283話 学園で話をする⑧

ベル「あと3人ですね、1人はいつになるかわかりませんがあと2人は2年後です」

{この間は省略されました}

システィーナ「2年後に2人はわかったわ、でもあと1人はどういうことなの？」

ベル「そのあと1人は人見知りが激しいため、学園に通わせるのが今のままでは難しいと思うからですね」

システィーナ「その人見知りってどのくらいなの？」

ベル「ある程度仲良くなれないとまともに会話もできないレベルですね、これも訳ありですけど」

システィーナ「なるほどね、じゃあその子はどんな訳ありなの？」

ベル(確か学園長には俺が最高神のこと教えてなかったよね？)
「ハルさん経由で別の世界から保護した感じですね」

システィーナ「別の世界から？」

ベル「はい」

システィーナ「じゃあ元々いた世界で何かあったってこと？」

勇者千斗達がいるため別の世界があるという認識になっている、なので驚いたりはない

ベル「ですね、簡単に理由を説明すると出会う人全員がその子を殺しにかかったためです」

システィーナ「随分と物騒ね、そんなに酷かったの？」

ベル「今はもう所持していませんが、世界中の人達が恐れるとんでもないスキルを持っていたためです、なのでその世界の人が悪い訳ではありませんよ」

システィーナ「そういうこと、じゃあベル君にはどうなの？」

ベル「俺や仲間のみんなに対してならちょっとの戸惑いはあるものの、みんなで元気に笑って遊べる程度には慣れてくれていますね」
(ヒナちゃんは助けた補正かは知らないけどある程度すぐに慣れてくれたよね)

システィーナ「ひとりぼっちではないのね、良かったわ」

ベル「はい」

システィーナ「でもどうするのかは考えてるの？」

ベル「一応は、今考えているのは俺の妹と仲良くなってもらって来年一緒に学園に入学させようかと」

システィーナ「そうなのね、でもベル君って妹いたっけ？」

ベル「まぁ妹も……そういうことです」

システィーナ「……そういうことって、まさかその子ももしかして引き取った子なの？」

ベル「ですね」

システィーナ「孤児院の子供を実の親に押し付けたの？」

ベル「押し付けたというか、仕方なくです」

システィーナ「仕方なくってどういうことなの？」

ベル(タルマ兄さんを助けるためだけど少し改変して)
「少し前に俺がお母さんの着せ替え人形にされまして、お母さんから逃げるためにその子を身代わりにしただけです」

システィーナ「そうなのね、じゃあその子は何歳なの？」

ベル(あの子に何歳とかないけど、一応ヒナちゃんに合わせとこうかな)
「7歳ですね、3人のうちのもう1人はまだ6歳ですね」

システィーナ「じゃあ妹さんの誕生日は最近だったの？」

ベル「はい、10月2日ですよ。もう1人の子の名前はヒナちゃんで誕生日は12月10日です」

{ベルが作り出した妹の誕生日は作り出された日になってたりします}

システィーナ「じゃあ2人とも来年ね、それまでに人見知りが少しは治まってくれるといいわね」

ベル「ですね、なので今日帰ったらヒナちゃんと妹を会わせる予定です」

システィーナ「そうなの、ところで妹さんの名前はなんて言うの？」

ベルに妹レーネのために作り出された子の名前を聞いた