転生して進化したら最強になって無双します

エルナ・アストル

383話 2人の治療

次の投稿からは何も無ければ通常通り4日後の18日です




テレス達と別れてミラくんとヘングルくんを屋敷の部屋のベッドに寝かせたあと

ベル(よし、とりあえず)
『分身 1』

目の前に分身を作り出した

ベル「学園長に放課後どうしたらいいか聞いたら、準備室で待機しておいて」小声

分身「了解、めんどくさいことやらされたくないからさっさと消えるよ」小声
『転移』

分身は転移で学園に戻った

ベル「じゃあやりますか、まずはミラくんからね」
《補助お願いね》

ピクシー《わかってますよ、慎重にやらなければ最悪ミラくんという存在が消えてしまいますから》

ベルが今からやろうとしていることは朝話していたこと、やることはただ1つ、ミラくんとヘングルくんがご飯を食べたあとすぐに眠ってしまう原因を治療すること。
これを治療するには生物の中に存在するあらゆるデータの中の、食事による魔力への変換の数値を正常に戻すしかない

ベル《とりあえずやる前に聞くけど、数値を変えたらすぐ起きるの?》

ピクシー《いえ、今から変更したとしても、変更内容を反映するのに1時間ほどかかります》

ベル《今やってる分は変更後もそのままって感じ?》

ピクシー《そうではなく、変更内容によって変化する体の最適化ですね》

ベル《最適化?》

ピクシー《今のお2人の体の状態を簡単に表すと、食べたものから吸収される魔力が極端に少ない状態です、その為素早く魔力へ変換するために体を睡眠状態にして魔力へ変換します》

ベル《寝たら魔力への変換が早くなるってこと?》

ピクシー《はい、魔力への変換速度が起きている時に比べると眠っている状態の方が約2倍程早くなりますよ》

ベル《それって普通の人でも?》

ピクシー《はい、ただ魔力への変換だけしか早くならないので、食べた物を消化できずに消化不良を起こしやすくなるのでおすすめはできません》

ベル《じゃあ今のミラくんとヘングルくんは悪い状態?》

ピクシー《体には悪いですが、魔力への変換速度が早くなっているので一概に悪いとは言いきれませんね》

ベル《でも治す方がいいんでしょ?》

ピクシー《それはもちろん》

ベル《じゃあ治そうか、最適化の続き教えて》

ピクシー《わかりました、食べた物から吸収される魔力を正常な数値に戻すことによって体に発生する負担を軽減するための最適化です》

ベル《もし最適化しなかったらどうなるの?》

ピクシー《魔力回路が爆発して一生魔法が使えない体になり、魔素が存在する空間では生活できなくなります》

{魔素とは空気中に存在する魔力の元となるもの、これを呼吸などで吸い込むことによって魔力へ変換することもできる。その他にも色々用途はあるが今は割愛}

{作者 これに似た説明を過去にしていたらすいません、その場合は上の説明で上書きしてください}

ベル《それってこの世界では生活できないってことじゃん》

もちろんアクルノスの空気中にも魔素が含まれている

ピクシー《はい、なので最適化を行わないと死んでしまいますよ》

ベル《なるほどね、じゃあミラくんとヘングルくん2人の体は大罪スキルのせいでバグってるでしょ?》

ピクシー《ですね》

ベル《もし……もしだよ?既に前例があるから確認だけど、バグって最適化が起こらないとかないよね?》

ピクシー《念の為確認します、少々お待ちください》

ベル《お願い》

ピクシーは数十分の間、ミラくんとヘングルくんの体を確認していた

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