転生して進化したら最強になって無双します

エルナ・アストル

328話 学園へ行く⑧

とあるゲームの影響でスクロールを誤字ってスクロースになることがある(笑)




ベルは無限収納の中に念話のスクロールを作成して取り出した

ベル「これどうぞ」

システィーナ「え!?これって確かスクロールって言うやつよね?」

ベル「はい、念話のスクロールですよ」

システィーナ「またピンポイントにいいもの持ってるのね、いったいこんなものどこで取ってきたの?」

ベル(やっぱり聞いてきたね)
「少し前にハルさんにいらないからってもらいました」

システィーナ「あの人ね、普段は一体何をしているのやら……本当に貰っちゃっていいの?」

ベル「はい、俺もテレス達も念話は使えるので遠慮せずに使っちゃってください」

システィーナ「そうは言っても……これを使う価値がある人はもっといると思うよ?」

ベル「かもしれませんね」

システィーナ「じゃあもっとふさわしい人に渡さないと」

ベル「じゃあ聞きますよ?」

システィーナ「何を?」

ベル「もしミラくんとヘングルくんが誰かにブレスレットを奪い取られて力が暴走するとします、もしこうなった場合誰が止めるんですか?」

システィーナ「そんなのベルくん以外いないわよ」

ベル「ですよね、じゃあもし俺がいない時にそれが起こった場合どうします?」

システィーナ「どうしようもないわね、私達先生や生徒が束になっても敵わなそうだし」

ベル「そういう時のためのこれです、なので使ってください」

システィーナ「はぁ……そこまで言うならわかったわ、ありがたく使わせてもらうわね」

ベル「どうぞ」

システィーナはベルからスクロールを受け取り、中身を読んで念話のスキルを習得した

システィーナ「あら?消えちゃったわよ?」

ベル「スクロールは誰かが1回使うと消滅しますよ」

システィーナ「そうなのね、知らなかったわ」

ベル「知ってる方が珍しいですよ、それと使い方は分かりますか?」

システィーナ「ベルくんから一方的には受けたことあるけど、送り方は知らないわ」

ベル「分かりました、送り方は簡単で送りたい相手を思い浮かべながら念話のスキルを使うだけです」

システィーナ「そんなに簡単なの?」

ベル「スキルだからですよ」

システィーナ「念話ってスキルがなくても使えるの?」

ベル「はい、スキルがなくても一応使えますが難しいですよ?」

システィーナ「どうやるの?」

ベル「まず送りたい人がどこにいるかを魔力感知で探します、次にその人と魔力を繋いで声を送るだけです」

システィーナ「聞くだけだと簡単そうだけど、それのどこが難しいの?」

ベル「まず送りたい人の魔力を覚えて、そこから世界のどこにいるか分からない超広範囲の中から魔力感知で特定の人を探し出さないといけません。なので1番難しいのは魔力を感知するところです」

システィーナ「私は感知した魔力が人ってことしか分からないけど、これが誰の魔力ってわかるの?」

ベル「はい、人間と魔物の魔力が違うように、人それぞれ魔力が違いますよ」

人間と魔物の魔力は性質が違う
{魔力の性質が違うため魔力感知や探索サーチを使うと簡単に人間と魔物を見分けることが出来るよ}

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