404話 新しい魔法の被害②

その後直ぐに学園につき、2人を送り出した

ベル《今日1日この見た目だけど、学園長には話しておいたほうがいいかな？》

ピクシー《そうですね、学園長に話しておいて先生達に適当に伝えてもらいましょう》

ベル《じゃあ俺はまず学園長室に行きますか》
『学園長へ 念話〔ちょっと話したいことあんだけど、学園長室言っていいかにゃ？〕』

システィーナ学園長〔別にいいけどにゃってどうしたの？〕

ベル〔今からこれの理由をはにゃしに行くにゃ〕

システィーナ〔なんか大変そうね、じゃあ学園長室で待ってるわ〕

ベル〔了解にゃ〕
(なんかにゃがさっきより多くなってる気がする)

すぐに学園長室へ向かった

ｺﾝｺﾝ

ベル「失礼しますにゃ」

そう言って学園長室に入った

システィーナ「……ベル君…だよね？」

ベル「はいにゃ」

システィーナ「その耳としっぽどうしたの？」

システィーナの目は点になっていた

ベル「にゃんか朝馬車で学園に向かってる途中で魔法がかけられてこうなったにゃ」

システィーナ「そうなんだ、その魔法に悪意はあったの？」

ベル「わかんにゃい、でもこの魔法はこの耳としっぽ以外は特ににゃんの問題もにゃいにゃ」

システィーナ「悪意は無かったのね、じゃあ術者はわかってるの？」

ベル「まだ調査中にゃ、でもすぐ見つかると思うよ」

システィーナ「なら良かったわ、私達学園側は学園内で起こった事件でしか動くことができないからね」

ベル「そうにゃんだ、にゃんで？」

システィーナ「過去に通学路でいろいろとめんどくさいトラブルがあったのよ、それ以降から通学路でのトラブルは王国側が担当してくれるようになったのよ」

ベル「もしかして権限の問題かにゃ？」

システィーナ「なんで分かるのよ」

ベル「にゃんとにゃくです」

システィーナ「このトラブルの話を知りたいの？」

ベル「じゃあその通学路上で起きた事件を王国側が担当するようににゃったとこだけ」

システィーナ「わかったわ、変わる前はまず学園が調査して解決に向かうんだけど、その事件の時もいつものように学園が調査したんだけど、そのトラブルが学園では解決できないような事だったの」

ベル「高位の貴族が絡んできたのかにゃ？」

システィーナ「そう、この学園は王国がサポートしてくれてるとはいえ、さすがに公爵家とかの高位の爵位を持つ相手には何も出来ないの、だからそのトラブルの時も犯人が誰かわかったんだけど、相手が悪くて捕まえることが出来ず最悪の結果を迎えたわ」

ベル「そのトラブルって結局にゃんにゃの？」

システィーナ「今はないんだけど、とある公爵家の娘さんが誘拐されて殺されたのよ」

ベル「じゃあ最悪の結果って」

システィーナ「そう、その時はまだ学園の権力が弱くて太刀打ちできない相手がその子を攫い、対応できないと困っていた時に殺されたの、その結果その子の親御さんが学園を潰しに来たのをきっかけに王国が通学路でのトラブルに対応するようになったわ」

ベル(今更だけどにゃんで俺はこのはにゃしを聞いたんだろ？)
「もしかして通学路上のトラブルにすぐ対応できるように朝と帰る時は色んにゃところに王国騎士が待機してるの？」

システィーナ「そうよ？知らなかったの？」

ベル「知らにゃかった！」

ベルが驚いたように答えると、システィーナは呆れたように笑っていた