました。
男装させたのが妹じゃなければボコボコにする。
今校門の前にいる。
ちょっとまって!男装しても意味ないような気がするけど。
男子高の奴らが群がってる。あ、でも7人か。
これなら、何とかいけるかな?
「ねぇねぇ、そこの人たち」
妹の声だ。よからぬことを考えてるに違いない。
『なに?』
「私この学校の生徒会長なんですが、最近男子高の人たちがうろついていて気持ち悪いって苦情があるんですけど」
『あ?』
「だから、気持ち悪いって言ってるんです!」
あんりはバカすぎる。あんなこといったらやばい事くらい分かるだろ。
「きゃッ!」
あ!あんりの肩に男が触る。
「じゃ、あんたが俺らの欲満たせてくれるのかよ?」
「触らないでっ!気持ち悪い!」
「はぁ⁈」
私は気づけばあんりを抱き寄せていた。
「俺の彼女に手ェだすのやめてくんない?ってゆーか、まず可哀想な奴らだな。ナンパしないと彼女できないんだろ?」
「お前、女の前だからってカッコつけんなよ!」
「私も女だけど?名前も教えとこうか?そうだ自己紹介するよ。鬼九連中学校出身の山田莉子。よろしくねっ★」
「鬼九連中学校?ってあの?山田莉子って、合気道で全国大会で毎年優勝してた?」
「せーかい!」
「な、なぁ、も、もう行こうぜ?」
「おう」
男達はもう行った。私はイライラしててそのまま校門においておいた二人分のカバンを持って、あんりの手を引いて帰る。
家に着くと、二人の部屋に連れてき布団に強引に押し倒す。
「なぁ、簡単に触られてんなよ!あのまま私がいかなかったらあんりどうなってたかわかんないんだよ⁈もうちょっと自分の行動に責任持てよ!」
私は怒鳴る。あんりの頬に涙が伝う。
「お姉ちゃん、ごめん」
私は、あんりの制服を脱がす。決してやましい事をするわけではない。
ただ、あんりの肩をみる。
やっぱり。
「あんり、前から思ってたけどお前男性アレルギーだよな?」
あんりは目を逸らす。
私は優しくあんりを抱きしめる。
「なんですか?」
はぁ、私の妹ってたまに怖くなるんだよな。
愛想が良すぎて……。
「最近、男子高の人が下校時になると校門の周りに来て女子生徒をナンパしてるみたいなんです!」
「ナンパくらい他っとけばいいような」
「それが、ここの学園は男性との恋愛禁止なんですよ?と言うかこの学園に通ってる人はわけありなんですよ?」
「まぁ、確かに。でも、男の先生なんていないし」
「そこをどうにか。もう鬱陶しくて」
私は、妹と目が合った。勘的に嫌な予感がする。
「お姉ちゃん、私が囮になるか、お姉ちゃんが男装するかどっちがいい?」
おいおい、男装って。意味わかんないし。
「どっちもヤダ」
「じゃあ、私が囮になるよ。愛想だけが取り柄だし」
はぁ、何かあってからじゃ遅いじゃんよ。
「わかった、男装するよ」
「ありがとう、お姉ちゃん!早速今日からね」
「待って!服は?髪型は?私髪肩くらいあるけど?」
「服は去年つかった男装コンテストの服がある。それと髪型は、オールバックかワックスで髪を立てるか」
やりたくないよ〜!妹の顔はやる気満々だし。
「あ、でも副会長ってオールバックが似合いそうですよね?」
「それもそうだね。お姉ちゃん、オールバックね」
もうどうにでもなれ。
***
はい、男装しました。男装させられました。
男装させたのが妹じゃなければボコボコにする。
今校門の前にいる。
ちょっとまって!男装しても意味ないような気がするけど。
男子高の奴らが群がってる。あ、でも7人か。
これなら、何とかいけるかな?
「ねぇねぇ、そこの人たち」
妹の声だ。よからぬことを考えてるに違いない。
『なに?』
「私この学校の生徒会長なんですが、最近男子高の人たちがうろついていて気持ち悪いって苦情があるんですけど」
『あ?』
「だから、気持ち悪いって言ってるんです!」
あんりはバカすぎる。あんなこといったらやばい事くらい分かるだろ。
「きゃッ!」
あ!あんりの肩に男が触る。
「じゃ、あんたが俺らの欲満たせてくれるのかよ?」
「触らないでっ!気持ち悪い!」
「はぁ⁈」
私は気づけばあんりを抱き寄せていた。
「俺の彼女に手ェだすのやめてくんない?ってゆーか、まず可哀想な奴らだな。ナンパしないと彼女できないんだろ?」
「お前、女の前だからってカッコつけんなよ!」
「私も女だけど?名前も教えとこうか?そうだ自己紹介するよ。鬼九連中学校出身の山田莉子。よろしくねっ★」
「鬼九連中学校?ってあの?山田莉子って、合気道で全国大会で毎年優勝してた?」
「せーかい!」
「な、なぁ、も、もう行こうぜ?」
「おう」
男達はもう行った。私はイライラしててそのまま校門においておいた二人分のカバンを持って、あんりの手を引いて帰る。
家に着くと、二人の部屋に連れてき布団に強引に押し倒す。
「なぁ、簡単に触られてんなよ!あのまま私がいかなかったらあんりどうなってたかわかんないんだよ⁈もうちょっと自分の行動に責任持てよ!」
私は怒鳴る。あんりの頬に涙が伝う。
「お姉ちゃん、ごめん」
私は、あんりの制服を脱がす。決してやましい事をするわけではない。
ただ、あんりの肩をみる。
やっぱり。
「あんり、前から思ってたけどお前男性アレルギーだよな?」
あんりは目を逸らす。
私は優しくあんりを抱きしめる。
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