転生して進化したら最強になって無双します

エルナ・アストル

306話 メンバーに魔法を教える③

ベルの投げた槍は現在地から約10kmくらい遠くの地面に刺さっていた

ノビラ「遠眼を使えばあの距離でも簡単に見ることができるってことだな?」

ベル「はい、なんなら私でも見えますよ?」

ノビラ「…聞き捨てならないことを聞いた、お前にできるなら俺にできないわけないよな、目に身体強化をかける感じでいいんだよな?」

ベル「はい、ただ慣れるまでは酔ったりするかもしれませんが頑張ってください」

ノビラ「任せろ!」

そう言ってノビラは真剣に遠眼の習得に取り掛かった

ベル「じゃあギンさんにはサーチでしたね」

ギン「そうだな、どうやるんだ?」

ベル「まずサーチを初めて使う際は魔力の調整が難しいのでちょっと離れましょうか」

ギン「わかった」

ベルとギンはその場から約10mほど離れた

ベル「じゃあやりましょうか、まずサーチは自分を中心として魔力を薄く伸ばしていきます」

ギン「魔力を薄く伸ばす?もっと簡単なさっき言ってたみたいなイメージはないのか?」

ベル「……だったら」
『無限収納 バケツ』
『バケツが空の状態から水を満たした状態へ 反転』パチン

ベルは無限収納からそこそこな大きさのバケツを取り出して水を満たした

ギン「今何したんだ?」

ベル「?普通に空間収納からバケツ出して水を入れただけですよ?」

ギン「ベルも意外とすごいんだな」

ベル「今更ですか?」

ギン「いや、さっき同時に魔法使った時から思ってた」

ベル「そうですか、じゃあこのバケツの水を見ててくださいね」

ギン「わかった」

ベル「じゃあ行きますよ」
『水を1滴』

ポチャン!

ベル「…今バケツの中心から水の波が広がったのがわかりましたか?」

ギン「あぁ広がったな、じゃあそれを真似してやればいいのか?」

ベル「はい、もしもう一度見たい場合は小石を落としても見れますよ」

ギン「わかった」

そのままギンもサーチを習得のために練習を始めた

ベル「今の魔力の1割くらいでできますよ」

ギン「これだと多すぎるのか?」

ベル「そのままだと逆に魔物を呼び寄せますね」

ギン「それはまずいな、もっと魔力を減らす」

そのまま続け

ギン「これだとどうだ?」

ベル「この量だと魔法がある程度使える人にはバレますが、普通の人や知能の低い魔物にならバレずに索敵できますが、もうちょっと魔力を減らすのがいいです」
(ギンは覚えるのが早いね)

ギン「どのくらい減らすとかの目安とかは?」

ベル「サーチって実際使う魔力って1でいいからそのくらい?」

ギン「1!?そんなに低くていいのか?」

ベル「はい、さっき見せたものは水滴を1滴だけで全体に広がりましたよね?」

ギン「確かに、あれと同じ要領でやればいいってことか」

ベル「そういうことです」

そのまま全員ベルに教えられたものを習得して行った

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