284話 学園で話をする⑨

ベル「名前はレミですね」

ベルの妹はレミといい、レーネによって名付けられた

システィーナ「レミちゃんね、多分だけどベル君の妹だから入学試験は首席だと思うからすぐわかるかも？」

ベル(多分じゃなくて確実にそうなると思うけどね、お母さんのサポートだから結構知能も高くしたし)
「まぁその子次第ですけどね、俺はその子が望まなければ無理に勉強させたりしませんから」

システィーナ「それもそうね」

ﾋﾟｰﾝﾎﾟｰﾝﾊﾟｰﾝﾎﾟｰﾝ!

？「職業体験に関わる先生方はこの後会議があるため、会議室にお集まりください」

学校全体に放送音魔法の声を遠隔で飛ばせるものでが流れた、どうやら試験は少し前に終了したようだ

システィーナ「呼ばれたわね。じゃあ最後に聞いておくわね、ベル君は先生になってくれるのかしら？」

ベル「いいですよ……ただし！、俺がこの学園に通っている間と、俺が引き取った子供がいる間だけですよ？」
(あと7年先生やることになりそうだね)

システィーナ「それでもいいわ！」

ベル「一応聞いておきますね、どのくらいに育てればいいですか？」

システィーナ「普通の人がベル君の教えで成長する限界までお願いします」

ベル「じゃあ神も超えますね」

システィーナ「……ほんとに言ってる？」

ベル(本気でやればそうなるんだよね)
「もちろん冗談ですよ？」微笑

{学園長システィーナはベルが帝王なのは知っているが神のことは知らない、あとベルとハルが同一人物なのも知らない}

システィーナ「そうよね、とりあえず無理のない範囲で教えてくれればいいわよ」

ベル「わかりました、できるだけ教えますね。じゃあいつからやります？」

システィーナ「そうねぇー……じゃあ明日全クラスに特別な先生が教えてくれるってことを伝えて、次の日からでどうかな？」

ベル「わかりました、ではこの学園の全ての生徒を集めれて、その全ての生徒が訓練とかできるだけの場所ってあります？」

システィーナ「なにかするの？」

ベル「俺はこんな感じで分身を出すことが出来るので、全学年をまとめてやろうかと」
『多重存在×5』

ベルの後ろに5人並んで分身が現れた

システィーナ「5人いるけどそれぞれ別々にできるの？」

ベル「はい、じゃあ5人ともそれぞれ別々になにかしてみて」

分身×５「はーい」

ベルの分身はそれぞれ火 水 風 土 氷と魔法を使って見せた

システィーナ「分身って稀に使う人がいるけどできて1人なのよ、だから5人も作り出すなんてすごいわね、しかもみんな別々に動けてるし」

分身とは一般的には自分とは別に魔力から作り出したもう1人の自分のこと、ただ分身は魔力によって作り出すため本体の50%ほどしか能力を発揮できない。そして分身は2人だすことによって、50%の力をさらに半分にするため1人25%になってしまう。さらに本体の処理能力考える力に依存するため、2人だとまともに動かないことが多々ある