転生して進化したら最強になって無双します

エルナ・アストル

349話 あれを作る

最近やりたいことが多すぎて困る

あとサブタイトルは適当……いいのが思いつかなかった




視点は分身のベルへ移り、あれを作りに来た

ベル分身「さてやりますかね、まず何したらいい?」

ピクシー《夕焼けや月…あと星空が見えるように作るのでしたら外がいいですね、まずは予定地が2階ということなので土台から作りましょう》

城の2階は正面左側は住み込みの使用人達の部屋があり、反対側は基本空き部屋だが数箇所は重要な部屋が存在する

ベル《土台ね、じゃあ土台も城の1部として作っていい感じ?》

ピクシー《外見を気にするのであればそれがいいでしょう》

ベル《なら城と同じ素材を地面にぶっ刺せばいいかな?》

ピクシー《突き刺さして固定しなくても土台を少し埋めて城自体にくっつければ問題ありません》

ベル《それもありか、じゃあ報告してからやりますかね》
『念話 ハデスへ〔ハデス、今からここに2階までの土台とその上に露天風呂建てるから一応安全のために人を近付かせないようにしてくれる?〕』

ベルが今作ってる"あれ"とは露天風呂のことだった

ハデス〔…そこですね、わかりました。城の前後に数人の見張りをつけておきますね〕

ベル〔お願い、じゃあ今から10分後に作業を開始するからね〕

ハデス〔分かりました〕

その後ハデスは数人の人を集めて見張りば所へ向かわせ、ベルは宣言通り10分後に作業を開始した

ベル「まずは地面にそこそこの穴を開けて……城と同じ素材の土台を設置し……さらにその土台と城を合体させて土台は完成っと」

ベルは10秒もしないうちに土台を完成させた

ベル「次は?」

ピクシー《続いては囲いと仕切りの設置ですね、高さが高さなので囲いは必ず必要です》

ベル「囲いってどんな感じがいいの?」

ピクシー《落ちないためというのと、下から見えないようになので簡単なものでいいでしょう》

ベル「下から見えないようにってやつ特殊な結界とか認識阻害とかで代用できないかな?」

ピクシー《できますよ?》

ベル「ならそれで行きたい、一応夜の街も見えるようにしたいからね」

ピクシー《そういう事ですか、でしたらお風呂を仕切る壁と壁の間に結界で張り、崖側を塞ぐというのはどうですか?》

ベル「せっかく露天風呂作るなら風が通るようにしたいんだけどどうしたらいい?」

ピクシー《転落を防止するなら結界が最適ですが……でしたら生き物のみを遮断する結界はどうでしょうか?》

ベル「…それありだね、じゃあその結界に生き物のみを遮断する効果と外から内側が見えなくなる効果をつければいいかな?」

ピクシー《はい、ただその場合天井もつけないといけませんけどね》

ベル「それもそうか……でも万が一のために天井は開けておきたいんだけど、どうしたらいい?」

ピクシー《覗き見防止のために天井をつけないんですか?》

ベル「本当はつけたいんだけどね?もし扉が開かなくなった場合に出口が無くなるからいつでも飛び出れるようにしたいの」

ピクシー《はぁ……そんなことをするのであれば内側に魔法具を設置して、緊急時にそのボタンを押して外に知らせるようにすればいいのでは?》

ベル「ハッ!その手があったか!」

ピクシー《マスターはアホですか?》

ベル「アホとは失礼な!」

ピクシー《元々地球に住んでいてインターホンのような機能にすら気づけない時点でアホですね》

ベル「……確かにインターホンはだいたいどの家にもついてるから言い返せないけど、アホは酷くない?」

ピクシー《確かにアホは言いすぎましたね、正しくはマヌケですね》

ベル「…それ一緒だから!」

ピクシー《ごめんさない、遊び感覚で少しマスターを小馬鹿にしたいと思いまして》

ベル「ならいいけど、じゃあ天井つけて中にインターホンつければ良いんだよね?」

ピクシー《はい、天井を張ることによって上層の窓を塞ぐ作業を無くすことができます》

ベル「なるほど、じゃあとりあえずここを囲う感じで結界張るよ」

土台の上に4方向を塞ぐ結界を張った

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