334話 生徒達に説明をする②

1人目の質問が終わってからさらに8人の質問をベルが答えたが、質問の内容はすべてつまらないものばかりだった
{つまらないものとは好きな食べ物だったり、好きな色だったり、恋人はいるのかだったり普通の質問}

システィーナ(なんかつまらないわね)
「じゃあ最後は君！」

生徒10「はい、1つ目の質問で武術も魔法も先生達では教えることがないと言ってましたが、ベルド先生はどのくらいの強さなんですか？」

システィーナ「どんなふうに知りたい？」

生徒10「僕は問題ないんですが、他の5年の生徒が不満のある人が少しいるようなのでわかりやすく強さがわかることならなんでも」

システィーナ「なるほどね、じゃあベルドくんが先生になるのは確実だから、武術はベルドくんの授業の時にでもゼルク先生と模擬戦でもしてもらって確認してね、だから今は魔法だけでいいかな？」

生徒10「多分大丈夫です」

システィーナ「わかったわ、じゃあ適当に魔法使ってあげて」

ベル「じゃあ適当に」
『ファイアボール』
『ウォーターボール』
『ウィンドボール』
『アースボール』
『ライトニングボール』
『ホーリーボール』
『シャドウボール』

ベルは1つ約0.5秒の感覚で魔法を出していくと

システィーナ「ストップ！ストップ！」

ベル「どうしました？」

システィーナ「多いよ！」

ベル「そうですか？まだ予定の半分も出てませんけど」

システィーナ「いったいどれだけ出すつもりだったのよ」

ベル「ランクの低いものから順番にざっと100種類ほど」

システィーナ「だから多いんだって」

ベル「じゃあこれで終わりってことで」
『今出した魔法をなかったことに 反転』ﾊﾟﾁﾝ

ベルは指パッチンをして瞬時に魔法を消滅させた

システィーナ「今のでベルドくんの実力もわかったと思うし今はこれでおしまい、教えてもらう日とか時間は5限目の最初に先生達に伝えてもらうつもりよ。だから今日は解散！」

ベル〔こんなに早くていの？〕

システィーナ〔え？そんな時間余ってる？〕

ベル〔はい、まだ30分ほど余ってます〕

システィーナ〔じゃあ余った時間で少しだけゼルク先生と模擬戦でもして、その後に時間が余ってたらベルくんと模擬戦したい人を集めて戦ってもらていい？〕

ベル〔俺は別に構いませんけど、ゼルク先生がなんて言うかですよ？〕

システィーナ〔じゃあ聞いてきてもらえる？〕

ベル〔今ですか？〕

システィーナ〔今すぐよ〕

ベル〔はーい〕

ベルはめんどくさそうに返事をして、ゼルク先生の下へ移動した